「在職中の履歴書」の書き方!職歴欄・本人希望欄のポイントを押さえよう!

在職中の求職者は、離職中の求職者よりも履歴書の作成に時間をかけられないもの。とはいえ、応募書類に手抜きはNGです。この記事では在職中の求職者に向けて履歴書作成時にミスが起こりやすい「職歴欄」と「本人希望欄」のポイントを、わかりやすくまとめました。転職活動をスムーズに進めるための参考にしてくださいね。

在職中の転職活動は履歴書の職歴欄・本人希望欄に要注意!

在職中の転職活動は、普段の業務と同時に進めるため、何かと抜け・漏れが発生しやすいもの。中でも注意したいのは、履歴書の書き方。在職中の転職活動では、「職歴欄」と「本人希望欄」が特に重要です。

 

履歴書の基本ルールに従っていないと、採用担当者からの印象は悪くなってしまいます。しかし反対に、記入があるだけで印象がアップする場合もあるのです。

 

では、どのようなことに気を付ければ、好印象を与える履歴書に仕上がるのでしょうか。在職中の求職者が押さえておきたい履歴書作成のポイントを紹介します。

参考にしながら、履歴書の作成にあたってくださいね。

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在職中の履歴書「職歴欄」の書き方のポイント

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在職中の求職者が「職歴欄」で気を付けなければならないのは、「現在に至る」と「以上」を忘れずに記入することです。

 

「現在に至る」の記入場所は、最終職歴の1つ下の行。「以上」はさらにその1行下に、右寄せで記入します。なお、最終学歴の下に「以上」を記入する必要はありません。

 

履歴書の学歴・職歴欄に「以上」を記入するのは、採用担当者に情報の終わりを伝えるためですが、特に注意すべきなのは「現在に至る」の書き忘れです。

 

「現在に至る」を書き忘れると、既に退職済み・即入社可能な応募者として選考が進む恐れがあります。この認識がずれると、自分自身と応募先、双方にとって時間がむだになるので書き忘れには十分注意しましょう。

 

記入位置などの書き方が不安な場合は、下記記事もチェックしてくださいね。

ホテル&旅館業界の就職・転職についての記事

在職中の転職活動:履歴書を書くための準備事項

履歴書を書き始める前には、準備が必要です。

詳しくは後の項目で説明しますが、在職中の転職活動では退職予定と入社が可能になる時期を分かる範囲で書くことをおすすめします。

根拠のある予定を記すためには、まず就業規則を確認し、いつまでに退職を申し出れば良いのか調べましょう。仕事の進捗(しんちょく)状況や引継ぎに掛かる時間なども考慮した上で、おおよそのスケジュールを立ててくださいね。

そして履歴書には在籍期間が短かった仕事やパート・アルバイトとして働いた職歴も記入します。これまでの職歴を正確に洗い出すことも忘れずに。

また、今の職場で有給休暇を消化している最中だったり、試用期間中だったりする場合も在職中として記入します。時系列順に整理しておけば、スムーズに履歴書を作成できるでしょう。

なお、以下の記事では在職中の転職活動を成功させるポイントについてまとめて解説しています。併せてご参照ください。

在職中転職活動:履歴書の「本人希望欄」の書き方ルール

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続いて、「本人希望欄」の書き方について、基本的なルールを紹介します。印象を損なわないための重要なポイントなのでしっかり把握してくださいね。

希望は必要最低限に留める

履歴書の本人希望欄は、一般的に「どうしても譲ることのできない希望」として扱われます。つまり、「こうだったらいいな」という程度の希望を、書き連ねる場所ではないのです。

また、給与・賞与・残業・福利厚生などといった労働条件について募集要項で細かく触れていない企業も。これに対し、気になるから・書かれていないからという理由で、自分の希望条件を並べることはNG。

 

疑問を解消したいという気持ち程度であっても、採用担当者からすれば「権利や要望ばかりを主張する応募者」に映る恐れがあります。履歴書では言及せず、面接の場で質問した方が良いでしょう。

