「辞めたい」が言えない新卒必見!上司が怖い・試用期間中など言えない理由別の対処法を紹介

入社後、すぐに「仕事を辞めたい……」と感じてしまう新卒は少なくないようです。早期退職は甘えと言われるかもしれませんが、心や身体が壊れるまで自分を追い詰めても何も良いことはありません。悩みが大きければいっそ退職する方が賢明でしょう。ただ、せっかく退職を決意したにも関わらず、「辞めたい」と言うことができない新卒も。なぜ辞めたいが言えないのか、言えない原因と原因別の対処法をご紹介します。

新卒で辞めたいなんて言えない……そんな時はどうする?

新卒が「辞めたい」と言えない原因は、大きく下記の5つに分けられます。

  • [1] 上司が怖くて言えない
  • [2] 申し訳なくて言えない
  • [3] タイミングがわからず言えない
  • [4] 試用期間中で言えない
  • [5] 伝えた後が不安で言えない

今の状況に当てはまるものはあるでしょうか。それぞれの対処法をケース別にご紹介しますので、最も近しい状況を参考にしながら、「辞めたいです!」と口にするヒントにしてみてください。

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辞めたい新卒が取るべき対処法[1]:上司が怖くて言えない場合

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上司からパワハラ・モラハラ・セクハラなどを受けている新卒であれば、上司に言ったら何をされるか・何を言われるか……という考えが頭に巡るはずです。このような状況では、言い出せなくなるのも無理はありません。

しかし、そんな上司を放置している会社に居たところで、今後人生のプラスになることが得られるでしょうか。あまり期待はできませんよね。人生は一度きり、会社を離れれば上司は他人、と割り切って一歩踏み出すのが賢明です。

辞めたい新卒に必ず覚えておいて欲しいのは、「上司に人生を決める権限はない」ということ。労働者は、原則2週間前までに申し出をすれば退職は可能と法律で定められています。つまり、「退職させない!」と上司が言ったところで、上司に退職を止める権利はないのです。

ハッキリ上司に伝えるためにおすすめなのは、他社から内定を貰うことでしょう。「〇月〇日に辞めます」と強気で伝えることができるはずです。

また直属の上司に言えないのであれば、他部署の上司や人事部に退職したい旨を相談する・申し出るのもひとつの手です。上司との関係を説明したうえで退職の意向を伝えればきっと、何かしら動いてくれるはずですよ。

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辞めたい新卒が取るべき対処法[2]:申し訳なくて言えない場合

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今自分が辞めたら他の人に迷惑がかかる……、せっかく採用してもらったから……など、申し訳なさから辞めたいと言えない新卒もいることでしょう。

しかし、この悩みはそもそも、あなたが抱えるべきことではありません。そして厳しいようですが、あなたがいなくても会社は問題なく回ります。従業員1人に左右されるほど、会社はやわなものではないからです。

お世話になった上司に申し訳ない、と考える方もいるようですが、教えることは上司の仕事であり給料もしっかり発生していますので、心配は不要。残念に思ってくれる上司であればきっと、新しい道に進むことも応援してくれるはずです。

上司に伝える時は感謝の意を述べつつ、退職の意思は変わらないことをハッキリ伝えることを意識しましょう。

辞めたい新卒が取るべき対処法[3]:タイミングがわからず言えない場合

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白昼堂々、職場で上司に「辞めます!」と伝えることはできませんよね。しかし、すぐに帰ってしまう、外回りが多く対面で話す機会がないという上司の下で働く方も少なくありません。

そんな場合は、「大事な話があるのでお時間をください」と伝え、面談の場を設けてもらいましょう。上司と自分の予定を確認し、日付や時間をこちらから指定するのがベストです。直接が難しければ、メールで打診しても問題ありません。

また中には、「石の上にも三年」ということわざに倣い、辞めるタイミングを伺いながら勤務を続けている方もいるかもしれません。

このプロジェクトの後、新卒から1年ちょうどなど、何かしらの区切りを設けている方が大半だと思いますが、大切なのは自分を中心に動くことです。会社の都合に合わせていては、いつまでも転職が後手に回ります。機を逃さないためにも、退職時期は自分を中心に決定しましょう。

辞めたい新卒が取るべき対処法[4]:試用期間中で言えない場合

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入社してからの3カ月~6カ月ほどは試用期間として雇用されている新卒も多いはずですが、試用期間中だから……と退職を先延ばしにしている新卒もいるのではないでしょうか。

