【2024年最新版】移住で家がもらえる？家付きや無料住宅、家賃無料のお試し住宅などお得な移住支援制度がある自治体を紹介！

移住定住の促進に力を入れている地方の自治体では、さまざまな移住支援が行われています。中でも、移住のハードルをグッと下げてくれるのは無料で家がもらえるなどの住宅支援ではないでしょうか。本記事では、住居についてお得な支援があったり、家賃無料のお試し住宅などの手厚い住宅支援を提供していたりする自治体を紹介します。どのような支援があるのかを把握して、お得な田舎暮らしを考えてみましょう。

移住するなら家付きで？支援制度がある地域も検討してみよう！

移住を考えるのであれば、どこの地域で暮らしたいかだけでなく、どのような家に住みたいかも大切に考えたいですよね。

移住を検討している方の中には、移住先で家を購入したいと考えている方も多いのではないでしょうか。

 

家の購入は予算と相談しながら決めていくことになりますが、大きな買い物になることは間違いありません。

「家を建てる費用はできるだけ安くしたい」「中古住宅をリフォームしたい」というような方もいるかもしれませんね。

移住支援の一環として無料の住宅や手厚い支援制度を用意している自治体があることはご存じでしょうか。

 

お金をかけて理想の家を建てるのも良いことですが、住居を支援してもらえる自治体も視野に入れて、移住を考えてみてはいかがでしょうか。

以下の記事では、全国の魅力的な移住支援制度について紹介しています。参考になさってください。

関連記事

おもてなしHR

【2023年度】全国の魅力的な移住支援と支援金について

政府は地方創生を推進する交付金を各都道府県へ支給し、UJIターンによる起業や就業者の創出を支援しています。このような働きから、全国の自治体では移住のための支援金を交付するなど、さまざまな支援策を打ち出しています。宮城県七ヶ宿町の住宅支援、北海道北竜町の子育て支援など、各自治体の移住支援制度の中でも魅力的なものを、202

無料住宅や住宅支援のある自治体の取り組みを見てみよう

移住者の受け入れに積極的な田舎や自治体では、さまざまな支援制度が展開されています。移住者向けの無料住宅や住宅支援制度を設けている田舎・自治体もありますが、どのような取り組みがなされているのでしょうか。

 

ピックアップして事例を見ていきましょう。情報はすべて2024年5月時点のものです。

東京都奥多摩町

東京都奥多摩町では、若者や子育て世代の移住定住を促進するために、さまざまな取り組みを行っています。

特に若い世代の移住者の受け入れに積極的で、月額20000円〜33000円で住むことができる「町営若者住宅」や、空き家を活用した「若者定住応援住宅」「いなか暮らし支援住宅」など、住宅支援制度が豊富です。

「若者定住応援住宅」「いなか暮らし支援住宅」は、住居として15年以上定住することで住宅が贈与されるので、奥多摩町で長く暮らすことを考えている場合には、非常に魅力的です。

ほかに、22年間の定住で家が無償譲与される「町営子育て応援住宅」もあります。

いずれの制度にも「45歳以下の夫婦、もしくは子ども(満18歳に達する日以後の最初の3月31日までの間にある者)がいる世帯、または35歳以下の者」、「43歳以下の者で中学生以下の子どもがいる世帯」などの年齢要件が設けられています。

該当するという方は、利用を検討してみてはいかがでしょうか。

参考：奥多摩町子育て移住定住サイト「おくたま暮らし」/奥多摩町

島根県飯南町

島根県飯南町は、人口4000人ほどの小さな町ですが、移住支援制度が非常に豊富です。

また、出産祝い金や保育料の減免などのほか、保育所から高校までが連携して一貫した教育を行っていたり町営の学習塾があったり、小さな町ならではの教育環境が充実していることから、「子育て世帯が住みたい田舎」として人気があります。

飯南町の住宅支援の中には、家賃4万円の賃貸に25年間住んだ後に所有権が譲渡されるという「定住促進賃貸住宅」があります。

令和6年度の募集戸数は一戸で、入居資格には、入居申込時の年齢がおおむね40歳までの夫婦または入居申込時の年齢がおおむね40歳までの方で同居の親族に中学生以下の子どもがいることなどの条件が複数あります。

25年間は家賃の支払いがありますが、一般的な賃貸の家賃と比べて割安です。いずれ自分のものになると考えれば非常にお得ではないでしょうか。

ほかに、「住宅新築支援事業費補助金」や「町産材住宅活用促進事業費補助金」など、住宅の購入や建設にかかる費用に対する補助金も豊富に設けられていますので、移住先でマイホームを持ちたい方は利用すると良いでしょう。

