希望シフト制とは?
希望シフト制とは、その名の通り本人の希望に合わせてシフトを組める勤務形態のこと。勤務先に対して、働ける日と時間を自分から申請できるのです。
シフト制は主に、自由シフト制と固定シフト制の2種類に分けられ、希望シフト制は自由シフト制に含まれます。
希望のシフトを申請するタイミングは、週ごとや月ごとなど勤務先によって異なりますが、2週間前から1ヶ月半前の間であることが多いようです。
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希望シフト制のメリット・デメリット
働き方を自由に選べる希望シフト制ですが、メリットやデメリットもあります。それぞれご紹介しましょう。
希望シフト制のメリット
希望シフト制の最も大きなメリットは、自分のスケジュールやライフスタイルに合わせて働くことができることです。
自分の予定に合わせて働くことで、次のようなメリットが生まれるでしょう。
- 平日の休みを取得しやすい
- 自分の時間を有効に使える
- 通勤等の混雑を回避できる
- 人的なストレス避けられる
シフトの希望を平日休みにすることで、通院・役所・銀行などにも行きやすく、土日の混雑を避けることができます。
また、職種によっては早番・遅番などで分けられていることもあるので、朝や夕方の時間を有効に使えるのも嬉しいポイントです。
希望シフト制は勤務時間が固定されていないので、同じメンバーと顔を合わせる機会は少なくなります。それにより、職場での人間関係によるストレスを回避できる可能性が高まります。
希望シフト制のデメリット
一方、希望シフト制にはデメリットもあります。例えば、次のようなものが考えられるでしょう。
- 希望日が確実に通るとは限らない
- 収入にバラつきがあり安定しない
- 職種によって不規則な生活になる
- 職場内での人付き合いは薄くなる
希望を出したからといって、必ずしも希望のシフトに入れるわけではありません。
勤務先の規模にもよりますが、希望日に人気が集中したり、逆に誰も希望しない日に勤務をお願いされたりする場合もあるのです。
そのため、勤務日数にバラつきがあり、それによって収入も変わります。毎月の収入が一定ではないことも、希望シフト制のデメリットといえるかもしれませんね。
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希望シフト制に向いている人は?
希望シフト制の仕事は、日によって予定の違う人に向いています。
例えば、専門学校や大学に通う学生さん、お子さんを持つ主婦(夫)、俳優やミュージシャンなど何かを目指している人におすすめです。
自分の本業や本来やるべきことがありつつも、空いた時間で仕事をしたい、と考える方にぴったりの働き方でしょう。
希望シフト制の業種
希望シフト制は、営業時間が長い職場で採用されていることが多い勤務形態です。
例えば、
- サービス業(ホテル・デパート・スーパー・コールセンターなど)
- 飲食業(レストラン・カフェ・居酒屋など)
が挙げられるでしょう。
長時間営業となると、来客に備えて常にスタッフがいなければならない状態ですから、シフト制で交代しながら店舗を回していく必要があるのです。
希望シフト制は自分のライフスタイルに合わせやすい!
仕事を始めるにあたり、勤務時間はとても大事なことです。
世の中にはさまざまな働き方のスタイルがあり、どんな働き方を選べばいいか迷ってしまうこともあるでしょう。
そんなときは、自分の生活を振り返りつつ、何を大事にしながら働きたいかを考えてみてください。
希望シフト制は、自分のライフスタイルに合わせやすい働き方です。ワークスタイルの視野を広げ、自分に合った仕事に出会えるよう応援しています。