仕事とは何か?
「あなたにとって仕事とは何ですか?」と聞かれてすんなりと答えられますか?働くことが当たり前になっていると、答えられない人の方が多いかもしれません。
「仕事」を辞書で引くと、「何かを作り出す、または成し遂げるための行動」とあります。
仕事をする目的としてまず考えられるのは、お金のためでしょう。しかし、仕事や働くことには、お金にはかえられない意味も含まれています。
仕事の意味や目的を知ることで、自分らしい働き方を発見できるかもしれませんよ。
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なぜ仕事をするのか?
私たちはなぜ仕事をするのでしょうか。働く目的についてご紹介します。
生活するため
仕事をするいちばんの目的は生活するため。つまり、生きていくためではないでしょうか。
お金がなければ、食べていくことはできませんし、食べることができなければ、生きていくことはできませんよね。
「人が生活するためには、仕事をしなければならない」そんな考え方が、世の中のスタンダードになっているのかもしれません。
社会貢献のため
人の役に立ちたい、世の中のためになるようなことがしたいと考えて、仕事をしている人もいます。
どんな仕事でも、少なからず誰かの役に立っているもの。仕事を通して他者貢献・社会貢献することで、自分自身のモチベーションを高めてくれるのでしょう。
人や社会と繋がるため
仕事をしていると、たくさんの人に出会う機会があります。その出会いから、誰かと繋がるために仕事をしている人もいるでしょう。
人との出会いはコミュニケ―ション力を養うことにも繋がりますし、協力する大切さを学ぶこともできます。
また、社会と接点を持つことは、生きていく上で大事なもの。仕事を通して社会に関わっている、社会に属していると感じることで、生きるための力になるのです。
自己実現のため
目標を掲げ、達成するために仕事をする人もいます。常に向上心を持つことで、仕事をやらされているのではなく、自ら進んで仕事に取り組めるのです。
仕事の種類は数多く、中にはつらいと感じる仕事もあります。ですが、目標があったり自分が成長するためだったりと、前向きに仕事ができているのは幸せなことと言えるでしょう。
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仕事と作業の違い
「仕事」と混同されがちな言葉に、「作業」があります。作業とは、事前に定められた手続きと目的に向かって行う活動という意味です。
仕事には、作業にはない次のような意味があります。
- 意思を持って取り組むもの
- 創意工夫を凝らすもの
誰かに指示されたことを行うだけでは、仕事にやりがいを見出すことはできません。誰かに頼るだけでなく、自分の意思を持って取り組むことができるものが、仕事なのです。
また、物事に対して自分の考えを持ち、現状維持すべきか、改善が必要かなど、より良いものをつくり上げるために工夫を凝らすことも、仕事をする意味に繋がります。
作業のように与えられたことをこなすだけなら、ロボットやAIにもできてしまうはず。仕事による満足感を得たければ、前向きな気持ちと行動力を持つことが大切ですよ。
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仕事にやりがいを見出す
もし「仕事とは何か?」と迷ったら、自分の好きなことや価値を見出せるものは何かを考えてみましょう。自己分析や価値観を知ることで、やりがいを見つけることができるはずです。
やりがいの感じ方は人によって異なりますが、仕事に対する価値観が定まっているとやりがいを感じやすく、長く仕事を続ける原動力になります。
やりがいとは、物事に対して能力を十分に発揮できたり、かけた労力に対して成果が与えられたりすることで感じられるものです。
自分の仕事が誰かのためになっている、仕事を通して感謝されるなど、このような実感を得ることがやりがいに繋がります。
仕事にやりがいを見出すことができれば、働くことへのモチベーションが上がり、充実感を得られるでしょう。
「仕事とは」は永遠のテーマ
仕事について問われても、明確に答えることができない人は多いはず。それもそのはず、仕事に正解はありません。とはいえ、社会人として働く限り問い続ける疑問でもあります。
もし、仕事の目的がすべて同じで、意味を持たずに行うものであるなら、私たち人間が働く必要はないでしょう。
仕事をする上で大切なのは、仕事への価値を見出したりやりがいを見つけたりなど、個々人が自分なりの答えを導くことなのです。
「仕事とは何か」と迷ったときは、自分が大事にしたいことや譲れないものを考えてみてください。そうすることで、より自分らしく仕事をすることができるでしょう。