島根県の移住支援については以下の記事でも詳しく紹介しています。参考になさってください。

関連記事

おもてなしHR

島根県の移住支援制度を紹介！移住前に特徴や魅力も確認しておこう

島根県は、「出雲大社」や「石見銀山」などの歴史ある観光スポットが多いため、毎年多くの観光客が訪れる地域です。青い海や緑があふれる自然景観をはじめ、神秘的な神話の地としての魅力もあります。観光だけでは飽き足らず、移住を検討している方もいるのではないでしょうか。今回は、そんな島根県の特徴や魅力、取り組んでいる移住支援を詳し

参考：しまね飯南町/飯南町移住支援センター

福井県池田町

福井県池田町では、若者の移住・定住の促進を目的とした町営住宅を整備しています。

 

単身者向けの1LDKもしくは1DKのメゾネットタイプ、子育て世帯向けの2DKと3DKの集合住宅があるため、ライフステージに合わせて住宅を選択できるのが魅力です。

家賃は部屋のタイプによって異なり、月額25000円から33000円。入居資格は町内に定住を希望する40歳以下の人であることや、税金や公共料金に滞納がないことなどです。

また、町営住宅には集合住宅のほかに、子育て世代の定住支援を目的として整備された戸建て住宅もあります。

住宅のタイプは4種類あり、間取りは3LDKから5LDK。

家賃は月額35000円から40000円で、庭やカーポートがあったり広々としたリビングがあったりと、子育て世帯にはぴったりの住宅です。

入居資格は、40歳以下で小学生以下の子どもがいて、 池田町のまちづくりや集落の活動に積極的に参加できることや、町内に定住を希望する者であることなどです。

田舎でゆったりと子育てしたいという方には魅力的な地域ではないでしょうか。

 

福井県の移住支援については以下の記事で詳しく紹介しています。参考になさってください。

関連記事

おもてなしHR

移住先として人気の福井県！魅力溢れるまちづくりや充実した移住支援について紹介

近年、福井県へ移住する方が増えているようです。緑豊かな山々や豊富な水資源など自然の恵みが豊かな福井県。観光施設などの見どころも多く、県民の暮らしに対する満足度が高い地域と言われています。当記事では、福井県のまちづくりや移住支援の取り組みについてまとめていますので、福井県の魅力について触れていきましょう！

参考：いけだガイド/池田町移住・定住応援支援サイト

北海道雄武町

北海道雄武町には、移住者に無償で土地を譲渡する制度があります。町有地の一部が移住者に無償で貸与され、一定期間内に住宅を建築した場合にその土地が譲渡されるという制度です。

町外からの転入と定着を促進し、過疎化の防止と町の活性化を図るための制度であることから、対象者は複数の条件に該当する「移住を希望する方」となっています。

非常にお得な制度ですが、土地を借りる契約を締結した日の翌年12月31日までに要件を満たす住宅を建築して住民登録すること、土地の無償譲渡を受けてから10年間は転居しないことといった決まりがあります。

 

ほかには、新築工事、増築工事、改築工事の際に最大200万円の補助金が受け取れる制度や中古住宅の購入の際に最大100万円が受け取れる制度などもあります。

いずれも、工事や購入から10年以上の居住を確約することが条件となっているため、雄武町に移住して長く暮らしたいという方は利用を検討してみてはいかがでしょうか。

北海道の移住支援については以下の記事で詳しく紹介しています。参考になさってください。

関連記事

おもてなしHR

北海道への移住の魅力とは？生活環境や移住支援制度について

北海道は雄大な自然や美味しい食べものに恵まれ、魅力ある都道府県として常に上位にランキングされる人気の高い地域です。観光だけでは飽き足らず、生活拠点として移住に関心を持っている方も多いのではないでしょうか。今回の記事では、北海道の魅力や移住制度の取り組みなどについて紹介します。移住を考える際の参考に、役立ててくださいね。

参考：雄武町に住む/雄武町

なお、移住先の宿泊施設で働きたいとお考えの方は「おもてなしHR」にご相談ください。全国各地のホテル・旅館の求人を取り扱っていますので、希望に合った求人を紹介させていただきます。

家賃無料のお試し住宅や移住支援がある自治体

移住はそれまでの生活をガラリと変える、人生の一大イベントです。いきなり本番に挑むのではなく、まずは気になる地域で数日〜数週間程度のお試し移住をすると安心でしょう。 

移住者の受け入れに積極的な自治体には、移住検討中の人を対象としたお試し住宅の制度があることが少なくありません。家賃や宿泊費が無料のお試し住宅や移住体験事業を提供している自治体を見ていきましょう。（2024年5月時点の情報）

