ホテルの仕事にSDGsを取り入れるには?全国の実践例と取り組み方を紹介

ホテル業界でも、プラスチック削減や省エネなどといったSDGsへの取り組みが広がりつつありますが、「具体的にどんな仕事が関わるのか」「どうすれば無理なく続けられるのか」と悩む声も少なくありません。この記事では、ホテルの現場で実践されているSDGsの取り組みとそのメリット、社内に定着させる工夫、関わる仕事内容、全国の実践例までをわかりやすく紹介します。

ホテル業界で進むSDGsの主な取り組み一覧

持続可能な社会の実現を目指すSDGs(持続可能な開発目標)は、全部で17の目標と169のターゲットから構成されています。

その中でも、ホテル業界が日々の業務やサービスを通じて実践できることの多くは、「環境」「社会」「経済」という3つの観点に大きく分類されます。

ここでは、それぞれの観点ごとにホテル業界で実際に広がっている取り組み内容を紹介し、対応するSDGs目標とあわせて確認しておきましょう。

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環境に関する取り組み

ホテルが最も取り組みやすいSDGsのひとつが、環境への配慮です。

清掃やエネルギー使用、アメニティなど、日々の業務の中で無理なく始められる点が特徴です。

取り組み内容 関連するSDGs目標
アメニティやストローなど、プラスチック製品の削減 目標12(つくる責任 つかう責任)

目標14(海の豊かさを守ろう)

節水型トイレ・シャワー、節電設備(LEDなど)の導入 目標6(安全な水とトイレを世界中に)

目標7(エネルギーをみんなに そしてクリーンに)

再生可能エネルギーの活用(太陽光・グリーン電力契約など) 目標7(エネルギーをみんなに そしてクリーンに)

目標13(気候変動に 具体的な対策を)

ゴミの分別、食品ロスの削減 目標2(飢餓をゼロに)

目標12(つくる責任 つかう責任)

環境への取り組みは、お客様からの評価や信頼を得るポイントにもなります。

小さなことからでも始められるので、SDGsの最初のステップとして選ばれることの多いテーマです。

社会に関する取り組み

ホテルは地域と共に成り立つ業種です。

だからこそ、地域とのつながりや、すべての人に配慮した働き方の実現など、「社会」に関する取り組みも重要なテーマとなります。

取り組み内容 関連するSDGs目標
地元食材・特産品の積極的な活用 目標11(住み続けられるまちづくりを)

目標12(つくる責任 つかう責任)

地域イベント・観光資源との連携、まちづくり参加 目標11(住み続けられるまちづくりを)

目標17(パートナーシップで目標を達成しよう)

ダイバーシティに配慮した雇用や制度づくり 目標5(ジェンダー平等を実現しよう)

目標10(人や国の不平等をなくそう)

障がい者・高齢者の雇用促進 目標8(働きがいも経済成長も)

目標10(人や国の不平等をなくそう)

これらの取り組みは、地域から信頼されるホテルづくりや、働くスタッフの満足度向上にもつながります

お客様とのつながりだけでなく、地域社会の一員としての役割を果たすことがSDGs実践のカギとなるでしょう。

経済に関する取り組み

SDGsは社会貢献だけでなく、経営的な持続可能性=ホテルの生き残り戦略としても重要な視点です。

特に「地域経済との共存」や「資源の効率化」を意識した取り組みが注目されています。

取り組み内容 関連するSDGs目標
地元企業や農家との継続的な連携 目標8(働きがいも経済成長も)

目標17(パートナーシップで目標を達成しよう)

若手スタッフの育成や、安定雇用の確保 目標4(質の高い教育をみんなに)

目標8(働きがいも経済成長も)

無駄な仕入れや光熱費の見直しでのコスト削減 目標12(つくる責任 つかう責任)
地域全体を巻き込んだ体験型プランの企画 目標9(産業と技術革新の基盤をつくろう)

目標11(住み続けられるまちづくりを)

