板前の服装で大事なことは?
寿司職人やレストランシェフなどの料理人は、白い服を着ているイメージがありませんか?勤務先によっても異なりますが、多くの場合、板前も白い調理衣や調理帽を身につけています。
白は汚れが目立ちやすく、綺麗にしようという意識が保てる色。そのため、衛生管理や清潔感を重視する飲食関係の服装に用いられることが多いようです。
板前は、厨房のような人目に触れない場所だけでなく、カウンター越しに接客をしながら料理を提供することもあります。
そのため、料理の味はもちろん、服装にも配慮しなければなりません。服はお客様の目に入りやすい部分。板前の服装がお店の印象を決めるといっても過言ではないのです。
では、次の項目で板前の身だしなみについて、男女別にチェックしていきましょう。
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板前の身だしなみ:男性
板前と聞いて男性を思い浮かべる人が多いように、料理の世界では多くの男性が活躍しています。調理場に立つ男性の身だしなみについてご紹介しましょう。
服装
服装は、身だしなみで最も目立つ部分。汚れやシワ、色など、食品を扱う場所にふさわしい格好で、常に清潔感を保つことが大切です。
足元
足元は、意外と見られています。靴の状態を定期的にチェックし、汚れの有無やすり減りなどに注意しましょう。
髪の毛
飲食店は特に、髪の毛の身だしなみに注意したいもの。料理に髪の毛が混入するのを防がなければならないので、短髪・調理帽の着用などの工夫をする必要があります。
手・爪
食べ物に手を触れる手は、衛生面と見た目の両方に気を配りましょう。アルコールの消毒を徹底するのはもちろんのこと、爪をきちんと切りそろえて清潔にしておくことが大切です。
ヒゲ
ヒゲも注意しておきたい身だしなみの一つ。お店の雰囲気や提供する食事の種類にもよりますが、ヒゲの有無や長さなど、店舗ごとの基準をしっかり確認しておきましょう。
匂い
料理は味と見た目、そして香りも大切です。そのため、タバコや香水、体臭などの匂いには十分注意してください。お客様に不快感を与えないようにしましょう。
装飾品
時計やアクセサリーなどの装飾品にも配慮しましょう。板前の場合、基本的には手元の装飾品はNGのことが多いようですが、ルールは店舗により異なります。事前に確認し、清潔さを大事にしてください。
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板前の身だしなみ:女性
板前として働く女性の割合は多くありませんが、少ないからこそお客様の目に入りやすいもの。板前の身だしなみについて、女性ならではの注意しておきたいポイントをご紹介します。
服装
男性同様、身だしなみで最も目立つのが服装です。汚れやシワ、色など、食品を扱う場所にふさわしい格好で、常に清潔感を保つよう心がけましょう。
足元
意外と見られている足元。女性の場合、ヒールの高さや汚れの有無、底のすり減りなどに注意しておくと良いでしょう。
髪の毛
髪の色や長さの基準は店舗により異なりますが、男性同様、万が一を想定して対策しておくことが大切です。髪が長い女性の場合は、髪をまとめ料理に入らないように配慮しましょう。
手・ネイル
手は食べ物に最も近づく部分なので、清潔さが大事です。アルコール消毒で衛生面に気を配るほか、爪の長さやネイルアートなどにも注意しましょう。
メイク
メイクは女性にとって大事な身だしなみであり、社会人マナーの一つです。板前という職業にふさわしい、清潔感のあるメイクを心がけましょう。
匂い
料理の香りを損なわないためにも、匂いには注意しましょう。香水やタバコ、体臭などに気を配り、お客様に不快感を与えないことが大切です。
アクセサリー
指輪やネックレス、ピアスなどのアクセサリーにも注意が必要です。特に手元のアクセサリーは衛生面に大きく関わります。店舗ごとのルールを確認し、清潔な状態を保ちましょう。
服装が第一印象を左右する!
スタッフの服装や身だしなみは、店舗の印象に大きく関わります。板前の服装を中心にお伝えしましたが、ご紹介した身だしなみのチェックポイントはどんな職業にもいえることです。
飲食店や宿泊施設のような料理を提供する仕事では、清潔感が求められます。服装は人の目に入りやすいので、スタッフの見た目で店舗が評価・判断されてしまうこともあるのです。
板前をはじめとするスタッフの服装・身だしなみを接客の一部と考え、お客様が気持ちよく食事を楽しめる空間をつくるよう心がけましょう。