「仕事辞めたい病」とは?
仕事辞めたい病とは、辞めたいという思いが度を越していて、常に仕事を辞めることを考えている状態をいいます。
仕事をしていると、少しくらい仕事を辞めたいという思いに駆られることがあるかもしれませんが、「仕事辞めたい病」の場合はそうではありません。
辞めたい気持ちが頭から離れず仕事に集中できない、仕事を離れても辞めることばかり考えてしまうなど、辞めたい思いでいっぱいになり何も手につかなくなってしまうのです。
仕事やめたい病は、仕事をしている人なら誰でもかかる恐れがあります。特にかかりやすい人は新入社員のほか、仕事熱心・責任感が強い・コミュニケーションが苦手といった特徴のある人が挙げられます。
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「仕事辞めたい病」の診断チェック!
仕事を辞めたいと思うことがあっても、実際に「仕事辞めたい病」かどうかを判断するのは難しいですよね。仕事辞めたい病の目安となるチェックポイントについてご紹介します。
- (1)仕事や職場に楽しさを感じられない
- (2)仕事や職場に不満やストレスを感じる
- (3)ふとしたときに仕事を辞めたいと思う
- (4)職場を離れても仕事を辞めたいと思う
- (5)仕事のことを考えると気が重くつらい
1・2の感情は一般的に仕事を辞めたい理由に挙げられるものです。そのため、仕事辞めたい病とはいえませんが、今後、仕事辞めたい病にかかるリスクは十分にあります。
3は自然と辞めたい思いが出てしまっているため、軽度の仕事辞めたい病といえます。その状態が行き過ぎると仕事辞めたい病が深刻化し、4・5のような重い症状になってしまうのです。
ここで示したチェックポイントはあくまでも例ですので、上記のうちひとつでも当てはまるものがある方は、なぜ辞めたいのか理由を突き詰め、早めに対策を講じる必要があるでしょう。
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「仕事辞めたい病」になる原因
仕事辞めたい病の原因は何でしょうか。人により原因はさまざまですが、例として次のものが考えられます。
- 人間関係のストレス
- 労働環境に不満がある
- やりがいを感じない
- ミスやトラブルが続く
- 上司が信頼できない
- 完全なブラック企業
これらの不満は、多かれ少なかれ誰もが抱くものです。ただし、仕事辞めたい病は、蓄積された不満が我慢の限界に達した場合に発症します。
仕事辞めたい病になった人の中には、冷静に物事を考えられなくなり、仕事を辞めたい理由すらわからなくなってしまう人も多いようです。
「仕事辞めたい病」にかかったらどうする?
仕事辞めたい病は、「ただ単に仕事を辞めたいだけ」と思われがちですが、放っておくと本当の病気が発症してしまう危険があります。
仕事辞めたい病にかかってしまった場合に、まずすべきことについてご紹介しますので、ぜひ実践してみてください。
理由を明確にする
仕事を辞めたい場合、必ず理由があるはずです。まずはその理由を明確にし、解決方法を導き出す必要があります。
なぜ辞めたいと思うのか、きっかけや原因は何かを考え、早めに行動することが大切です。解決が遅くなればなるほど、気持ちの切り替えが困難になってしまいます。
とにもかくにも、自分が仕事を辞めたいと考えるようになった理由をはっきりさせましょう。
ストレスを解消する
仕事辞めたい病にかかってしまった方の中には、仕事による疲労でプライベートな時間を楽しめないというストレスを抱えている人もいます。
そのような場合は、趣味やショッピングに出かける、数日間の休みを取得し旅行をするなどの気分転換がおすすめです。
心身をしっかり休ませることで気持ちがリセットされ、前向きに仕事に向き合える可能性もありますよ。
悩みを相談する
仕事辞めたい病にかかった際、友人や家族など信頼できる人に相談することも大切です。
自分一人で考え解決するのは限界があります。自分が不安に思っていたことや悩みごとを人に打ち明ければ気持ちが楽になる場合もあるでしょう。
また、第三者の意見を聞くことで自分が置かれている状況を客観的に捉え、冷静に判断できるかもしれません。
「仕事辞めたい病」を克服する方法
仕事辞めたい病の原因やすぐにすべきことが分かったら、仕事において克服できる方法を試してみましょう。
労働環境を改善する
労働環境の改善や待遇を相談する場合は、上司や会社との交渉が必要です。自身の成果に対する正しい評価を望む場合は、まず上司に相談してみましょう。
また、状況を変えるためには、自分の気持ちを正直に伝えることも重要です。その際、トラブルを避けるためにも、会社への不満ばかりにならないよう注意してください。
先輩や同僚に相談する
ミスが続いたりトラブルが起こったりした場合は、社内の同僚や先輩に相談してみるのも一つの方法です。
普段の仕事ぶりを身近で見ている人なら適切なアドバイスをしてもらえる可能性がありますし、ミスが減り褒められる機会が増えれば、辞めたい気持ちが軽減されるかもしれません。
やりがいを見つける
自分に合わない仕事によってモチベーションが低下している場合は、その仕事に対するやりがいを見出してみましょう。
合わない仕事だと決めつけるのではなく、見方を変えて解釈することも大切です。得意な部分や好きな部分を見つけ目標を持って行動すれば、達成時のやりがいや喜びを感じられますよ。
退職・転職する
最も手っ取り早い方法が、今の仕事を辞めることでしょう。ただし、仕事を辞めたいからといって辞める選択だけが正しい判断とは限りません。
退職を決める前に、仕事を辞めることで問題が解決するのかをもう一度考えてください。仕事を辞めてから後悔しないためにも、判断は急ぎすぎないほうが良いかもしれません。
転職を決めた際は、書類や面接など転職に向けた事前準備をしっかりおこなうとスムーズに進むでしょう。
以下の記事では、自己PRの伝え方や面接対策について紹介していますので、併せてチェックしてみてくださいね。
原因を知って「仕事辞めたい病」を乗り越えよう!
誰でも起こり得る、仕事辞めたい病。仕事辞めたい病を克服するための第一歩は、仕事を辞めたい理由や原因を知ることでしょう。
そして、仕事辞めたい病の克服において大切なのは、自分一人で解決しようとするのではなく、誰かに頼ることです。
何もかも一人で抱え込んでしまうと、本当の病気を引き起こしてしまう恐れもあります。仕事辞めたい病の原因や克服方法を知り、万が一に備えておくことが大切ですね。
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