履歴書・本人希望欄の書き方まとめ!パート・バイト・在職中などパターン別でポイントを解説

選考に良くない影響を与えてしまいそうと、記入をためらう方も少なくない履歴書の本人希望欄。結論から言えば、本人希望欄に希望を記入しても全く問題はありません。しかし、記入を避けるべき項目もあるので注意が必要です。履歴書・本人希望欄の基本ルールをはじめ、書き方のポイント、パート・バイト・在職中の本人希望欄の例文をご紹介しますので、迷いなく履歴書を作成するヒントにしてみてください。

目次

    履歴書の本人希望欄に書いていい項目・記入を避けるべき項目は?

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    履歴書の本人希望欄には、「書いても問題のない項目」と「記入を避けるべき項目」があります。どの項目が記入OK・NGなのか、記入前に確認しておきましょう。

    「働き方」に対する希望は書いてOK

    • ・勤務時間帯
    • ・シフト(週の勤務日数/希望する曜日など)
    • ・希望職種
    • ・勤務地
    • ・通勤方法
    • ・扶養の範囲内
    • ・入社可能日
    • ・連絡が繋がりやすい時間帯

    上記のような「働き方」に対する希望は、記入しても問題ないと考えられている項目です。また、「企業に対する配慮」とも捉えられる「入社可能日」や「希望連絡時間帯」も、記入して全く問題はありません。

     

    注意したいのは、「希望職種」や「希望店舗」を企業から問われている場合。企業が提示した職種名・店舗名で記入するよう、注意しましょう。

     

    「具体的な労働条件」は記入しないのが無難

    一方、記入を避けるべきと考えられているのは、下記のような「具体的な労働条件」に対する希望です。

    • ・時給/給与などのお金にまつわる希望
    • ・賞与/交通費/福利厚生などの待遇への希望
    • ・募集要項で定められている項目に対する希望(勤務地/職種など)

    これらは全て、求人の募集要項に記載があるはずですので、記入を検討していた方は、今一度、募集要項を確認してみてください。

     

    「募集要項に記載がなく、前もって希望を伝えておきたい」と考えている方であっても、履歴書への記入は控えるべきです。人となりを伝えられていない状態で希望を記入してしまえば、「身勝手な応募者」と捉えられるリスクが生じます。

     

    どうしても気になるという場合は、直接顔を合わせる面接の場で質問をするようにしてくださいね。

     

    履歴書・本人希望欄の書き方のポイント

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    記入時には、どのようなことに気を付けるべきなのでしょうか。履歴書・本人希望欄の書き方のポイントを、4つご紹介します。

     

    希望は必要最低限に留める

    前項では、「記入しても問題のない項目」を複数個ご紹介しましたが、いくら記入OKだからといって、あれこれ希望を並べるのは良識的ではありません。

     

    履歴書・本人希望欄に記入される希望は、一般的に「譲ることのできない条件」として企業に扱われるもの。その希望がいくつもある応募者に対し、企業はどんな印象を受けるでしょうか。きっと、あまり良い印象ではありませんよね。

     

    他の応募者が希望を書いていなければ、希望があるだけで良くも悪くも目立ってしまうものですので、希望は必要最低限に留めるようにしましょう。

     

    希望する理由は添えるのがベター

    人によっては、「どうしても残業はできない」という方や、「この期間中はシフトに入ることが難しい」という方もいるはずです。

     

    このような「譲れない希望」がある方は、希望とあわせて「希望する理由」を記入しておきましょう。条件を希望した背景が見えれば、応募先も配慮したうえで選考を進めてくれるはずです。

     

    「特になし」や「空白」はNG

    本人希望欄に「特になし」と記入する、あるいは「空白」のまま提出することを非常識、と考える企業も一定数存在します。よって、特筆すべきことがないという方は、下記いずれかの文言を記入しておくのがおすすめです。

    • ・貴社規定に従います。
    • ・貴社規定に準じます。

    他の表現が気になるという方は、下記記事もぜひチェックしてみてくださいね。

    希望がない=貴社規定に準じますは間違い?

