茨城県に移住する魅力とは?
茨城県は、都会と田舎が同居し、さまざまなライフスタイルが楽しめる、暮らしの魅力があふれる地域です。ここでは、茨城県の魅力についてご紹介します。
首都圏へのアクセスが充実
茨城県は、首都圏までの交通網が整備されており、多くの人が公共交通機関を利用しています。電車を利用すれば、つくばから秋葉原まで最短45分で移動でき、1時間に走る本数も多いため、首都圏への通勤に利用する人もいます。
また、茨城県はバス路線網も発達しており、20を超える市町村で東京への高速バスが発着しています。最短10分間隔で運行している地域もあり、電車より時間はかかりますが、高速バスで移動する方が便利な場合もあるようです。地域によっては電車より高速バスで移動する方が便利な場合もあります。
茨城ならではの食
納豆や干し芋、メロンなどの特産品が有名な茨城県。その土地でしか味わえない郷土料理も魅力的です。「つけけんちんそば」は県北の里山地域の郷土食で、温かいけんちん汁にざるそばをつけて食べる、寒い時期のごちそうです。
笠間稲荷神社の「笠間いなり寿司」は、お店によって使う素材や見た目もさまざまで、古くから市民や参詣客に親しまれてきた参道グルメです。
街に新しい価値を生み出す動き
茨城県では、街に新しい風を吹き込む画期的なプロジェクトが各地で進められています。茨城県庁が主催する「STAND IBARAKI」は、茨城県内でチャレンジを起こしたい人を応援する実践型ラボ。
参加者が思い描くプロジェクトの中から優れた案を選考の上、バックアップするなどの活動で、茨城県と関わりを持つ人を増やすことを目的としています。
「学び」「実践」「フィードバック」のサイクルをサポートを受けながら、6カ月間繰り返す事業の作り方が学べるプログラムがあり、最終プレゼンでMVPに選ばれると特典も用意されています。
オンライン講座や公開イベントでは、多くのゲストが参加し、働き方についての意見交換などがされていいます。
参照:STAND IBARAKIについて/STAND IBARAKI公式ホームページ
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温暖で過ごしやすい茨城県の住環境
基本情報
人口 | 282万8848人 (2023年4月1日時点) |
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転入人口 | 5万9752人(2022年)前年比5.6%増加 |
年間降水量 | 1202.5mm (水戸市2022年) |
雨日数 | 97日(水戸市2022年) |
気温 | 日平均14.8℃、最高気温31.1℃、最低気温-2.3℃(水戸市2022年) |
求人倍率 | 1.56倍(2023年6月) |
消費者物価 地域差指数 |
98.2(2022年) |
暖かく穏やかな気候
茨城県は関東地方の北東に位置し、東は太平洋に面し、北は福島県、西は栃木県、南は千葉県と埼玉県に接しています。県土の中央部から南西部にかけて常総平野が広がり、東南部は霞ヶ浦や北浦を中心とした水郷地帯です。
南部にかけては関東平野が広がり、平地が多いことから冬でも雪が少なく、雪害の心配もありません。温暖な気候に恵まれ、年間を通して暮らしやすいと言えるでしょう。
ライフスタイルが選べる5つのエリア
海も山も、都市から里山までさまざまな暮らしが選べる茨城県。県南エリアは、新しい町並みが広がる、便利な都市機能が充実したエリアです。
海と山に囲まれ、豊かな自然環境で里山暮らしができる県北エリアや、歴史が香る県の県央エリア、広大な農地が広がる県西エリアなど、のどかな風景のなかでゆったり暮らせる地域もあります。
茨城県の南東部にあたる鹿行(ろっこう)エリアからは、雄大な太平洋が望め、海に面したライフスタイルを望んで移住する人も多くいます。
ゆったりと暮らせる住環境
茨城県の坪単価は関東地方で最も低く、可住面積の広さは2020年の調査によると全国5位です。1住宅当たりの敷地面積は広く、ゆとりある住環境で暮らすことが可能です。
広々とした住環境で子育てをしたいという場合にも適した土地と言えるでしょう。
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茨城県の移住支援の取り組み
茨城県では、8つの市町村で移住者を支援するためにお試し移住の施設を用意しています。その他にはどのような移住への支援があるのでしょうか。移住支援に積極的な街をご紹介します。
