「給料に不満がある……」このまま転職してもいい?
仕事をするのは社会貢献や自己実現、やりがいのためでもありますが、収入を得ることも大切な目的です。しかし、満足いく給料がもらえていないことに、不満を抱えている方はいるのではないでしょうか。
実際に、仕事の量や質に給料が見合わないことに不満を持つ人は多く、給料に対する不満が転職理由になることは少なくありません。
給料に不満があることで「今すぐ転職したい!」と考えることがあるかもしれませんが、焦って踏み切ると後悔してしまうこともあります。
まずは、さまざまな解決方法を探ってみることから始めてみましょう。
宿泊業界に詳しいアドバイザーが、あなたに合う職場をいっしょにお探しします。
宿泊業界での職務経験はありますか?
給料に不満を感じる原因は?
原因が分かれば解決策を考えやすくなるはずです。給料に不満が生まれる原因を見てみましょう。
生活水準が低くなる
日々の生活水準は給料と釣り合いが大切です。入ってくるお金が少なければ少ないほど、生活水準は低くなるでしょう。
食費を削るために食生活が乱れたり、欲しい物があっても財布とにらめっこする毎日だったりしては、ストレスは溜まる一方です。
旅行や外食を楽しんだり休日に友達と遊んだりなど、プライベートを充実させることもできなくなってしまいます。
そのようなことが続けば「なんのために働いているのか……」と悲しくなってしまうことがありそうです。
お金を貯金や投資・保険に回せない
日々の暮らしは何とかなるにしても、貯金や投資に回すお金が無いということも問題です。
将来に向けた貯蓄ができなければ、退職後が心配になってしまいます。ケガや病気をして仕事を辞めざるを得なくなったことを考えると、不安は大きくなるでしょう。
また、金銭的な理由で医療保険に加入しない人も少なくありません。大きな怪我や病気をしてしまったら、とたんに生活が立ち行かなくなるかもしれません。
年収・給料が低いことで常に不安が付きまとう。そんな暮らしに不満がうまれるのは当然ではないでしょうか。
労働量に見合っていない
給料は労働に対する対価です。労働量が多いと感じているのに、給料が低いままだったり上がる見込みが無かったりすれば、給料の低さに不満を感じてしまいます。
- ・実績を上げたり成果を出したりしているのに、給料に反映されない
- ・責任ある仕事を任されているのに、昇給の機会や手当の支給がない
上記のような、仕事量の多さや責任の重さを感じながら働いているのに給料に反映されない環境では、「これでは割に合わない」と感じて仕事に対するモチベーションが下がってしまいます。
モチベーションが下がった結果、仕事のパフォーマンスが落ちるようなことがあれば、給料が上がる機会がなくなり、悪循環に陥ってしまいます。
さらに仕事量や責任が増えるような状態が続けば、将来に不安を感じることもあるはずです。
ライフプランが立てられない
生活の支えである給料が低いままでは、結婚や家の購入などを考えることが難しくなってしまいます。
結婚したいと思うパートナーがいても、結婚生活にかかるお金を考えて踏み出せないことはあるでしょう。子どもが欲しくても、教育にかかるお金を考えると現実的ではないと感じることも少なくありません。
不動産を購入したいのに、住宅ローンの借り入れができないということもあり得ます。
給料が低いことで、人生の選択肢が狭まるということはあるものです。ライフプランを立てても、理想どおりにいかないことが続くと不満は募る一方でしょう。
ホテル&旅館業界の就職・転職についての記事
給料の不満を解消するには?
