自分の職歴が分からない!履歴書・職務経歴書を書く際の調べ方を見てみよう

「履歴書を作成する!」と意気込んだものの、正確な自分の職歴がわからず学歴・職歴欄で筆が止まってしまった……という方もいることでしょう。自分の職歴がわからない時、履歴書の学歴・職歴欄はどうすべきなのでしょうか。正しい職歴の調べ方や、どうしても職歴が思い出せない時の履歴書作成の対処法を紹介します。

正確な自分の職歴がわからない……調べ方は?

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「この期間の職歴をまったく覚えていない」「多分こんな職歴だった気がする……」など、職歴を覚えている程度は人によって異なります。

 

正確な自分の職歴がわからなければ、履歴書の学歴・職歴欄の記入を進めることはできません。しかし中には、「適当な職歴を履歴書に書いてもバレないのでは?」と考える方もいるのではないでしょうか。

 

もちろん、職歴を記入すること自体は可能です。ただし、経歴詐称にあたるおそれがあるため、おすすめはできません。

 

一見、バレなさそうに思える経歴詐称も、雇用保険や社会保険の加入履歴をたどればおかしな点はすぐに目につくもの。

バレてしまえば、最悪の場合、懲戒解雇に至る場合もあるので、危ない橋は渡らない方が賢明です。正しく記入するための、職歴の調べ方を見ていきましょう。

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わからないのは履歴書に書く必要のない職歴かも?

「正確な自分の職歴」がわからないという方の中には、「転職活動中に行っていた短期アルバイトを覚えていない」という方もいるのではないでしょうか。しかし、短期間のアルバイトはそもそも、履歴書の職歴欄に記入する必要はないので安心してください。

 

履歴書に記入する必要がないと考えられているのは、勤務期間が3カ月未満の職歴です。3カ月未満であれば、パート・アルバイト・派遣社員・正社員などの雇用形態は問いません。

 

無理に記入すれば、かえって「コロコロと職を変える応募者」という印象が強くなりますので、短期間の職歴はあえて記入する必要はない、ということは覚えておきましょう。

 

「3カ月以上働いていた気がするものの、職歴が正しいのか不安……」という場合は、策を講じる必要があります。次項からは「自分で職歴を確認する」「公的機関で職歴を調べる」「職歴をまとめて記入する」の3つの対処法をご紹介しますので、ひとつずつ実践してみてください。

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自分の職歴の調べ方[1]:自分で確認する

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最も手っ取り早いのは、自分自身で職歴を確認する対処法です。自分の身の回りだけで正確な職歴にたどり着けるであろう、3つの対処法を紹介します。

給与明細や預金通帳を確認する

どのような仕事に就いていたとしても、給料は毎月必ず支払われますよね。その時に渡されていた給与明細や、振り込まれていた預金通帳を確認すれば、社名・部署・在籍期間を割り出せるかもしれません。

 

まずは、身の回りにある「給料が支払われていた証拠」を確認することをおすすめします。

元同僚に聞く

連絡先を交換した元同僚がいれば、連絡を取って助けを求めるのも良いでしょう。職歴を確認するための助けを得られるかもしれません。

 

また、自分と同じく退職・転職をした元同僚たちは履歴書や職務経歴書に職歴を記した可能性があり、その情報を教えてもらえることも考えられます。

在籍中、親しくしていた人々と連絡を取れるのであれば、聞いてみてはいかがでしょうか。

過去の源泉徴収票を確認する

源泉徴収票は、年に1度会社から配布される給与・所得税に関する書類です。1月1日から12月31日までの1年間の所得・納税額が記載されているほか、会社名・当年の入社日・退職日の確認も可能です。

 

在籍中であれば、年末調整の計算終了後、12月分の給与明細と一緒に配布されるか、その前後に配布されるのが一般的。そして、源泉徴収票は退職直後にも発行・配布されます。退職関連の書類とともに手元に残っていないか、今一度確認しましょう。

 

手元になければ、前の職場に再発行請求をするのもひとつの手です。企業には、社員の源泉徴収票を7年保管する義務があるため、直近の7年間であればどの職場に対しても請求は可能です。

