50代の転職はなかなか決まらない!
転職活動は、年齢を重ねるごとにハードルが上がっていきます。50代ともなれば、そのハードルの高さは並大抵のものでは無いでしょう。
いざ転職を決意をし、転職活動を始めたものの、なかなか決まらないことに焦りを感じているという方も少なくないはずです。
しかし、転職活動を成功させている方ももちろん存在します。では、成功する方となかなか採用に繋がらないという方との違いはどこにあるのでしょうか。50代での転職が決まらないという方の特徴、転職を決めるための方法をご紹介します。
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50代で転職が決まらない人の特徴
50代で転職が決まらない方にはいくつかの特徴があります。ご自身に当てはまるものが無いかを確認しながら、読み進めてみてくださいね。
正しい転職活動の方法がわからない
今50代という年齢の方であれば、1つの企業で長く勤めることが美徳とされていた時代に就職をし、同じ企業でこれまで働き続けていたという方もいるのではないでしょうか。また、転職経験があったとしても数年ぶり、数十年ぶりという方もいることでしょう。
このような方であれば、現代の転職事情にまだ適応できていないことが原因で、転職がなかなか決まらないという状況に陥っている可能性があります。
ハローワーク一辺倒で、転職活動を進めているということはありませんか。現代の転職活動では、求人サイトでのWEB応募や、転職エージェントを経由した求職活動が主流ですが、複数の転職サービスを利用できているでしょうか。
昨今は日本でも、転職が当たり前になりつつある時代へと変化しています。転職市場のトレンドの移り変わりも激しくなっていますので、流行に遅れを取っていないか、今一度確認するようにしましょう。
ITに疎い
ひと昔前と比べ、現代では50代でも考え方が柔軟な方が増えたと言われることも多いはずです。しかし、年齢を重ねるごとに変化への対応速度は落ちてくることでしょう。
インターネットの普及により、ここ10年間ほどで働き方は大きな変化を遂げました。現代ではパソコン・ネットワーク・スマートフォンなどのITに関する新しい知識・技術が、日々続々と生み出されています。
よって、この変化に対応できなければ、転職活動自体が難航します。成長を続けている企業は、古い企業体質を無くしていこうとする動きを取っているため、変化に適応する意を見せない方に必要性を感じないからです。
ITの知識が無いということが企業に伝わってしまえば、「新しいことに挑戦しない人」と捉えられ、評価が落ちる可能性が高まりますので、最低限知識は携えるようにしましょう。
自己アピールが下手
仕事を背中で語る方が多いのも、50代の特徴です。しかし、聞こえの良いこの言葉も、転職活動の中では意味をなしません。言葉にしない限りは、その経歴や熱量が伝わらないからです。
謙虚である、またアピールをしてこなかったということが原因となり、上手く自己アピールができないという方も、転職が難航する傾向にあるようです。
前職の不満を話してしまう
1つの企業に長らく勤めているという方であれば、様々な不満を抱きながら転職活動を行っているという方も多いでしょう。しかし、面接で現職・前職の不平不満を言葉にするのはご法度です。
「そんな野暮なことをする人なんているはずない」という言葉も聞こえてきそうですが、面接官に転職理由を深掘りされるうちに、つい職場を思い返し、不満と捉えられる発言をしてしまうことも、実際に少なくないようです。
「企業体質が古くて」、「甘い考えの部下が増えて」などの言葉は、マイナスにしかなりません。逃げ腰の転職という評価を下されかねませんので、気付かぬうちに不満が漏らしていないか注意してください。
転職に対する焦りが見える
50代の転職は、なかなか決まりません。これは、転職をする際にも覚悟をしていたことであるはずです。しかし、想像以上の決まらなさに焦り、とにかく手を変え品を変え、転職活動を行っているという方も一定数いるようです。
このような心持ちで応募をしては、決まるものも決まりません。「どこでも良いから…!」という焦りが見える50代を、積極採用したいという企業はそういませんよね。あまりにもわかりやすく焦りが見える方であれば、ブラック企業の格好の餌食になってしまいます。
10社、50社、中には100社応募をしてもなかなか決まらないという方もいるかもしれませんが、焦りが見えてしまうような選考書類・面接をするのは禁物です。焦る気持ちを抑え、堂々と構えて転職活動をすれば、きっと成功に近づくことができます。
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50代の転職を決めるためにできることとは?