このような取り組みは、選ばれるホテルになるためのブランディング強化や、コスト最適化による利益確保にもつながります

SDGs=経営強化の一環として捉える姿勢が今後ますます求められるでしょう。

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ホテルがSDGsを導入するメリット

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SDGsの導入は社会貢献だけでなく、ホテル経営にとっても多くのメリットがあります。

たとえば、環境や地域に配慮した姿勢を打ち出すことで、サステナビリティに関心のある旅行者から共感を得やすくなります。

公益財団法人日本交通公社の調査によると、2022年10月から12月に国内旅行を実施した人のうち、旅行先や宿泊施設がサステナブルな取り組みをしていることを重視したと回答した割合は約2割にのぼったというデータもあります。

さらに、ほかのホテルとの差別化やブランディングにつながる可能性も。自分たちらしいSDGsの取り組みを発信することで、施設の個性や価値が伝わりやすくなり、リピーターやメディアから注目されるかもしれません。

また、採用や人材の定着にも効果が期待できます。特に若い世代は、「理念に共感できる職場で働きたい」と考える傾向が強く、SDGsへの姿勢が応募や定着の後押しになることもあります。

そしてもうひとつは、自治体や地元企業との関係づくりです。SDGsという共通言語があることで、地域連携や補助制度の活用がしやすくなるという利点もあります。

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ホテルの現場にSDGsを根づかせる方法

SDGsに取り組むホテルは増えていますが、「掲げて終わり」「一部の担当者だけが動いている」という状態に陥ることも少なくありません。

SDGsは、現場で実践され、スタッフに共感されてこそ継続的に意味を持ちます。ここでは、ホテルの中でSDGsを根づかせていくための方法を紹介します。

SDGsの概念を理解させる

まず大切なのは、「なぜSDGsに取り組むのか?」という意義をスタッフ全員に共有することです。

経営陣がどれだけ本気でも、現場に伝わっていなければ取り組みは形骸化してしまいます。

朝礼やミーティングで、身近な取り組みとSDGsのつながりを話題にしたり、「ホテルの取り組みがどの目標につながっているのか」を可視化した資料を掲示したりするのも効果的です。

「この作業が、こんな世界の課題とつながっているんだ」と気づいてもらうことで、スタッフの中に自分ごととしての意識が生まれていくでしょう。

SDGsの取り組みを見える化する

どんなにいい取り組みでも、見えなければ伝わりません。

社内では、目に見える形で成果や進捗を共有することで、モチベーションや一体感につながります。

たとえば、SDGsの取り組みボードや、スタッフのアイデアを掲示する掲示板を設置するのもよいかもしれません。

また、社外への発信も重要です。ホームページやSNS、館内POPなどを活用し、取り組みを丁寧に伝えることで、お客様からの共感や応援にもつながります。

誰に見せるかを意識することで、スタッフの誇りやプロ意識も自然と高まるでしょう。

無理なくSDGsを続ける工夫

「最初は頑張ってみたけど、続かなかった」という声もよく聞かれます。

SDGsを一時的な取り組みに終わらせないためには、頑張りすぎない仕組みを最初から意識することが大切です。

たとえば、最初から全スタッフを巻き込もうとせず、1つの部署やチームで小さくスタートしてみるのもひとつの方法です。

「アメニティの見直しは客室係から」「地元食材の仕入れは厨房から」など、担当業務に近いテーマで始めると自然に取り組みやすくなります。

また、進捗管理や評価に力を入れすぎると疲れてしまうことも。月に1回、取り組みを振り返る場をつくるだけでも十分です。

「うまくいったこと」「続けられたこと」を共有する時間があると、スタッフの中で少しずつ意識が育っていくでしょう。

大切なのは、いきなり完璧を目指すのではなく、できることを無理なく積み重ねること。それがSDGsを自然と現場に根づかせていく近道になります。

ホテルでSDGsに関わる具体的な仕事|現場別の取り組み事例

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SDGsは経営者や一部の担当者だけで取り組むものではなく、現場の一人ひとりが日々の仕事を通じて関われるテーマです。

