ホテルキャンセルの仕組み
ホテルの予約やキャンセルの際、必ずといっていいほど目にするキャンセル料。キャンセル料とは、予約していたホテル宿泊のキャンセルにかかる料金のことで、取消料と呼ばれることもあります。
キャンセル料が発生する時期や金額はホテルごとに定められており、該当期間に入ってからの取り消しが対象です。
キャンセル料はホテル側の事情により設定されていますが、いかなる理由があったとしてもキャンセル料が発生した場合、支払いの義務が生じます。
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ホテルのキャンセル方法
ホテルのキャンセルにはいくつか方法があり、予約方法と同じ方法でキャンセルをするのが一般的です。
例えば、電話予約の場合はホテルに直接キャンセルの連絡を入れ、宿泊予約サイトでの予約であればサイト上でキャンセルすることになります。
ただし、中には予約時とは異なる方法でキャンセルを受付ていたり、メールでのキャンセルが可能な場合もあるので、ホテルごとに詳細を確認しておくことが大切です。
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ホテルのキャンセル料が免除されるケース
定められた期間内のキャンセルにはキャンセル料が伴いますが、中には、事情を考慮してキャンセル料を減額または免除してくれるホテルもあります。
実際の判断はホテルによりますが、利用者の責任ではどうすることもできない事情でキャンセルをせざるを得ない場合、ホテルの厚意でキャンセル料を免除してくれることもあるようです。
とはいえ、多くの場合、予約した時点でキャンセル料の請求に同意したと見なされています。そのため、基本的にはキャンセル料が発生すると考えておくべきでしょう。
ホテルからキャンセル料の請求がないときの対処法
多くのホテルでは、宿泊の一週間前を目安にキャンセル料を設定しています。しかし、期間内の予約取り消しにもかかわらず、ホテルからキャンセル料の請求がないこともあるようです。
その場合、まずはホテルのキャンセル規定を確認してみましょう。そのうえで、キャンセル料が発生するにもかかわらず請求がないときは、ホテルに問い合わせるのが確実です。
もしかすると、キャンセルの事情を考慮してキャンセル料の請求をしなかった、と言ってもらえる可能性もゼロではありませんよ。
ホテルをキャンセルしてまた予約してもいいの?
ホテルの予約はキャンセルばかりでなく、予定が変わったり予約の間違いに気づいたりなど、予約変更をしなければならないこともありますよね。
ホテルの予約変更は、宿泊予約サイト上での変更やホテルに直接問い合わせるなど、いくつか方法があります。
ただし、タイミングによってはキャンセル料がかかったり、変更の手順によっては空室がなかったりすることもあるので注意しましょう。
もし、キャンセルのタイミングで空室がなくなってしまったときは、キャンセル待ちを検討するのも一つの方法です。その際は、確実に泊まれる宿を確保しておくことをお忘れなく!
ホテルのキャンセルについて知ることが大事!
ホテルをキャンセルすることは誰にでも起こりうることですし、キャンセル料を支払うのは当然のことです。
もちろん、やむを得ない理由でキャンセルすることもあると思いますが、ホテル側はお客様をお迎えするために労力やコストをかけています。
そうしたホテル側の事情を認識しつつ、自分がキャンセルすることになったときに困らないよう、キャンセルの仕組みについて知っておくことが大切ですよ。