宿泊業界におけるキャッシュレス 導入のメリットや種類を解説

あちこちで見聞きするようになった「キャッシュレス」という言葉。キャッシュレスとは一体どのようなものでしょうか。ここでは、キャッシュレスの特徴に加え、日本のホテルや旅館におけるキャッシュレスの状況と対応についてご説明します。また、キャッシュレスの導入によるメリットについてもご紹介しますので、参考にしてみてください。

キャッシュレスって何?

キャッシュレス種類

iStock/takasuu

 

そもそも、キャッシュレスとはどのようなものでしょう。その特徴と決済手段についてご紹介します。

 

キャッシュレスとは

キャッシュレスとは、紙幣や硬貨などの現金を使わずに代金の支払いや受取りをする決済方法のことを指します。決済手段は多岐にわたり、クレジットカードや電子マネー、口座振替など様々です。
キャッシュレスの仕組みは、支払いが発生したタイミングで次のように分けられます。

 

・前払い方式

あらかじめ金額を入金しておくプリペイド方式のもの。

 

・即時払い方式

支払いと同時に銀行口座から代金が引き落とされる方法。

 

・後払い方式

購入後に代金が請求される支払い方法のこと。

 

キャッシュレスの決済手段

キャッシュレスの決済手段は多種多様です。決済手段により支払いのタイミングも変わります。

 

・プリペイド式電子マネー

交通系ICカードや流通系ICカードに代表される決済手段。ラインナップが多く手軽に利用できるのが特徴です。

 

・デビットカード

持ち合わせがなくても銀行口座に残高があれば支払いができるため、現金を引き出す手間が省けます。

 

・クレジットカード

手元や口座にお金がなくても買い物ができるというメリットがあります。

 

・QRコード決済

スマートフォンによる決済手段で、アプリのダウンロードが必要です。支払い方は、銀行口座、ATM、クレジットカードからあらかじめアプリに入金しておく方法や、クレジットカード、デビットカードと紐づけをしておく方法など、選択肢が多いのが特徴です。

 

日本の宿泊業界におけるキャッシュレス

キャッシュレスカフェ

iStock/JGalione

 

日本のホテルや旅館などにおけるキャッシュレスの状況と対応について見てみましょう。

 

日本におけるキャッシュレス

日本では、2018年に本格的なキャッシュレス化推進の取り組みが始りました。その指針として、経済産業省は2018年4月に「キャッシュレス・ビジョン」を策定しています。
「キャッシュレス・ビジョン」とは、消費者の利便性と事業者の生産性を向上させるためや、外国人旅行客の利用機会を獲得するために、キャッシュレスによる決済の普及を国を挙げて推し進めるというものです。

 

参照:経済産業省「キャッシュレス・ビジョン」

 

 

宿泊業界の現状と対応

日本政策金融公庫は、ホテル・旅館などの生活衛生関係営業企業を対象にキャッシュレス決済の対応に関する調査を行いました。
ホテル・旅館業のキャッシュレス対応は8割を超えており、2019年10月の消費税増税を機に、新たに導入する企業も1割となることがわかりました。
ホテルや旅館などの宿泊施設は1人あたりの消費額が高いこともあり、キャッシュレスの導入が進んでいる様子がうかがえます。

 

宿泊業界がキャッシュレスを導入するメリット

ホテルフロント

iStock/webphotographeer

 

宿泊施設にキャッシュレスを導入すると、消費者、経営者側にどのようなメリットが生まれるのでしょうか。

 

消費者側のメリット

・現金を持ち歩かなくて良い

ホテルや旅館に宿泊する場合、いつもより多くの現金を持ち歩くことになります。その煩わしさを解消してくれるのがキャッシュレスで、手元に現金がなくても買い物ができたり、銀行やATMにわざわざ出向く手間が省けるのです。

また、宿泊施設内の飲食店や売店で導入していれば、追加注文を気兼ねなくすることができたり、散歩のついでに軽く買い物を済ませることもできます。キャッシュレスは、消費者の利便性を高める役割を果たしてくれるのです。

 

・スムーズな手続き

宿泊施設を利用する際、最も多くの時間を費やす手続きが、チェックインやチェックアウトなどの会計ではないでしょうか。キャッシュレス決済を選択すれば、事前予約の段階で会計処理を終えているため、当日の手続きは最小限に抑えられます。

また、当日支払う場合にも、現金のやり取りよりもクレジットカードなどで支払うほうがスムーズに手続きを終えることが可能です。

 

・選択肢が広がる

キャッシュレスには多くの決済手段があり、経済事情や利用場面に応じていくつかの方法から選ぶことができます。現金とキャッシュレスを上手に組み合わせて、自分に合った決済方法を見つけることが大切です。

 

・ポイントやマイルが貯まる

クレジットカード会社やサービスの内容によって、利用金額に応じたポイントが還元されることがあります。貯まったポイントは別の支払いに利用できるため、同じ額の商品を購入した場合、現金よりもキャッシュレスの方がお得です。

 

経営側のメリット

・集客力アップ

ホテルや旅館を予約する際、多くの人がインターネットを利用しているのではないでしょうか。宿泊予約ポータルサイトでは、施設の空室状況や館内情報のほか、支払い方法についても情報を公開しています。

もしも用意されている決済方法が現金のみだった場合、クレジットカードや電子マネーで支払いを希望するお客様の選択肢から外れてしまう可能性があります。施設側がいくつかの決済方法を導入していれば、それだけ多くの人の目に触れることができるのです。

 

・業務の効率化

フロントは、宿泊施設の中で最も多くお金のやり取りをする場所です。人の目で見て確認することはとても大切ですが、手作業だからこそ起こってしまうミスもあります。キャッシュレスを導入すれば、必要最低限の作業は機械が行うため、人為的なミスが少なくなり、スムーズな会計処理ができます。また、手元に多額の現金を置かなくて良いので、盗難などのリスクを減らすことが期待できるでしょう。

 

・外国人観光客に選ばれやすい

日本を訪れる外国人観光客は年々増加しています。海外では既にキャッシュレスが広く普及している国もあり、キャッシュレス決済に慣れた観光客が増えることが予想されます。こうした状況を考えると、現金払いのみの宿泊施設よりも、キャッシュレスに対応している施設の方が、外国人観光客に選ばれやすいと言えるのではないでしょうか。

 

キャッシュレスと上手に付き合う

キャッシュレスカップル

iStock/praetorianphoto

 

キャッシュレスは、簡単に言えば「現金以外の方法でお金を支払う」ことです。
クレジットカードを利用して代金を支払い、電子マネーを使って電車に乗る。光熱費や保険料を銀行口座から引き落としにしている場合も、キャッシュレスによる決済の一種です。

 

こうしてみると、日常生活には以前からキャッシュレスによる決済方法が存在し、実は身近なところで活用されていたと言えます。

キャッシュレスの決済手段が増えたことは事実ですが、私たちが自らの消費行動や場面に応じて使い分けることができ、選択肢が広がったと考えてみてはいかかでしょうか。

 

キャッシュレス決済は今後さらに広まっていく可能性があります。お金の管理をしながら、少しずつキャッシュレスに慣れることから始め、お金ともキャッシュレス決済とも上手に付き合うことができるようになっておきたいものですね。

 

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