ここでは、ホテルの主な職種ごとに、どのようなSDGsの取り組みができるのかを具体的に紹介します。

清掃・アメニティ担当

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清掃やアメニティの管理は、日々の業務の中で環境に配慮できるポイントが多い分野です。

客室のアメニティは、必要最小限の設置にとどめたり、詰め替え式のボトルに切り替えたりすることで、プラスチックごみの削減につながるでしょう。

歯ブラシやくしなどの使い捨てアイテムを、バイオ素材や再生プラスチック製に変更する例も増えています。

また、タオルやシーツの交換頻度をゲストが選べる仕組みを設けることで、節水・省エネを無理なく実現できます。

清掃の現場では、エコマーク認証の洗剤を選んだり、ゴミの分別ルールを徹底したりすることもSDGsの一歩になるでしょう。

調理・仕入れ担当

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食の現場は、SDGsの取り組みが目に見えて伝わりやすい仕事のひとつです。

たとえば、地元の農家や漁業者から食材を仕入れ、地産地消の料理を提供することで、地域経済の活性化と輸送時のCO2削減が同時に実現します。

また、仕入れ量を見直してロスを最小限に抑える、客数に応じて小盛りメニューを設けるといった工夫も、食品廃棄を減らす実践例です。

さらに、MSC認証の魚や、有機野菜などサステナブルな生産背景のある食材を積極的に取り入れるホテルも増えてきました。

余った食材を無駄にせず、地域の福祉団体やフードバンクと連携して寄付する取り組みなどは、SDGsを現場で実践しながら地域と関わる方法として有効です。

企画・広報担当

企画や広報の担当者は、ホテルが取り組むSDGsを見える化し、内外へ伝えていく重要な役割を担います。

たとえば、「連泊でリネン交換を控える代わりにエコ割引が受けられる宿泊プラン」など、行動変容につながる施策を考案するのもそのひとつです。

館内掲示やWebサイト、SNSなどを使って、取り組み内容やスタッフの声を発信することで、ホテルの姿勢に共感するお客様を増やすこともできます。

また、グリーンキーやエコマークといった認証制度の取得・更新を推進し、信頼性のある発信につなげることも可能です。

客室の案内カードやラウンジのサインを使い、お客様に対してどうすれば協力できるかを自然に伝える演出も、重要な広報活動の一部となるでしょう。

経営層・管理者

経営者やマネージャーは、SDGsを経営戦略にどう位置づけ、組織全体をどう動かすかを考える立場です。

たとえば、「このホテルは環境や地域に配慮した宿を目指す」と経営方針の中で明言し、スタッフにもビジョンを共有することが第一歩になります。

その上で、各部門の業務フローやマニュアルにSDGsの視点を反映し、具体的な行動に落とし込むことが求められます。

また、部署間の連携も重要です。調理部門が地元食材を仕入れ、清掃部門がリネン交換を調整し、企画がそれを1つの宿泊プランとしてまとめるような横の連携を促す体制づくりも、管理者の役目です。

加えて、自治体やNPO、地域企業とのネットワークを築き、地域全体とともに進むSDGsの実現を図る姿勢も、経営層に求められる視点といえるでしょう。

地域と共に歩むSDGs|ホテルの実践例7選

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ここでは、地域と一緒にSDGsを実践しているホテルを紹介します。

北海道紋別市|紋別プリンスホテル

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紋別プリンスホテルでは、「全従業員が幸せになれる会社」という理念を軸に、地域の観光資源である流氷を守る取り組みをSDGsの出発点としています。

連泊時の清掃省略で浮いたコストを流氷トラスト運動へ寄付する仕組みや、脱プラスチックに向けたアメニティの見直し、暖房の電化など、日常業務にSDGsを取り込む工夫が積み重ねられています

食においても、地元食材の活用や食材廃棄の削減に注力。バイキングの余りを「もったいないメニュー」に再活用したり、夕食を完全予約制にして仕入れロスを防いだりするなど、身近な行動から持続可能性を追求しています。

従業員の主体性を大切にする風土も特徴で、褒めゲームや朝礼クリアリングなどを通して、現場から自然とアイデアが生まれる環境づくりが進んでいます。

注目ポイント!

