台湾の旅館に就職した日本人仲居が語る!海外勤務で身につけた接客術

台湾加賀谷で働く日本人の仲居さん

「海外で自分の語学力を試したい」「日本の文化を世界に伝えたい」などという想いを抱き、台湾での就職を目指す方が増えています。

その中でも、日本が世界に誇る「おもてなしの心」を実践できる職場として注目されているのが、台湾の温泉地・北投にある「日勝生加賀屋」です。

今回は、台湾の大学を卒業後、新卒で日勝生加賀屋に入社し、唯一の日本人仲居として活躍している女性にインタビュー。

台湾で働く魅力や、加賀屋でしか得られない成長について伺いました。

※この記事の内容は、取材当時(2025年11月時点)の勤務状況に基づきます。

まずは、ご経歴や就職理由について教えてください。

私は日本の大学ではなく台湾の大学に進学し、4年間の学生生活で語学力を身につけました。また、接客業を志望していたこともあり、台湾での就職を決意しました。

数あるホテルの中から最終的に日勝生加賀屋を選んだ理由は、一番日本らしく、質の高いおもてなしを学べる場所だと確信したからです。

実際に日勝生加賀屋さんで働いてみてどうでしたか?

日勝生加賀屋のフロント

日勝生加賀屋で働き始めてから、毎日多くのお客様と接する中で、やりがいを感じる場面がたくさんあります。

特に、一番やりがいを感じるのは、お客様に日本人ならではのきめ細やかな心遣いを提供できることです。

台湾にいながら、自分のルーツである日本の文化を存分に発揮できる環境があり、お客様との日々の接客を通して、伝統的な所作や礼儀作法を自然に身につけられることが、私の大きなやりがいに繋がっています。

日本人ならではのきめ細やかな心遣いとは、具体的にどのようなことでしょうか?

日本人ならではのきめ細やかな心遣いというのは、単にマニュアル通りにサービスをするのではなく、お客様一人ひとりの状況や気持ちに合わせて、先回りして配慮することです。

たとえば、妊婦のお客様には腰の負担を和らげるクッションやノンカフェインのお茶を用意したり、足元が冷えやすいご年配の方には追加で靴下をお渡ししたりします。

また、ぐずってしまったお子様には笑顔になってもらえるようにシールをお渡しすることもあります。

こうした小さな気遣いの積み重ねが、お客様に快適に過ごしていただくための「日本ならではの心遣い」だと思っています。

お客様と接する中で自分のスキルや考え方が成長したと感じた瞬間はありますか?

あるとき、日本人のお客様の宴会で、料理と飲み物のどちらを先に提供するかで台湾人の先輩と意見が分かれたことがありました。

台湾では「いただきます」の文化がなく、料理が運ばれるとすぐに食べ始めるのが一般的です。そのため、先輩は「お客様をお腹が空いたまま待たせるわけにはいかない」と考え、料理を先に出すことを主張されました。

一方で私は、「日本人のお客様はまず飲み物で乾杯をしてから食事を始めるはず」と考え、飲み物を先に提供することを提案しました。

対話の結果、今回は日本人のお客様の習慣を尊重し、先に飲み物を提供して円滑に宴会をスタートする対応ができました。

この経験を通じて、自分の当たり前に固執せず、相手の文化を理解し、対話を通して最適な答えを見つける大切さを学ぶことができました

この経験は、台湾で仲居として働く中での私の大きな成長だったと思います。

台湾で働くにあたって、語学力に不安はありませんでしたか?

台湾の大学で4年間中国語を学んでいたので、仕事で通用するレベルまで語学力を高めたいと思っていました。

でも、ホテルで働き始めると、台湾華語のニュアンスや接客用語など、学校では学べない細かい表現も多く、最初は少し緊張しました。

日々お客様と接する中で、自然で丁寧な台湾華語を使う機会が増え、少しずつ「生きた言葉」として身についてきました。

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日勝生加賀屋さんで働いたからこそ得られたスキルはありますか?

日勝生加賀屋で働く日本人の仲居

日勝生加賀屋で仲居として働く中で、語学力以外にも多くのスキルを身につけることができました。

花道や茶道の知識、和服を着用した際の立ち居振る舞いや礼儀作法など、日本の伝統文化に関する所作も自然に身につきます。

また、特別室でのVIP対応から大勢の団体客の接客まで幅広い経験を積むことで、一流の接客スキルや臨機応変な対応力も養えます。

仲居はフロントや清掃業務を担当しないので、お客様と向き合う時間に集中でき、おもてなしのプロフェッショナルとして知識と経験を深められます。

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台湾・日勝生加賀屋で「おもてなしの心」を伝えてみませんか

インタビューを通して見えてきたのは、台湾という親日的な環境の中で、日本の伝統文化を武器に自分自身を大きく成長させている一人の仲居の姿です。

語学力だけでなく、異文化を理解する力や相手を思いやる心も磨かれ、お客様に最高の時間を提供する経験が積めることがわかりました。

台湾の日勝生加賀屋では、こうした経験を通じて「おもてなしのプロ」として成長したい方を募集しています。興味のある方は、ぜひ求人情報をご覧ください。

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※日本円換算は1台湾ドル=約5円として計算(2025年11月時点)。為替レートは変動する場合があります。

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