接客業に必要な資格とは？取得して仕事のスキルアップを目指そう

接客業に必要な資格と聞くと、どんな資格が思い浮かぶでしょうか。実は、接客にはサービスに関する基礎知識やマナーを学べるなどのさまざまな資格があるのです。これらの資格を取得しておくことで、ご自身のスキルアップにも繋がる可能性があります。今回は、接客業で働くならぜひ取得しておきたい資格をいくつかご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

接客業に役立つ資格を取得するメリットとは

接客業に就くにあたり、必ず取得が必要な資格はありません。しかし、取得していると役に立つ資格は数多くあります。

接客業に役立つ資格を取得することには、一体どのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは、接客業に役立つ資格を取得するメリットをご紹介します。

専門知識が身につく

資格を取得するということは、特定の専門知識を身につけるということになります。

ここで身につけた知識が実際の業務のプラスになりますし、お客様や雇用者側からの信頼にも繋がるでしょう。

キャリアアップに繋がる

接客業に役立つ資格を取得することで、接客をする際に必要なスキルを身につけられるようになります。

その結果、会社や企業の売上や集客に貢献することになるので、将来的に昇進や給与アップに繋がる可能性も高いでしょう。

就職および転職に有利になる

接客業に役立つ資格を取得していることで、就職や転職をする際に有利になる可能性があります。

資格を取得していることで、接客に必要な知識やスキルを補うことが可能なため、即戦力として期待されるでしょう。

接客業で働く際に役立つ資格10選

資格を取得するメリットがわかったところで、ここでは接客業に役立つ資格をご紹介します。就職や転職する際に、有利になる資格をチェックしておきましょう。

1.サービス待遇検定

サービス待遇検定とは、接客業やサービス業などでのサービスに対する心構えから応対の技術、言葉遣いなどを学ぶ検定です。

階級は3級、2級、準1級、1級の4つで、筆記試験で出題されるのは理論と実技に関する問題で、知識だけでなく、実際に行動できるだけの技能があるかどうかも問われます。

この検定を取得することで、サービス業の現場で求められるおもてなしの心が身につきます。

2.接客サービスマナー検定

接客サービスマナー検定とは、サービス業全般で必要な接客・待遇の能力を判定する検定です。

階級は3級、2級、準1級、1級の4つです。3級、2級までは接客サービスマナーの基本ですが、準1級以上になるとワンランク上のサービス能力が求められます。

この検定を取得することで、高度な接客サービスを学べるため、お客様に好印象を持ってもらえるような接客ができるようになります。

3.接客心理検定

接客心理検定とは、心理学の手法を取り入れた接客コミュニケーション技法の知識と技術を学べる検定です。

階級は3級、2級、1級の3つで、すべての級で接客の基礎知識から接客コミュニケーション、ニーズの創造などが問われます。

この資格を取得することで、お客様のニーズを引き出す能力が身につくようになるため、ワンランク上の上質なサービスを提供できます。

4.コミュニケーション検定

コミュニケーション検定とは、日常生活からビジネスシーンまでさまざまな状況に応じた話し方を客観的に証明する検定です。

階級は初級と上級の2つで、初級では円滑なコミュニケーションが取れるか、上級ではシチュエーションに応じて使い分けたコミュニケーションが展開できるかが問われます。

この資格を取得することで、一定のコミュニケーションスキルがあると証明されるため、シチュエーションにあった対応力や人間関係の構築にも役立つでしょう。

5.接客販売技能検定

接客販売技能検定とは小売業界初の国家資格で、販売職に求められる接客販売技能を審査する検定のことです。

レディスファッション販売、メンズファッション販売、ギフト販売の全部で3つの受験科目があり、それぞれで3級、2級、1級の階級があります。

これらの資格を取得することで、より高度な専門的知識や技術を習得できるため、接客力も向上するでしょう。

6.リテールマーケティング（販売士）検定

リテールマーケティング（販売士）検定とは、販売および接客技術やマーケティング、店舗管理などの知識を学べる検定です。

3級、2級、1級の階級があり、3級は売り場スタッフ、2級は現場管理者、1級は経営者に向けた内容となっています。

これらの資格を取得することで、販売を取り扱うさまざまなお店で役に立つ販売知識や管理方法、経営計画などのノウハウを習得することが可能です。

7.JASPAセールスプロフェッショナル資格

JASPAセールスプロフェッショナル資格とは、販売スタッフの能力向上や長期的キャリア形成を目的とした資格です。

他の検定と違い、対面販売の実務経験が5年以上必要となるため、難易度が少し高めとなっています。また、合格には一次試験と二次試験をクリアする必要があります。

この資格を取得することで、販売スタッフのコミュニケーション能力に加え、売上向上のためのスキルがあることを証明することが可能です。

8.英語応対能力検定

英語応対能力検定とは、外国人のお客様を接客する際に必要となる「聞く」「話す」ことにフォーカスしたおもてなし英語力を証明できる検定です。

一般試験以外にも、販売や宿泊、飲食、鉄道、タクシーなどの業種別試験が用意されています。

この資格を取得することで、実際に外国人のお客様を接客することになったときに必要な案内やサービスを、英語で提供できるようになります。

9.レストランサービス技能検定

レストランサービス技能検定とは、ホテルやレストランなどの飲食業界で働く際に必要な接客スキルがあることを証明する検定です。

階級は3級、2級、1級の3つで、いずれの級でもレストランサービス作業について学ぶことになります。

この資格を取得することで、接客の基本的なスキルから衛生管理、安全管理などの知識を身につけられるのが特徴です。

10.ホテルビジネス実務検定

ホテルビジネス実務検定とは、ホテルの実務知識の理解度を測定し、評価するための検定です。

階級はベーシックレベル2級、ベーシックレベル1級、マネジメントレベルの3つがあり、ベーシックレベルは新入社員や一般社員向け、マネジメントレベルは管理職向けの内容となっています。

この資格を取得することで、ホテルスタッフとしての基本的な接客マナーが身についていることを証明できます。

接客に役立つ仕事を取得して職場で活躍できる人材になろう

今回ご紹介したサービス待遇検定や接客サービスマナー検定などの資格は、どれも取得することで接客業をする際に役に立つものばかりです。

レストランやホテル、アパレルショップなどはもちろんのこと、あらゆる接客業で働く際に知識を活かせるでしょう。

事前に取得しておくことで、面接でアピールすることができたり、就業後には職場で活躍できる人材になれたりする可能性があります。

今後接客業で働くことを検討している場合は、これを機に資格の取得を目指してみてはいかがでしょうか。