ただし、発行までに時間がかかることを覚えておきましょう。応募書類の提出期限が迫っている時などは、別の方法が適しているかもしれません。

なお、おもてなしHRでは履歴書に使う写真履歴書を持参するときの封筒などについても解説しています。詳しく知りたい方はぜひ参考にしてくださいね。

自分の職歴の調べ方[2]:公的機関で調べる

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自分ではどうにもならないという方は、公的機関で所定の手続きを取って職歴を調べましょう。ハローワーク・日本年金機構での職歴の調べ方を紹介します。

ハローワークで調べる

ハローワークで調べられるのは、雇用保険の加入履歴です。確認照会を行えば、特定の事業所での在籍期間がわかります。

 

照会は、「雇用保険被保険者資格取得届出確認照会票」という用紙に必要情報を記入し、管轄のハローワークに提出するだけ。電子申請による届出も可能なので、在籍期間を確実に把握したい時は、申請すると良いでしょう。

 

申請時は、運転免許証などの本人確認書類に加え、「雇用保険の被保険者番号」が必要になります。被保険者番号は、退職後に会社から渡される「雇用保険被保険者証」に記載がありますが、見当たらなければ最寄りのハローワーク窓口に相談するのが確実です。

ただし、ハローワークで調べられる職歴は、雇用保険に加入していた職歴のみです。日雇い労働や数日間のアルバイトなどは、正確に書く必要のない職歴ですが、ハローワークでは調べられないことを覚えておくと良いでしょう。

そして、企業側もハローワークを通して、従業員の職歴を確認することができます。正確に書かなければ、新しい職場で雇用保険の加入手続きをする際などに判明し、問題になる場合があるので、しっかり確認してくださいね。

参照:雇用保険被保険者資格取得届出確認照会票 /ハローワーク

日本年金機構で調べる

職歴は、国民年金・構成年金保険などの公的年金の加入履歴からも割り出すことができます。加入履歴の確認に便利なのは、日本年金機構が運営する「ねんきんネット」です。

利用の際は、基礎年金番号・個人情報・設定パスワードなどをインターネット上で入力し、利用申請を行う必要があります。5営業日ほど待てばユーザーIDが記されたハガキが郵送で届きますので、ID・パスワードでログインして年金加入履歴を確認しましょう。

ねんきんネットでは、どの月に国保・社保を支払っていたのかが一目でわかります。また、加入時の会社名がわかるなど、正確な職歴を調べるのに一役買ってくれること間違いなしです。

参照:ねんきんネットについて/日本年金機構

なお、宿泊業界への転職を検討している方は、「おもてなしHR」をご活用ください。履歴書・職務経歴書の記入もサポートします。

自分の職歴が分からない時は職歴をまとめて記入する方法も

「正確な職歴を調べるまでに、履歴書の提出期限が過ぎてしまう……」という場合は、履歴書の学歴・職歴欄に一定期間の職歴をまとめて記入することも視野に入れましょう。下記は、書き方の例です。

履歴書・職歴欄の書き方(職歴がわからない)

3カ月未満の勤務であれば、上記のようにまとめるのがおすすめです。空白期間がないことが伝わるでしょう。また、下記のように職務経歴書へと誘導する書き方も有効です。

履歴書・職歴欄の書き方(職歴がわからない)

©nextbeat

どうしてもわからない場合は、※印部の「詳細は職務経歴書に記載」の一文を省略しても構いません。ただし、これは最終手段です。

 

まとめた職歴について聞く面接官も少なくないので、履歴書提出後も正確な職歴を答える備えを怠らないようにしましょう。面接までに正確な職歴がわからなかった場合は、「当時の記憶が曖昧」と正直に伝えるのが誠実な対応です。

なお、より自分の良さをアピールできる履歴書・職務経歴書の書き方を知りたい方は「おもてなしHR」をご活用ください。

自分の職歴がわからない時は調べよう!

正しい職歴は、「給与明細や預金通帳を確認する」「同僚に聞く」「過去の源泉徴収票を確認する」などのほか、「ハローワークで調べる」「日本年金機構で調べる」という方法で確認できます。

正確な職歴がわからない場合でも、履歴書に適当な職歴を記入したり、職歴をごまかしたりするのは言語道断。まずは、職歴を思い出すきっかけを見つけられるよう努めましょう。

ホテル・旅館へ転職したい!働くことに興味がある!という方は私たちおもてなしHRにご相談ください!
 

おもてなしHRでは、履歴書の本人希望欄の書き方や履歴書の封筒に使うペンに関することについても解説しています。詳しく知りたい方はぜひ参考にしてくださいね。

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