山形県河北町

山形県河北町には、3泊4日から7泊8日まで滞在できる無料のお試し移住住宅があります。

家賃が無料であることに加え、レンタカーが3日間無料で貸与されます。また、町内で就農体験を受ける場合や起業のための準備を行う場合は、最大1カ月利用することができます。

農業体験や空き家見学、先輩移住者との交流など、滞在中に参加できるプログラムも多数用意されているため、お試し移住をしながら河北町について詳しく知りたいという方は、利用してみてくださいね。

 

山形県の移住支援については以下の記事で詳しく紹介しています。参考になさってください。

関連記事

おもてなしHR

山形県に移住する魅力を詳しく解説！県が取り組む移住支援制度とは？

山形県は東北地方の日本海側に位置し、東京から新幹線で約3時間の距離にあります。全国生産量の7割を占めるさくらんぼが特に有名で、全国屈指の米どころとしても有名です。日本百名山にも選ばれた美しい山々が多い山形県への移住を検討している方もいるのではないでしょうか。今回は、山形県へ移住する前に知っておきたい移住する魅力や移住支

参照：山形県の無料お試し住宅について/山形県移住ポータルサイトやまがた暮らし情報館

福島県大熊町

福島県大熊町には、7日以内の滞在であれば無料で利用できるお試し住宅があります。

間取りは5LDKで、生活に必要な設備は十分揃っています。最寄り駅から徒歩圏内の場所にある比較的住宅が多いエリアのため、住民の暮らしが分かりやすいはずです。

滞在期間中に移住体験プログラムに参加することが利用条件の1つになっています。

近隣のスーパーで買い物をしたり病院や郵便局を確認したりするスタンダードなプログラムや、物件見学や先輩訪問など個人でオーダーメイドするプログラムがあるようなので、大熊町をじっくりと体験しながら生活をイメージすることができるでしょう。

2024年5月時点で、9月までは多くの予約が入っている状況です。利用を希望している方は、早めに予約すると良さそうです。

福島県の移住支援については以下の記事で詳しく紹介しています。参考になさってください。

関連記事

おもてなしHR

福島県で暮らす魅力とは？移住支援の内容を見てみよう

福島県は東北地方の最南端に位置しており、北海道、岩手県に次いで3番目の広さを持つ都道府県です。「うつくしま」と言われる福島県は、満点の星空や雄大な自然、会津の歴史が残る観光名所もあり、見どころいっぱいの街です。今回の記事では、福島県に移住する魅力や、住環境や移住支援などについて紹介します。

参考：おおくま/大熊町移住定住支援センター

東京都三宅村

東京都の離島、三宅島に位置する三宅村では、島暮らしを宿泊費無料で体験できる「三宅村島ぐらし体験事業」を実施しています。（三宅島までの往復交通費や食費、レンタカーのガソリン代などは自費）。

島内に4泊もしくは6泊滞在しながら、自然ガイドによる島内ツアーや文化体験、事業所や住居の見学などのプログラムに参加して、移住のきっかけを作ることを目的に開催されています。
リアルな島暮らしが体験できる充実した内容で、島暮らし体験事業に参加した約3人に1人が三宅島に移住しているそうです。

2024年は2月に実施済みで、次回の募集についてはまだ公表されていません。毎年、夏と冬の年2回開催されているようなので、気になる方は三宅村のホームページをチェックしてみてくださいね。

 

東京都の移住支援については以下の記事で詳しく紹介しています。参考になさってください。 

関連記事

おもてなしHR

東京都の移住支援と宿泊業事情を解説！日本の首都の特徴や魅力もチェック

日本の首都である東京都。国内外からの飛行機が乗り入れる羽田空港があるため、毎年たくさんの観光客が訪れます。伝統芸能やアニメなどを楽しめるエンタメ性に優れたスポットが多く、海外からも高く評価されている大都市です。そんな日本の中心・東京都への移住を検討している人もいるのではないでしょうか。今回は、東京都の魅力や移住支援、宿

参考：三宅村の無料お試し住宅について/三宅村ホームページ

なお、移住先で接客経験をいかして働きたいという方には宿泊施設の仕事がおすすめです。条件にあった求人を紹介させていただきますので、ホテル・旅館の仕事に興味がある方は「おもてなしHR」にご相談ください。 

お得な移住は自治体の制度、仕事探しはおもてなしHRで

移住を考えるにあたり、住宅をどうするかは重要な課題です。移住先に定住したい、長く暮らしたいと考えている場合は、住宅の購入を視野に入れていることも多いでしょう。

住宅の建設や購入には多額の費用が必要です。各自治体の制度を賢く利用してはいかがでしょうか。 

 

なお、移住先のお仕事をお探しの方で、宿泊業界の仕事に興味がある方は、おもてなしHRにご相談ください。