希望事項が多すぎると「マッチングしない」「自己中心的な人物」と見なされる恐れがあります。本人希望欄には最低限の希望のみを記入するようにしましょう。

希望と希望する理由は簡潔に

「通院している」「小さな子どもが居て送り迎えが必要」といった、勤務先に伝えるべき事情がある人も居ますよね。

 

希望を記入すること自体はまったく問題ありません。しかし、文章の長さには注意が必要です。

 

長い文章を丁寧に読むほど、採用担当者に時間はありません。「まとめる能力がない」「言い訳がましい」など、いらぬイメージダウンを招くリスクが高まるので、希望・理由は簡潔に記入することがおすすめです。

在職中の転職活動:履歴書の本人希望欄に書くべき内容

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ここまでの説明をふまえ、在職中の転職活動で、履歴書の本人確認欄に書くべき内容を見てみましょう。

退職予定日

記入をおすすめしたい1つ目の項目は、「退職予定日」です。

 

中途採用では、「すぐに入社できる即戦力」を求める企業も多いもの。条件さえあえば確実に入社ができる応募者として、選考がスムーズに進む可能性があります。記入できる人はぜひ記入しましょう。

 

また、退職予定日は職歴欄に記入してもOKです。「現在に至る」の横に、かっこ書きで記入すれば、ひと目で分かるでしょう。下記の記入例も参考にしてくださいね。

  • 現在に至る(令和XX年〇月△日 退職予定)

また、退職の時期や入社時期のめどがまったく立たない場合は無理して書いたり、わざわざ「未定」と書いたりする必要はありません。ただし、選考が進むといつ入社できるか聞かれるので、なるべく早い段階でスケジュールを立てましょう。

なお、以下の記事では円満退職の秘訣について解説しています。併せてご参照ください。

入社可能日

2つ目は、「入社可能日」です。

 

すでに退職の意向を伝えていたり、退職のめどが立っていたりするのであれば、履歴書・本人希望欄に入社可能日を記入しましょう。

 

在職中の応募者に対し、採用担当者が気になっているのは「応募者本人の能力」と「本当に退職・入社する意思はあるのか」の2点。入社可能時期を記入すれば、採用担当者に余計な心配をかけません。

 

下記の例も、ぜひ参考にしてください。

  • ・入社可能日:令和XX年4月1日から就業可能。
  • ・令和XX年4月1日より入社が可能です。

希望連絡時間帯・連絡手段

在職中の転職活動における困りごとのひとつは、採用担当者からの電話に対応しにくいということ。勤務時間中は電話に出られず、もどかしい思いをする人は多いでしょう。

そこでおすすめしたいのは、本人希望欄への「希望連絡時間帯」の記入です。応答しやすい時間帯や連絡手段を知らせておけば、採用担当者は配慮してくれるはずです。

以下の書き方を参考にしてください

  • ・現在就業中のため、平日は17時以降にご連絡いただけると幸いです。
  • ・電話に出られない場合があるので、恐れ入りますがメールにてご連絡いただけますと幸いです。(メールアドレス:omotenashi-taro@×××.ne.jp)

また、応募先からの電話に出られなかった場合の対処方法については以下の記事で解説しています。併せてご参照ください。

在職中の転職活動は転職エージェントを活用しよう!

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在職中の転職活動は、今の仕事との両立が必要です。「どちらも完璧にしなければ!」と気負い過ぎると視野が狭くなり、思わぬミスを起こしてしまうこともあるでしょう。

履歴書・本人希望欄に「入社可能時期」や「希望連絡時間帯」などを記入しないのが、その良い例でしょう。適度に肩の力を抜きつつ、要所要所で確認しながら転職活動を進めてくださいね。

また、転職エージェントを活用して、履歴書の添削や連絡事項の伝達といったサポートを受けることもおすすめ。ホテル・旅館への転職は、おもてなしHRにお任せください。

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