特別な設備投資ではなく、人の声と地域の資源を起点に進めるSDGs。日々の業務に無理なく取り込める工夫が、地域との信頼や持続可能な経営につながっている事例です。

山形県鶴岡市|スイデンテラス

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水田に浮かぶように建てられたスイデンテラスは、訪れる人・地域の人・働く人たちすべてが幸せを感じられる場所を目指し、庄内の自然や文化を生かしたSDGsを実践しています。

朝食では、地元産の規格外野菜や、廃棄部位を使ったオリジナルソルトなど、もったいないを活かす工夫が随所に。地産地消率は80%(2023年時点)を誇り、土地の恵みを大切にする姿勢が根づいています。

アメニティも環境配慮型に見直し、ライスレジン製の歯ブラシやアルミ缶の水、社会貢献型のコーヒーや消臭スプレーを導入。

地元の酒蔵とコラボしたペアリングイベントや、子どもたちへの農業・食育体験の提供など、地域とともにあるホテルとしての関わり方にも力を入れています。

注目ポイント!

地域資源と文化を丁寧に活かしながら、できることから継続する姿勢が印象的で、地元とともに歩むホテル経営のヒントになる事例です。

群馬県草津町|草津ホテル1913

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草津ホテル1913は、築100年を超える木造建築を活かした宿として、伝統を守りながら、地球にも地域にも優しい宿づくりを進めています。

客室では環境配慮型のアメニティを採用し、プラスチック削減に取り組むほか、ペーパーレス化や館内業務のクラウド管理を進め、紙資源や印刷物の削減も実現。食事は作りすぎない工夫として、一品ずつの提供スタイルを取り入れ、フードロスを抑える接客スタイルが定着しています。

また、畑で育てた地元野菜をスタッフ自らが調理・提供する仕組みが特徴で、食材の地産地消とスタッフのやりがいが直結した循環型の体制が整っています

EVカーシェアや電動自転車の導入、ユニバーサルなユニフォーム選びなど、日々の業務やサービスの中にSDGsの視点を自然に組み込んでいるのも印象的です。

注目ポイント!

大規模な改革ではなく、今あるものを見直すことから始めるSDGs。長く続く宿だからこそ、伝統と持続可能性を両立させている事例です。

兵庫県神戸市|神戸ポートピアホテル

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神戸ポートピアホテルは、「環境・社会・人にやさしいホテル」を掲げ、館内外のあらゆる業務にSDGsの視点を取り入れています。

養蜂による地域生態系の保全や、連泊時の清掃省略によるCO2削減、廃食油・紙ごみのリサイクル、生ごみを水に変える処理機の導入など、都市型ホテルとしてのスケールを活かした多面的な取り組みが特徴です。

また、地元食材を使ったサステナブルフードの提供や食べ残しを持ち帰る仕組みの導入によるフードロス削減にも注力。地域とのつながりでは、子ども向けの文化体験や探究学習プログラム、緑の募金への寄付、月2回の清掃活動など、地域社会に開かれたホテル経営を実践しています。

ダイバーシティや働き方改革、健康経営にも取り組み、従業員のいきいきとした働き方も重視。設備と人の両面から持続可能な運営体制を築いています。

注目ポイント!

