茨城県つくば市の魅力と移住支援制度
1985年に国際科学技術博覧会が開かれた茨城県つくば市は、学術・科学の街として知られています。国や大手企業の研究施設・大学などが多数あり、多くの研究者や大学生がつくば市で日々の研究に励んでいるのですね。
その一方、市名の由来である筑波山などの豊かな自然に恵まれています。また、都内へのアクセスが良好であることから、東京都心のベッドタウンとしても機能し、移住者の受け入れに積極的です。
つくば市の移住支援制度とは、どのようなものなのでしょうか。つくば市での生活と併せて見ていきましょう。
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魅力がたくさん!つくば市での生活
つくば市に対して「研究施設や大学以外はパッとしない」「研究関係者・学生以外が住む場所ではない」といったイメージを持つ方は少なくないかもしれません。
しかし、実際につくば市で暮らす方・移住した方の口コミを見てみると、生活のメリットや楽しみが多い街だと分かります。つくば市での生活における魅力を探っていきましょう!
便利な生活
東京都心のベッドタウンでもあるつくば市は、都内へ素早くアクセスできることが特長です。市の中心に位置する「つくば駅」はつくばエクスプレスの始発駅。終着駅の秋葉原駅まで、最速45分で到着します。
また、決して人口が少ない街ではないため、人々の生活を支える施設が充実しています。スーパーやコンビニエンスストアが点在するほか、大型ショッピング施設も複数あるので不便を感じることはないでしょう。そして市の中心部は道路が広く整備されているため、快適に車の運転ができるはずです。
おいしいパン屋さんがたくさん!
つくば市はレベルの高いパン屋さんがとても多いそうです。市内には宇宙航空研究開発機構JAXAなどがあり、多くの外国人研究者が集まるため、パンの文化が広まったと言われています。
街を歩けば、コンビニエンスストアと同じくらいの頻度でおいしいパン屋さんが見つかるでしょう。また、「つくばパンまつり」や「つくばパンコンテスト」など、パンにまつわるイベントもあります。パン好きの方にとっては、夢のような毎日を送れる街ではないでしょうか。
レジャースポットも盛りだくさん
つくば市は非常に文化レベルの高い街で、子どもの学習に適したレジャースポットが多数存在しています。1985年の国際科学技術博覧会を記念して作られた「つくばエキスポセンター」には、世界最大級のプラネタリウムがあり、さまざまなプログラムが上映されています。
他にも「地図と測量の科学館」や実物大の人工衛星を展示している「スペースドーム」、産業技術総合研究所の成果物を見学できる「サイエンス・スクエアつくば」などが市内に点在しています。これほどまでに内容の濃い施設がそろっているのは、つくば市ならではのことでしょう。
また、学習向け施設だけでなく、公園や温泉、ゴルフクラブなど、のんびり骨休めできる場所もあります。
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ここに注意!つくば市での生活
知的好奇心を刺激する施設が多く、便利な暮らしができるつくば市。しかし、生活する上で人によってはデメリットに感じる部分もあります。つくば市への移住を考える際は、以下のことを把握しておきましょう。
車がないと不便
東京都心へのアクセスが良好なつくば市ですが、市内での移動は車がないと不便を感じるかもしれません。
コミュニティバスの「つくバス」はバス停の増設やルート変更など、市民の要望に応えて利便性を高める取り組みをしています。しかし、それでもバスが通らない地域や、バス停が不便な場所にある地域が残っているそう。また、市民が「十分だ」と感じられるほど本数も多くないとのことです。
車を持たずに移住するのであれば、バス停の場所や行先、時刻表をしっかり調べてくださいね。
町外れは人が少ない
研究施設や大学が並ぶエリアは活気のあるつくば市ですが、街はずれには田畑が残るのどかな風景が広がっています。そうした地域は人が少なく、街灯も少ないため夜は真っ暗で怖いという口コミがありました。
緑に囲まれた地域で静かに暮らせることはメリットですが、家族連れや女性の移住者は、市街地に住んだ方が安心できるのではないでしょうか。
つくば市の移住支援を見てみよう
つくば市が東京都心のベッドタウンとして栄えている理由のひとつは、移住や生活に関する支援が充実していることかもしれません。どのような支援があるのか、詳しく見ていきましょう。情報はすべて2023年8月時点のものです。
また、ここで紹介する内容の他にも、つくば市にはさまざまな支援制度があります。詳細は市のホームページをご確認ください。
つくば市のホームページはこちら
つくば市わくわく茨城生活実現事業
「つくば市わくわく茨城生活実現事業」は、東京圏からの移住者を対象に移住支援金を支給する制度です。
支援の対象者はつくば市に住民票を移す直近の10年間で、東京23区内に通算5年以上住んでいた、または東京圏の条件不利地域以外の地域に住み、東京23区内に通勤していた方。
この条件を満たした上で、茨城県が移住支援金の対象としてマッチングサイトに掲載している企業に就職すると、単身移住者には60万円、世帯移住者には100万円(18歳未満の世帯員がいる場合は、1人につき(30万円の加算あり)の移住支援金が支給されるという制度です。
また、2023年3月1日以降の転入においては「移住前相談制」が導入されています。これからつくば市に移住するのであれば、市の窓口に必ず事前連絡を入れましょう。
SNSによる情報発信
地方移住を成功させるためには、地域の情報を集めることが重要です。つくば市ではSNSを活用し、地域に関するさまざまな情報を発信しているのでぜひチェックしましょう。
総合的な情報を発信するメインアカウントの他、農業や観光、各種イベントに特化したアカウントの運用もしています。
つくば市安心住宅リフォーム支援補助金
住宅に関する支援としては「つくば市安心住宅リフォーム支援補助金」という制度があります。
つくば市内に所有する住宅を、つくば市内の業者に依頼して税込み50万円以上かかるリフォーム工事をする場合、工事費用総額の1/10(上限10万円)を補助するという内容です。
中古物件を取得して移住する場合などに、活用できるのではないでしょうか。
参考:つくば市安心住宅リフォーム支援補助金について/つくば市ホームページ
▼その他、支援制度についてはこちら
個性のある街・つくば市
つくば市は、学術や科学に特化した街です。国家プロジェクトとして建設された「筑波研究学園都市」と呼ばれる区域があるなど、街の成り立ちにも独自性が強く見受けられます。
どこの地域で暮らすにしても合う・合わないはありますが、つくば市は特に強い個性を持った街ではないでしょうか。つくば市への移住を検討しているのであれば、今回紹介した街の魅力や支援制度を参考に、実生活をイメージしながら考えてみてくださいね!
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