50代の転職が決まらない、といつまでも嘆いていても仕方がありませんよね。では、50代の転職を成功させるには、どのようなことをするのが有効なのでしょうか。50代の転職を決めるためにできることを4つご紹介しますので、ぜひ転職活動に取り入れてみてください。
買い手市場であることを理解する
有効求人倍率が過去最高、と例年発表があるように、ここ10年ほどは売り手市場が続いています。それに伴い、40代・50代の求人数も増えているのは事実です。
しかし、売り手市場で仕事を選び放題というのは20代・30代に限られます。40代・50代の求人数は増加しているものの、絶対数が極めて少ないのです。
国内全体が売り手市場だからと転職活動を甘くみたり、面接で大きく出てしまえば再就職は遠のく一方です。40代以上の転職は「買い手市場」という認識で動くことを忘れないでください。
転職アドバイザーへ相談する
正しい転職活動の方法や、現在の転職市場のトレンドがわからないという方は、転職アドバイザーに聞いてみるのが良いでしょう。大手人材会社はもちろん、大半の転職アドバイザーは利用料は一切かからないので安心です。
「第三者に聞くよりも知人に聞いた方が確実だ」と考える方もいるかもしれませんが、周りの50代で数年以内の転職経験があるという方は、どれほどいるでしょうか。そう多くはないはずです。
転職アドバイザーは、日々全国の転職者の相談に乗っていますので、様々な情報・知見を持っています。求人サイトに掲載されていない求人情報を持っているということも多くあるようですので、ぜひ恥を捨て相談してみてはいかがでしょうか。
必要に応じ雇用形態の幅を広げる
50代の正社員の転職であれば、役員クラスの求人が多いでしょう。そのレベルには到達していないと感じる方であれば、経験の長い業種・職種を選ぶはずですが、それでもなかなか決まらないという場合は、採用されやすそうな業種・職種を選ぶという選択肢が浮かぶことでしょう。
しかし、甘い言葉が並ぶ求人には注意が必要です。甘い言葉を並べなくては、応募が来ない求人と捉えることもできるからです。
解決策としてご提案したいのは、必要に応じ雇用形態の幅を広げてみることです。現代社会では、正社員という枠に縛られることも少なくなりました。正社員であることが全てではありません。契約社員・派遣社員・アルバイトなどは、正社員よりも転職成功率が上がるはずです。
ただ、長らく正社員として勤めてきたという方であれば、雇用形態の違いによる労働条件の差などはしっかりと把握しておく必要があります。情報を集める中で、そう悪くないと思うこともあるはずですので、固定概念にとらわれない転職活動を行ってみてはいかがでしょうか。
人脈を最大限に利用する
求人サイトや転職アドバイザーに頼らない転職活動で、成功率が高いものはやはり「人脈」でしょう。
これまでの人脈を辿れば、どこかしらであなたを求めているという企業もあるかもしれません。また、人づての紹介であれば、求職者・企業、双方安心して勤めることができるはずです。
現在の自身の状況を公にすることに抵抗はあるかもしれませんが、まずは気の知れた友人や、過去勤めて今も交友のある知人などに話をしてみるのはいかがでしょうか。人脈はどこで繋がるかわかりません。自ら動き出し、チャンスを掴みにいきましょう。
50代のホテル・旅館への転職は「おもてなしHR」で!
50代の転職活動は、険しい道が続きます。時に、自身の存在意義を考えてしまうほど心が折れてしまいそうになることもあるかもしれませんが、下を向いていても転職活動は進みません。前を見て、少しずつでも歩き続けるということが重要です。
転職活動が上手くいかない方は、どの年代でも「物事を柔軟に捉えられない」という特徴があります。自分の能力が低いと思い込んだり、反対に能力が高いのに企業が見る目がないと驕っては、企業も快く思わないでしょう。
転職活動のやり方1つをとっても、発想が柔軟かどうかで進め方は大きく変わります。固定概念にとらわれず、頭を柔らかくしたアプローチを意識した転職活動を行うようにしてくださいね。
宿泊業界への転職であれば、当サイト「おもてなしHR」の専属アドバイザーが力になります。悩みをぶつけるだけでも構いませんので、まずはお気軽にご相談ください。一緒に転職活動を成功させましょう。