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移住は年齢に関係なくできることですが、40代・50代がベストタイミングだという意見があります。体が元気であり、それまでの人生で培ってきた経験をいかせる上に、もし移住に失敗してもやり直しがきくというのがその理由。
物価の安い地域で生活費を抑えれば、老後のための蓄えを作りやすいといった点もあるでしょう。
また40代・50代は都会の生活に疲れた、自分の田舎のような地域で暮らしたい、子どもがのびのびできる環境で子育てしたいといった願望が出てきやすい時期です。
しかし、気になるのは移住先での仕事ではないでしょうか。一般的に40代・50代の転職は、そう甘くはないと言われています。リモートワークなどで今の仕事を継続できるのならともかく、移住先での再就職を考えると二の足を踏んでしまいがちですよね。
それでは実際に40代・50代で移住した人は、どのようにして日々の暮らしを送っているのでしょうか。移住先で起業した人の事例や、仕事探しの方法を見ていきましょう。
40代・50代で移住し、その地域で一般的な会社員として再就職することはもちろん可能です。しかし、都市部で働いていた人が地方に行くとなると、雇用条件はこれまでよりも悪くなりがちでしょう。
しかし、移住先の地域ならではのチャンスを見つけ、成功している人もいます。
たとえば、人口の少ない過疎地域に移住した人が、役場の職員として働いているケースです。地域によっては移住を前提とした職員の募集することがあるのです。安定した職場を見つけてからの移住であれば、不安が少ないはずでしょう。
また、移住先で民間非営利団体を立ち上げて地域からの信頼を得た後、議員になって住民のために働いている人もいます。
自分が食べるパンを焼くためのかまどを作っていたら近所の人から「どうせならパン屋さんにしてほしい」と提案されて、在宅ワークをしながらパン屋を開業、今では遠方から買い物客が来るほどの人気店になったという事例も見受けられました。
移住者の起業を手厚く支援する自治体もあります。チャレンジにはリスクが伴いますが、40代・50代からこれまでと違った人生を歩みたい!という気概のある人は、移住に向いているのかもしれません。
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前の項目で紹介した例のように、移住先での起業がうまくいったという話はテレビなどでもよく聞きますよね。しかし、誰もが新しい土地で最初から成功できるわけではありません。
まずは生活の地盤を固めて、それから起業など乗り出すのも良い方法です。40代・50代の人が、移住先でチャンスをつかむための仕事を探す方法を紹介します。
都市部から過疎地域への移住を考えているものの仕事が見つかるか不安、という人にぜひ知ってほしい制度が「地域おこし協力隊」です。地域おこし協力隊とは都市部の人を過疎地域に移住させ、地域を活性化するための活動に従事してもらおう!という取り組みです。
若い人しか募集しないのでは?と思っている人がいるかもしれませんが、年齢制限を設けていない募集もあります。
たとえば、英語教育やインバウンド推進事業のサポート要員や地域のプロモート活動の担い手といった募集が見受けられました。
地域おこし協力隊の任期は最長3年。有期契約ですがきちんとお給料が出ます。さらに、任期のラスト1年や、任期を終えた翌年に起業する場合は補助金が支給されるといったメリットもあります。
移住先で起業したいが資金に不安がある、その土地でやっていけそうかどうか確かめたいという人は、まず地域おこし協力隊としての移住を考えてみてはいかがでしょうか。
移住を促進している地域では、移住希望者向けや地元で働きたい人に向けた、起業の合同説明会などが開催されています。
東京や大阪といった都市部の会場で行われることもあるので、移住を考え始めた段階の人でも参加しやすいのではないでしょうか。
また、2021年2月時点では、新型コロナウイルスの影響によってオンライン説明会が開かれることが増えました。まずは気軽にのぞいてみましょう!
移住を前提とした就職・転職支援サービスや、住み込みの仕事に特化した求人情報サイトがあります。移住を考えている人は、そうしたサービスや情報サイトを活用して仕事を探すのが効率的でしょう。
わたしたちおもてなしHRは、日本全国のホテル・旅館の求人情報を扱う就職・転職エージェント。移住先として人気の高い長野県や福岡県、北海道といった地域の求人情報を多数掲載しています。
登録した後は、非公開求人の閲覧や、専任アドバイザーによる応募先の提案などのサービスを利用できます。ぜひ、ご活用くださいね!
40代・50代で移住を考えている人は、ぜひ積極的に行動しましょう。移住したいという希望を持っていながら行動に移せず、いつの間にか年を取って後悔……ということは避けたいですよね。
お試し移住やオンラインでの移住体験など、各自治体のサポートも充実しています。何かアクションを起こすことで、一気に移住への道が開ける可能性があるのではないでしょうか。
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