ホテルにはさまざまな種類がありますが、リゾートホテルとシティホテルの細かい違いまで理解している人は少ないのではないでしょうか。どちらも宿泊施設ですが、立地や客層、仕事内容、働き方には大きな違いがあるようです。この記事では、リゾートホテルとシティホテルの仕事内容や働き方を徹底比較し、それぞれの特徴を詳しく解説します。
リゾートホテルとシティホテルの基本的な違い
リゾートホテルとシティホテルはどちらも宿泊施設ですが、立地や利用目的、客層、提供するサービスが大きく異なります。
働く環境や業務内容も変わってくるため、転職を考えているならそれぞれの特徴をしっかり理解しておくことが大切です。
立地
リゾートホテルは、海や山、温泉地などの観光地に多く、自然に囲まれた環境で非日常を提供します。
ホテル自体が旅行の目的地となることもあり、館内で過ごす時間が長くなる傾向があるようです。
一方、シティホテルは都市部の中心地や主要駅、空港周辺にあり、ビジネスや観光の拠点として利用されます。
周辺にはオフィス街や商業施設が集まり、宿泊客はホテル外で過ごすことが多いのもシティホテルならではの特徴です。
利用目的
リゾートホテルは、休暇や観光、記念日などの特別な滞在が目的で利用されます。
宿泊客はホテル内のレストランやスパ、アクティビティを楽しみ、滞在型のサービスが求められるのが特徴です。
一方、シティホテルは出張や都市観光の拠点としての利用が多く、宿泊はシンプルに済ませる傾向があります。
ビジネス客の滞在が中心で、チェックイン・チェックアウトのスムーズさや、快適なワークスペースが重要視されます。
客層
リゾートホテルには、観光客や家族連れ、カップル、新婚旅行客、富裕層などが訪れます。
長期滞在が多く、特別な体験を求める宿泊客が中心です。企業の社員旅行や学校の合宿に利用されることもあります。
一方、シティホテルの宿泊客は、ビジネス客や出張者、都市観光の旅行者、結婚式やイベントの参加者が中心です。
単独での利用が多く、短期間の滞在が一般的。企業の会議や学会で利用されることもあり、大型の宴会場や会議室を備えているホテルもあるようです。
設備・サービス
リゾートホテルは、宿泊客が滞在そのものを楽しめるような設備が充実しています。
プールやスパ、ゴルフ場などのレジャー施設を併設し、レストランも複数あることが一般的です。客室も広めで、スイートルームやヴィラタイプが用意されている場合もあります。
一方、シティホテルは機能性と利便性を重視した設備が整っているのが特徴です。
チェックイン・チェックアウトの手続きを効率化するためにセルフチェックイン機を導入しているホテルも増えています。客室もシンプルな設計が多く、短期滞在に適した作りになっています。
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リゾートホテルとシティホテル|仕事内容や働き方
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リゾートホテルとシティホテルでは、仕事内容や働き方に大きな違いがあります。具体的にどのような違いがあるのかを、確認してみましょう。
リゾートホテル | シティホテル | |
主な業務 | フロント、レストラン、レジャー施設運営、アクティビティの企画・運営 | フロント、宴会・会議対応、ビジネス客のサポート、レストラン業務 |
立地 | 自然豊かな観光地やリゾート地 | 都市部や駅周辺などアクセスのよい場所 |
接客スタイル | 宿泊客と関わる接客が多い | チェックイン・アウト対応が中心で、短時間の接客が多い |
業務の特徴 | シーズンによって業務量に変動がある(繁忙期・閑散期) | 年間を通して一定の業務量があり、安定している |
このように、リゾートホテルとシティホテルは異なる点が多いです。
そのため、どちらの働き方が自分に合っているか考える際は、「お客様とじっくり関わりたいか」「都会で働きたいか」など、自分の希望するスタイルに合わせて選ぶことが大切です。
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リゾートホテルとシティホテル|自分に合うホテルを選ぶポイント