常陸大宮市
県北エリアに位置する常陸大宮市は、四季折々の表情を見せる雄大な自然が広がる街です。手厚い子育て支援や住宅の取得支援制度があり、お試し移住の受け入れなど県内でも移住に注力した自治体です。
SNSでの移住相談も受け付けており、市の担当職員と直接やり取りすることが可能です。最新情報をいち早く知りたいという場合は、登録してみると良さそうです。
また、条件に該当すると移住支援金が支給されたり、市内に住宅を建設・購入する子育て世帯に対して住宅取得奨励金を交付したり、経済的な支援が手厚いのも魅力です。
移住共に住宅を取得したいと考えている場合は、事前に情報を確認しておきましょう。
小美玉市
県央エリアに位置する小美玉市は、全国でも有数の卵や牛乳の産地で、酪農が盛んな街です。2018年には、「ヨーグルトサミット」というイベントも行われ、茨城県内外から28のメーカーがヨーグルトの販売ブースを出し、多くの人が集まりました。
小美玉市では、移住者を対象に住宅の取得や改修工事の費用に対して補助金を交付し、移住後の住居にかかる経済的負担を軽減しています。
また、市の公共空間を利用して、参加者と一緒に稼ぐ搬送型のプログラムでは、小美玉市に新しい景色を作ろうという試みが行われています。
移住して新たなことにチャレンジしたいという方には、魅力的な街ではないでしょうか。
城里町
清流那珂川に沿うように広がり、豊かな自然環境を有する城里町。県都の水戸まで車で30分の距離に位置し、気軽に田舎暮らしを始められます。
城里町では、町外から移住してきた子育て世代を対象として、城里町が運営する住宅で子育てをする場合に、各世帯へ30万円を補助する制度があります。対象は、中学を卒業するまでの子を含む世帯です。
また、3歳から中学3年生までの給食費が無償で、子育て世帯の経済的な負担が軽減されています。
常陸太田市
常陸太田市は、「子育て上手 常陸太田」をキャッチフレーズに、子育世代への支援に特に力を入れています。
例えば乳児1人につき2万円までのおむつ代補助や、3人目以降の子どもの保育料は無料といった取り組みの他、WEB会議システムを利用したオンライン育児相談も行っています。
また、新婚世帯の結婚に伴う新生活の初期費用を支援する制度があったり、賃貸住宅の家賃助成があったりと、若者の定住支援にも積極的です。
緑が豊かな環境で、ゆとりのある子育てができそうですね。
常陸太田市での生活や、移住支援制度の詳細については以下の記事もご参照ください。
参考:ひたちおおた移住のススメ | 常陸太田市公式ホームページ
つくば市
「コスモ星丸」でおなじみのつくば市は、1985年に国際科学技術博覧会が開催された学術・科学の街。前の項目でも解説した通り、東京都内へのアクセスが良く首都圏のベッドタウンとしても機能しています。
移住先としてつくば市の人気が高い理由はアクセスの良さだけではありません。
大学や研究施設が立ち並ぶ市街地は高い利便性を持っている一方で、豊かな自然にも恵まれているのです。また、レベルの高いパン屋さんが多い、知的好奇心を刺激するスポットが充実しているなどの魅力もあります。
つくば市への移住を検討している人には、以下の記事もおすすめです。
日立市
日立製作所の発祥地である日立市は、古くから「ものづくりのまち」として有名です。製造業の求人が多い一方、「テレワーク移住」が推進され、さまざまな支援に取り組んでいます。
例えば、住宅取得費用などの補助とは別に「テレワーク助成金」という制度があり、通信機器の整備やコワーキングスペースの使用料金といった項目で、最大151万5000円もの給付を受けられる場合があります。
海の見える駅や映画・小説の題材になった大煙突など、街のシンボルもあります。移住後は、地域に親しみを感じながら生活できるのではないでしょうか。
日立市への移住については、以下の記事もご参照ください。
参考:ひたちテレワーク移住促進助成事業について/日立市ホームページ
地方暮らしを気軽に体験できる茨城県への移住
便利な都市機能を持ち、首都圏へのアクセスに優れていながら、緑豊があふれる風景の中で暮らせる茨城県。都会との二地域居住にも最適で、仕事を変えずに地方暮らしをかなえられるでしょう。
茨城県では、都内に移住相談窓口を2カ所設置し、専任のアドバイザーを置いています。移住に興味のある方は、利用してみてはいかがでしょうか。
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