ひとつのホテルで、環境・地域・教育・働き方まで横断的にSDGsを展開している事例です。スケールを問わず、日々の業務を見直すヒントが詰まっています。

岡山県岡山市|ホテルグランヴィア岡山

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ホテルグランヴィア岡山では、環境保全・地域共生・働きやすさの3つの柱でSDGsの実践を進めています。

照明のLED化や節水設備、リネン交換の選択制など、日常業務の中で省エネ・省資源を実現する仕組みが整っています。

注目されるのはフードロス対策で、宴席での3010運動の案内や、レストランで売れ残った商品の再流通、食品廃棄物のバイオマス発電活用など、食の循環を意識した取り組みが随所に見られます。食品廃棄量は年間約47トンにのぼり、地域の再生エネルギーにも貢献しているのが特徴です。

地元の清掃活動への参加やエコキャップの寄付、地産地消食材の採用、従業員へのSDGs教育、子育て支援など、地域との連携と社内の意識づくりを両立したホテル経営を行っています。

注目ポイント!

環境・地域・人材への配慮をバランスよく組み合わせた、都市型ホテルならではのSDGsの実践例。無理のない工夫の積み重ねが、地域からも信頼されるホテル像を支えています。

愛知県豊田市|豊田プレステージホテル

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豊田プレステージホテルでは、日常のサービスを見直すことで環境負荷の軽減と持続可能な社会の実現を目指しています。

たとえば連泊時の清掃やリネン交換を希望制とし、洗濯や清掃にかかるエネルギーを削減。紙ストローやピックアップ式アメニティの導入など、使い捨てプラスチックの削減にも積極的に取り組んでいます。

また、チェックイン時のレジストレーションカードや客室内インフォメーションを電子化し、紙資源の使用を最小限に抑える工夫も進められています。

急な雨に備えた貸し傘サービスや、学生の職場体験の受け入れなど、地域やゲストにとってやさしいホテルを目指した取り組みも特徴です。

注目ポイント!

活動のひとつひとつは小さくても、宿泊客や地域との協力によって成り立つ、身近なSDGsの実践例です。普段の運営を少しずつ変えることで、継続的な取り組みに結びついています。

長崎県長崎市|セトレ グラバーズハウス長崎

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セトレ グラバーズハウス長崎では、「地域と人のつながりを企画するホテル」として、地域資源を活かしたSDGsの取り組みを続けています。

地元の生産者と連携した料理や、規格外野菜の活用、結婚式の引出物袋のエコバッグ化など、日常のサービスの中に循環と共感を生む工夫が詰め込まれているのが特徴です。

また、地域の森を守るため建物や家具に県産材を使用するほか、地元文化に触れるツアーやまち歩き体験、循環型ブックコーナー、体験型の料理教室などを通じて、地域を感じる滞在の価値を高めています

職場づくりでも多様な働き方を支える制度や女性管理職の登用を進め、スタッフ一人ひとりの主体性を大切にした体制を整備。さらに、食の衛生管理体制の強化や、紙資源の削減を進めるなど、持続可能で安心できるホテル運営にも丁寧に取り組んでいます。

注目ポイント!

地域とのつながりを軸に、文化・人・自然を宿泊体験に組み込むSDGsの事例です。共感や参加を通じて、地域とともに価値をつくるアプローチは、日常業務にも取り入れやすい視点でしょう。

出典:SDGs17の目標/公益財団法人日本ユニセフ協会出典:旅行におけるサステナビリティに関する意識 ~JTBF旅行者調査トピックス~/公益財団法人 日本交通公社

ホテルの仕事を通じて、SDGsに取り組もう

SDGsという言葉が少しずつ浸透してきた今、ホテル業界でも「自分たちにできることから始めたい」と考える方が増えています。

とはいえ、何か特別なことをしなくてはと身構える必要はありません。すでに行っている業務の中に、環境や地域にやさしい工夫のヒントはたくさん隠れています。

今回ご紹介したように、清掃や調理、広報、マネジメントといったホテルの現場それぞれの仕事が、SDGsの実践の場になり得るのです。

小さな改善や新しい視点の積み重ねが、スタッフの働きがいやゲストの満足度、そしてホテルのブランド価値にもつながっていきます。

大切なのは、完璧を目指すのではなく自分たちの規模や地域に合ったSDGsの形を見つけることです。まずは1つ、現場でできることを仲間と一緒に始めてみませんか。

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