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リゾートホテルとシティホテル、それぞれの違いを理解したうえで、どちらが自分に合っているかを判断しましょう。ここでは、自分に合うホテルを選ぶポイントについて紹介します。
働く環境で選ぶ
働く環境は、仕事のやりがいやモチベーションに大きく影響します。
リゾートホテルは、海や山、温泉地など自然に囲まれた環境で働くことが多いため、職場の雰囲気も開放的です。
観光地ならではの魅力を肌で感じながら働けるのが特徴ですが、都市部から離れた場所にあるため、生活環境が限られることも珍しくありません。
一方、シティホテルは都市部にあるため、交通の便がよく、通勤やプライベートの時間を確保しやすいのがメリットです。
ただし、オフィス街や繁華街にあることが多いため、落ち着いた環境で働きたい人には向かない場合もあります。
求める接客スタイルで選ぶ
ホテルの仕事では接客が欠かせませんが、リゾートホテルとシティホテルでは接客のスタイルが大きく異なります。
リゾートホテルでは、宿泊客が長期滞在することが多く、一人ひとりのお客様と深く関わる機会が多いです。
滞在中の思い出作りをサポートしたり、観光のアドバイスをしたりと、ホスピタリティを発揮する場面も多いでしょう。
一方、シティホテルでは、ビジネス客や短期滞在の宿泊客が多いため、迅速で正確な対応が求められます。
チェックイン・チェックアウトをスムーズに行うことが重要で、お客様とのコミュニケーションは比較的短時間になることが多いです。
仕事の忙しさで選ぶ
どんな仕事にも忙しい時期はありますが、リゾートホテルとシティホテルでは忙しさの波や、業務の負担のかかり方が異なります。
リゾートホテルでは、観光シーズンによって業務量の変動が大きいのが特徴です。
繁忙期には多くの宿泊客が訪れ、長時間のシフトが続くこともありますが、閑散期には比較的落ち着いて働くことができます。
一方、シティホテルは年間を通して一定の宿泊需要があり、忙しさが比較的安定しています。
朝と夕方のチェックイン・アウト時間帯が特に忙しくなることが多いですが、仕事の流れがパターン化されているため、慣れると効率よく業務をこなせるようになります。
ライフスタイルで選ぶ
ホテルで働くうえで、仕事とプライベートのバランスも重要なポイントです。
リゾートホテルは、勤務先が観光地にあるため、休日もリゾート地で過ごすことができます。
ホテルによっては従業員向けのアクティビティや施設利用の割引があることもあり、リゾート地ならではの楽しみ方ができるのが魅力です。
ただし、都市部から離れた場所にあるため、買い物や娯楽の選択肢が限られることもあります。
シティホテルでは、都会での生活がしやすく、仕事終わりに買い物や食事を楽しむことができます。
通勤しやすい立地にあるため、仕事とプライベートのバランスを取りやすいのがメリット。
ただし、24時間稼働しているホテルも多く、深夜勤務や早朝勤務が発生することもあります。
給与や待遇で選ぶ
給与や待遇も、転職先を決めるうえで欠かせないポイントでしょう。
リゾートホテルでは、寮や社宅を完備しているホテルが多く、家賃や光熱費の負担を抑えられるケースがあります。また、食事補助があることも多く、生活費を抑えながら働けるのが魅力です。
ただし、観光シーズンによって給与に変動がある場合もあるため、給与体系をしっかり確認することが大切です。
シティホテルは、都市部での勤務が多いため、住宅手当や通勤手当が充実している傾向にあります。
基本給も安定しているケースが多いですが、都市部は生活費が高いため、給与と生活コストのバランスを考えることが重要となります。
リゾートホテルとシティホテルの違いを理解して自分に合うホテルで働こう
リゾートホテルとシティホテルには、それぞれ異なる魅力や働き方の特徴があります。
自然に囲まれた環境で働き、お客様に特別な体験を提供したいならリゾートホテルが、都市部で安定した働き方をし、効率的なサービスを提供したいならシティホテルが向いているでしょう。
どちらが自分に合っているのかをしっかり考えたうえで、理想の職場を見つけることが大切です。
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