    先ほど、希望がなければ「貴社規定に準じます」で良いとご紹介しましたが、これはあくまで一般企業の場合。公務員・看護師・保育士・銀行員などは表記が「貴社」ではなくなるため、注意が必要です。「貴社」以外の表記例をみてみましょう。

    • ・学校/大学  →「貴校」「貴学園」
    • ・幼稚園/保育園→「貴校」「貴園」
    • ・病院     →「貴院」「貴病院」
    • ・銀行     →「貴行」

    細かいようですが、このひと手間をかけるだけで応募先に与える印象は大きく変わるはずです。「書く希望がない」という方は、下記記事を読んでおいて損はないでしょう。

    パート主婦の履歴書・本人希望欄のポイントは?

    パート主婦は、何かと希望が多くなりやすいもの。特に小さな子どもがいる方や、扶養内で働きたいと考えている方であれば、本人希望欄に何をどう書こうかと迷うこともあるのではないでしょうか。それぞれの書き方のポイントと、例文をご紹介します。

     

    子どもがいる求職者の本人希望欄・例文

    • 週2日~3日の勤務を希望いたします。通園している子供がおりますが、両親が近くに住んでおり、育児にも協力的なため、急なお休みをいただくことはございません。

    上記は両親の協力が受けられる場合の「シフト希望」の例ですが、子どもを保育園・幼稚園に預けているかどうか、またパートナーの収入などによって、働き方は千差万別です。

     

    しかし、どの家庭にも共有するポイントがあります。それは、「子どもの存在が働くことのネックにならない」という表現をすることです。詳しくは、下記記事からチェックしてみてくださいね。

    扶養範囲内で勤務したい求職者の本人希望欄・例文

    • 扶養範囲内(130万円以内)での勤務を希望いたします。

    扶養の範囲内で働きたい方は、上記のように包み隠さず記入して問題ありません。「社会保険の扶養範囲内」で働くのか、「税制の扶養範囲内」で働くのかなど、年収目安が明確にわかっている方は、記入しておけばより親切な印象を与えることができます。

     

    「扶養の範囲内にも種類があるの……?」と不安に思われた方は、下記記事の確認がおすすめです。

    バイトの履歴書・本人希望欄のポイントは?

    • 勤務時間:大学の講義があるため、平日は19時以降の勤務を希望いたします。
    •      休日はフルタイムでの勤務が可能です。
    • シフト:週3~4日の勤務を希望いたします。

    バイトの履歴書・本人希望欄のポイントは、「どんな働き方をしたいのか」を、わかりやすく表現することです。上記であれば、誰が見てもどんな風に働きたいのかがすぐにわかりますよね。

     

    バイトは正規雇用者よりも、働き方の自由度が高い雇用形態ですので、思い描く理想の働き方があれば記入してみるのも良いかもしれません。ただし、希望は常識の範囲内で収めてくださいね。

     

    その他のバイト履歴書・本人希望欄の例文は、下記よりご確認ください。

     

    在職中ならではの履歴書・本人希望欄の書き方とは?

    • 入社可能日:令和XX年4月1日から就業可能

    在職中の履歴書・本人希望欄のポイントは、「入社可能日」です。

     

    応募先の企業が、在職中の応募者に対して気になっているのは「求めている人材か」「本当に入社してくれるのか」という2点。入社可能日が記入してあれば、すでに退職の意向を示していると受け取ってもらえますよね。

     

    退職予定日をあわせて記入すれば、より一層現実味は増し、転職の意志が固いように映ります。予定が見えている方は、ぜひ記入しましょう。

    履歴書・本人希望欄に「休み希望」は書いていい?

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    「働き方」に対する希望はどうにか働く意欲に結び付きけられそうなものですが、「休み希望」はマイナスな印象にしかならなさそう、と記入をためらう方も少なくないようです。しかし、「休み希望」を本人希望欄に書くことも、問題ないとされています。

     

    ただし、記入しても良い休み希望は、あくまで客観的に見て「やむを得ない」と思うような理由がある場合のみ。「これぐらい休みたいなぁ」という希望を記入するのは、マイナスにしか映りませんので注意してくださいね。

     

    テスト期間中の休み希望や、子どもの学校行事の休み希望の例文をご紹介している下記記事も、ぜひチェックしてみてくださいね。

    履歴書・本人希望欄は正しいルールで記入しよう

    iStock.com/FilippoBacci

     

    履歴書の本人希望欄は、記入しても問題のない項目と、記入を避けるべき項目があります。

     

    「この希望は書くべきなのか、書かずに面接の場で伝えるべきか」と迷った方は、当社サービス「おもてなしHR」のアドバイザーに相談するのもひとつの手です。

     

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