ホテル勤務の休憩時間はどれくらい?夜勤の休憩時間に給料は出る?

ホテル業界で仕事探しをしている方にとって、休憩時間や労働時間は気になるポイントですよね。ホテルの従業員は、日勤と夜勤で休憩時間の扱いが異なりますが、休憩時間はどれくらい設けられているものなのでしょうか?本記事では、ホテルの日勤・夜勤それぞれの休憩時間や、夜勤の場合の仮眠時間の給料の有無について解説します。

目次

    ホテルで働きたい!休憩時間はどうなっている?

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    ホテル業界で仕事探しをする際に気になるのは、労働時間や休憩時間といった勤務時間なのではないでしょうか?

     

    ホテルの勤務形態はシフト制で、「2交代制」または「3交代制」がとられていることが一般的。2交代制であれば、日勤・夜勤、3交代制であれば早番・遅番・夜番として設けているホテルが多いでしょう。

     

    そのような勤務体制をとるホテル業界ですが、日勤や夜勤の休憩時間はどのように扱われているのでしょうか?

     

    ホテルの休憩時間について、日勤と夜勤に分けて詳しく紹介します。

     

    ホテルの休憩時間:日勤の場合

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    ホテルによってさまざまですが、ホテルの日勤は主に8:00〜22:00の時間帯で働くことを指しています。深夜手当が付かない時間と捉えてもいいかもしれません。

     

    日勤の場合、実労働時間は8時間、休憩時間は1時間としていることがほとんど

     

    しかし、日勤は「中抜け勤務」をする場合があります。

     

    中抜け勤務とは、お客様のお見送りとお出迎えの時間に合わせて勤務時間が調整される働き方です。

     

    たとえば、6:00〜20:00を勤務時間とし、その中で休憩時間を6時間とるという例。8時間労働ではありますが、休憩時間が長く設けられており、ホテルが忙しいときに出勤するイメージです

     

    一口に「日勤」と言っても、出勤から退社までの勤務時間が9時間であるとは限りません。

     

    求人を探す際は、実労働時間や休憩時間がどのように設定されているか確認するようにしましょう。

    ホテルの休憩時間:夜勤の場合

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    ホテル業界で働いたことがない方や、夜勤をしたことがない方にとって、ホテルの夜勤は特別な印象を抱く働き方かもしれません。

     

    まず、ホテルの夜勤は17:00〜翌9:00の時間帯を勤務時間としていることがほとんどです。

     

    日勤担当との交代まで働くことが多く、出社から退社までの時間が9時間を超えてしまうことは珍しい話ではないのだとか。

     

    しかし、その分休憩時間や仮眠時間が多く設けられており、実働時間は8〜10時間程度とされていることが一般的です

     

    「休憩時間と仮眠時間は何が違うの?」という疑問については次の項目で解説していますので、あわせてご覧ください。

     

    ▼ホテルの勤務時間に関する記事はこちら

     

    ホテルの休憩時間と仮眠時間の違いとは?

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    ホテルの休憩時間と仮眠時間の違いには、法的な規定の有無が関係しています。

     

    それぞれ詳しく見ていきましょう。

     

    休憩時間

    休憩時間は、労働者が一定の労働時間を超えたときに与えられるもので、労働基準法によって定められています

     

    企業は、労働時間が6時間を超える場合は少なくとも45分、8時間を超える場合は少なくとも1時間の休憩を与えなければいけません。

     

    「休憩時間」は、労働者が労働から離れる権利をもって休憩できることが保障されており、もし休憩時間中に業務をおこなった場合は、別途休憩をとる必要があります。

     

    ▼労働基準法に関する記事はこちら

     

    仮眠時間

    仮眠時間は、長時間勤務となる場合に設けられていることが多く、休憩時間とは違って法的な規定がありません

     

    つまり、ホテルによって定義がさまざまということ。

     

    緊急の場合を除いて仮眠をしっかりとることができるホテルもあれば、仮眠兼待機時間と言われるように気を張りながら仮眠をとらなければいけないホテルもあります。

     

    「しっかり仮眠をとりたい」ということであれば、仮眠時間の取り扱いについて入職前に確認しておいたほうが良いでしょう。

     

    ▼仮眠時間に関する記事はこちら

    参考:労働時間・休日/厚生労働省

     

    ホテルの夜勤では休憩時間も給料が発生する?

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    「休憩時間」は労働をおこなってはいけない規定があるため、もちろん給料は発生しません。しかし、法の規定がない「仮眠時間」はどうでしょうか?

     

    「しっかり休憩できるならまだしも、業務が発生したときや気を張り続けなければいけないときでも給料は発生しないの?」と疑問に思いますよね。

     

    結論を述べると、給料の有無についてはホテルの判断によって異なります。

     

    仮眠時間中に業務が発生しても給料には反映しないとしていたり、仮眠時間中の労働分も含めてみなし残業代を設けていたり、ホテルによってさまざまなようです。

     

    ホテル業界はお客様第一で動くため、イレギュラーに対応しなければいけない場面が多くあります。

     

    無理な働き方を避けるためにも、慎重に求人を探していきましょう。

     

    ▼ホテルの仕事探しに関する記事はこちら

     

    【日勤】ホテルの休憩時間のタイミング

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    ホテルの日勤では、どのタイミングで休憩をとるケースが多いのでしょうか?

     

    ホテルフロントスタッフのスケジュールを例に紹介します。

    • ・始業
    • ・遅番との引継ぎ
    • ・チェックアウト対応

     

    【休憩時間(中抜け)】

     

    • ・お客様対応/電話対応
    • ・宿泊予約確認
    • ・会計業務
    • ・チェックイン対応
    • ・終業

    日勤の方は、午前中の宿泊客のチェックアウト対応が終わったタイミングで休憩時間に入ることが多いようです。

     

    休憩後は接客や宿泊予約に関する庶務をこなし、夕方〜夜にかけて当日のチェックイン対応を終えて、業務を終了します。

     

    【夜勤】ホテルの休憩時間のタイミング

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    ホテルの夜勤では、どのように休憩時間や仮眠時間が設けられているのでしょうか?

     

    例として、夜勤のホテルフロントスタッフのスケジュールを紹介します。

    • ・始業
    • ・早番との引継ぎ

     

    【休憩時間】

     

    • ・館内の清掃
    • ・翌日分の館内着やアメニティの準備
    • ・館内の見回り

     

    【仮眠時間】

     

    • ・朝食の準備
    • ・チェックアウト対応
    • ・終業

    上記の例のように休憩時間と仮眠時間を別々に設けているホテルもあれば、ひとつにまとめて長めに休憩を設けているホテルもあります。

     

    気になる方は入職前に確認をとるようにしてくださいね。

     

    休憩時間の取り扱いはホテルによって異なる!

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    休憩時間の取り扱いは、ホテルによって千差万別です。

     

    休憩時間の回数や長さ、給料に反映される・されないということはホテルや、ホテルで決められたシフトによるということを覚えておきましょう。

     

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