給料に不満を感じているのであれば、対策を講じる必要があります。不満を解消する方法はさまざまありますが、まずは手軽にできることから始めてみましょう。
出費を見直す
給料が低く生活費に余裕がないという場合は、生活費を見直して出費を減らすことを考えてみましょう。
そのためには、家賃や通信費、保険料など毎月まとまって出ていく固定費の見直しが有効です。動画配信サービスなどのサブスクリプションを登録したまま、全く利用していないということがないかも確認してください。
該当する出費が見つかったら、契約会社を変更したり解約したりして固定費をおさえる工夫をしてみましょう。月々が数百円単位でも、年間で計算するとそれなりの金額を削減できるはずです。
また、お弁当を持参してランチの外食を控える、リサイクルショップを活用するといったことも出費をおさえるのには有効です。
毎日の工夫次第で、生活に少しの余裕を持つことができるはずです。
しかし、出費の見直しで生活費をおさえるばかりでは我慢が生じる場合があります。理想の暮らしとはほど遠くなることで、ストレスが大きくなることもありますので、過度な節約にならないよう注意してください。
副収入で補う
働き方が多様化している現代、副業やWワークを解禁する企業が増えています。勤務先が副業・Wワークを認めているのであれば、副収入で補うのも良い方法ではないでしょうか。
隙間時間を有効に使って稼げることが、副業・Wワークのメリットです。また、収入の柱を複数持つことが、万が一の備えになることもあります。
しかし、Wワークや副業をする場合は、時間管理や体調管理に十分注意する必要があります。働き過ぎで睡眠不足になったりプライベートの時間がなくなったりするようでは、新たなストレスが溜まってしまいます。
本業に支障が出ることも考えられますので、無理のない範囲でできる仕事を選びましょう。
なお、副業・Wワークの詳細については以下の記事をご参照ください。
給料アップの交渉をしてみる
年収に不満がある方の中には、給料が経験や実績に見合っていないと感じている方もいるでしょう。
自分の仕事ぶりを客観的に考えて、給料アップの見込みがあると思ったら会社に交渉してみても良いでしょう。
特に「今の仕事が好き」「やりがいを感じている」という場合は、現職に留まるための努力も必要です。上司との面談がある場合は、直接交渉することで変化があるかもしれません。
また、話し合うことで、不満や疑問が解消できたり今後どのように動けば良いのかが見えてきたりする可能性もあります。
万が一、今後も正当な評価を受けることは難しそうだと感じた場合は、転職を検討するのも良いでしょう。
転職する
給料に不満があることを理由に転職を検討したことがある方は多いのではないでしょうか。
給料に対する不満は、代表的な転職理由です。給料アップに転職が有効であると言われることは少なくありません。
実際に、転職によって年収が数万円から数十万円上がったというケースがありますので、今の会社では給料が上がる見込みが低いと感じている場合は、転職を検討してみましょう。
しかし、「給料に不満がある」という理由だけで転職するのはおすすめしません。給料を上げることをゴールにしてしまうと、仕事へのモチベーションを保つのが難しくなる場合があるからです。
どのような仕事がしたいのか、どんなスキルや経験をいかしたいのかなど、具体的かつ前向きな理由を考えてから行動しましょう。
もし、給料を上げること以外に明確な理由が見つけられないという場合は、転職活動の第一歩として転職エージェントに登録してみましょう。
専任のアドバイザーが、向いている仕事やスキルアップできる環境などを考慮した最適な求人を紹介してくれるはずです。
なお、給料に不満があるというホテル・旅館スタッフの方は、「おもてなしHR」にご相談ください。経験やスキルをいかしながら給料アップが狙える求人を紹介させていただきます。
給料に不満があるなら転職エージェントに相談してみよう!
「給料に不満がある」と思っていても、勝手に給料が上がることはありません。
生活費を見直して給料に見合った生活をするのも良いですが、理想とする暮らしを送るためには余裕のある収入が不可欠です。不満を解消するために、給料を上げるための具体的な対策を講じてみましょう。もちろん、転職もその1つです。
より良い条件で転職するためには、プロの力を借りるのがおすすめです。まずは、転職エージェントに相談してみてはいかがでしょうか。
給料に不満がある方で宿泊業界への転職を検討している方は「おもてなしHR」にご相談ください。給料アップはもちろん、スキルアップやキャリアアップがかなう求人を紹介させていただきます。