青森県に移住する魅力とは？県の特徴や移住の支援制度を紹介

本州の最北端に位置する青森県は三方を海に囲まれているため、まぐろやイカなどの海の幸が多く獲れる地域です。また、世界遺産の白神山地など手つかずの自然が多く残っている県でもあります。夏は過ごしやすく、冬はウィンタースポーツが満喫でき、移住先として関心を持っている人もいるのではないでしょうか。今回は、青森県の特徴や魅力、移住支援の制度についてご紹介します。

青森県ってどんなところ？

世界遺産の白神山地や、火山の陥没によりできた十和田湖などの豊かな自然に恵まれている青森県。2024年10月1日現在で、人口は123万7984人です。

県内には、平安時代から続く温泉地として親しまれている浅虫温泉や2003年に開湯した十和田湖畔温泉などの良質な温泉が点在しています。

また、他県民には難解な方言があることでも有名です。一般的に知られているのは「津軽弁」ですが、他にも「南部弁」「下北弁」などの方言があります。

そんな青森県の冬は、日本海側にある津軽地方では降雪が多く、太平洋側では奥羽山脈が障壁となって乾燥した晴天の日が多いのが特徴。このため、冬になると津軽地方ではスキーが、南部地方ではスケートが親しまれています。

出典：青森県の人口と面積/青森県

青森県に移住する魅力とは？

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青森県は、東北新幹線を使えば東京から約3時間弱で行くことができます。ここでは、本州最北端の地・青森県に移住する魅力を紹介します。

季節を満喫できるアクティビティや祭り

青森県には、八甲田山や十和田湖、岩木山など、県内各所にゲレンデがあるので、スキーやスノーボードなどのウィンタースポーツが楽しめます。

パウダースノーや樹氷群など、青森ならではの大自然に囲まれて、冬を思いっきり満喫できるでしょう。

また、夏には青森ねぶた祭や弘前ねぷたまつり、八戸三社大祭など、数々の歴史ある祭りが行われ、街は熱気に包まれます。

四季折々の自然の表情や伝統行事が季節の移ろいを鮮やかに彩り、充実した暮らしを送ることができるでしょう。

三方を海に囲まれる青森県ならではの食文化

青森県は独自に発展してきた食文化を持っており、数々のご当地グルメが地域ごとに親しまれています。

肉や魚、野菜などの食材と南部せんべいを煮込んだ「せんべい汁」、手の平ほどの大きなホタテの貝殻を鍋代わりにして作る「貝焼き味噌」など、郷土色豊かな料理は観光客にも人気です。

また、県内各地にある道の駅では、りんごをはじめ、土付きの旬の野菜を安価に手に入れられるようです。スーパーでも、鮮度の高い海の幸を手に入れることが可能です。

青森市・弘前市・八戸市には市場があり、地元の人との会話を楽しみながら買い物ができるでしょう。

縄文遺跡の宝庫

2021年7月、北海道、青森県などの17の縄文遺跡が「北海道・北東北の縄文遺跡群」として世界文化遺産に登録されたことで話題になりましたが、そのうち8遺跡が青森県に集まっています。

三内丸山遺跡や二ツ森貝塚などからは、縄文時代の土器や住居、土偶などが出土しており、かつての人々の暮らしや精神文化を現代に伝える貴重な文化遺産となっています。

青森県が取り組む移住支援を紹介

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青森県では、県内への移住を考えている人に向けてさまざまな移住支援を行っています。ここでは、具体的にどのような支援があるのかを確認しておきましょう。

あおもり移住支援事業

青森県では、県内における移住・定住の促進のために、移住支援金を支給する取り組みを行っています。

その事業の代表的な取り組みが「東京圏から青森への移住・就業で、最大100万円を支給します！」という事業です。100万円が支給されるのは世帯での移住を行った場合で、単身での移住の場合は60万円の支給となっています。

この移住制度を利用するには、住民票を移す直前の10年間のうち、通算5年以上（直近1年間は連続）、東京23区内に在住していた、もしくは埼玉県や千葉県などの東京圏に在住し、東京23区内に通勤していたなどの条件を満たさなければなりません。

出典：東京圏から青森への移住・就業で、最大100万円を支給します！～あおもり移住支援事業～/青森県

あおもり移住俱楽部

あおもり移住俱楽部とは、青森県への移住に関心のある県外在住者を応援する無料の会員制度です。会員登録をすることで、以下のような特典を受けられるようになります。

• 引っ越し基本料金割引や不動産仲介手数料割引などの移住前後に役立つ割引や特典サービスが受けられる
• 青森県やあおもり移住・交流推進協議会から移住関連情報が届く
• 会員限定クリアファイルがもらえる

会員証が交付された日から3年間利用することが可能です。

出典：あおもり移住倶楽部/あおもり暮らし

移住体験事業

青森県内では、青森市・平内町・今別町・外ヶ浜町・蓬田村の5市町村で暮らしや住民との交流が体験できる移住体験事業を実施しています。

たとえば、青森市では古民家や専用の移住体験施設を利用しての移住体験ができます。宿泊上限は施設によって異なりますが、長いものでは5泊まで利用することが可能です。なお、宿泊費と圏域市町村の視察にかかる移動費は無料です。

この移住体験では、圏域の市町村ごとに3時間程度の視察コース・体験メニューが用意されているようです。青森での暮らしがより具体的にイメージできるかもしれません。

出典：移住体験事業/青森市

魅力が満載の青森県には市町村ごとに移住支援がたくさん！

青森県には、世界遺産の白神山地や紅葉の名所として有名な奥入瀬渓流、壮大な景観を楽しめる十和田湖など、自然の美しさを満喫できるスポットが多くあります。

そんな青森県に移住することで、四季折々の景色や自然の移り変わりを感じながら、自然に囲まれた暮らしが実現できるでしょう。

青森県が行っている移住支援は十分充実していますが、青森県内の各市町村でも自治体ごとにさまざまな移住支援を行っているようなので、気になる地域があれば調べてみるのがよいかもしれません。

なお、青森県への移住を検討している方の中に、宿泊業界で働くことに興味のある方がいらっしゃいましたら宿泊業専門の就職・転職支援サービス「おもてなしHR」をご利用ください。

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