「試用期間中は退職できないだろう」という考えから退職を先延ばしにしている方もいるかもしれませんが、試用期間中であっても退職することはできます。退職の2週間前までに退職の申し出を行えば原則は退職できる、という労働基準法の定めは、雇用形態を問わないからです。

ただし、企業が独自の退職ルールを設けていることもあります。申し出は1カ月前まで、という退職ルールがその一例です。試用期間中の退職を検討している方は、雇用契約書とあわせ、退職の手引きも必ず確認しておくようにしましょう。

加えて考えたいのは、風当たりが強くなる転職活動をどう乗り越えるかということ。入社半年から1年未満での新卒は「またすぐ辞めるかも」と、採用担当者から厳しい目で見られるのは避けられません。本当に今辞めるべきなのかを十分に考えてから、退職を申し出ましょう。

辞めたい新卒が取るべき対処法[5]:伝えた後が不安で言えない場合

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新卒が辞めたいと言えない最後の原因としてご紹介するのは、「伝えた後が不安で言えない」という場合です。上司から引き止めに合うのが不安、退職が決まった後の人間関係が不安、転職活動が不安という、3つのケース別の対処法をみていきましょう。

引き止めに合うのが不安

上司から「辞められたら困る!」「もう少し続けながら、本当に退職したいか考えたら?」などのように訴えられたら退職への気持ちが揺らぎそうで不安……という新卒もいるかもしれませんね。

ただ、引き止められたら退職を考え直すかもと思う程度であれば、今退職すべきではないのかもしれません。なぜ退職をするのか、転職後に何がしたいのかを今一度見つめ直してみてください。

決意は固まっているのになかなか言えない、という方は「どんな従業員でも1度や2度は引き止めを受けること」を頭の片隅に入れておきましょう。また、他社で内定をもらってから退職を申し出れば、気持ちが揺らぐこともありません。

退職までの人間関係が不安

退職の申し出は、遅くとも退職予定日の2週間前までに行わなければならないのが法律上のルール。つまり、全日有給休暇を使わない限りは、退職日まで出勤する必要があるのです。この出勤の気まずさがネックになり、辞めたいと言えない新卒もいるのではないでしょうか。

もし退職を急がないのであれば、退職時期を改めて考えてみるのも良いかもしれません。繁忙期や複数のプロジェクトが動いている時期は、職場もピリピリしてしまうもの。「こんな忙しい時期に……」と反感を買う恐れもあるので、避けるのが無難でしょう。

職場が慌ただしくない時期に退職すること、そして2週間~1カ月後には新しいステップに行けることを心に決めれば、きっと乗り越えられるはずです。下記記事もぜひ参考にしてみてくださいね。

転職活動が不安

辞めた後が不安……という新卒は、新しい職場の内定をもらったうえで現職を退職するのが理想です。同時並行は難しいかもしれませんが、転職する社会人の大半は現職とともに、水面下で転職活動を行っています。まずは、不可能ではないということを覚えておきましょう。

今の仕事が忙しすぎて、なかなか転職活動が進まないという方は、転職エージェントのサポートを受けるのがおすすめです。応募企業とのやり取りや、面接の日程調整をアドバイザーに任せれば、きっとスムーズに転職活動を進めることができるはずです。

同時に、選考の際におこなわれる履歴書・職務経歴書などの書類選考や面接に向けて、対策を積んでおくと転職が成功しやすくなるかもしれません。

どうしても辞めたいと言えない新卒は退職代行も視野に

  • [1] 上司が怖くて言えない
  • [2] 申し訳なくて言えない
  • [3] タイミングがわからず言えない
  • [4] 試用期間中で言えない
  • [5] 伝えた後が不安で言えない

上記の対処法をご紹介しましたが、どれを参考にしても辞めたいと言える気がしない……という状況の新卒も少なからずいるはずです。そんな時は、退職代行を使うことも視野に入れましょう。

退職代行はその名の通り、退職の申し出や退職に必要なやり取りを依頼者に代わって行うサービスです。利用料金の相場は、3万円~5万円程度。決して安いとは言えない金額ですが、お金で解決できるならと利用者も徐々に増えているようです。

ただし、弱みに付け込む悪徳業者も少なからずいるようですので、サービス利用時には注意してくださいね。退職代行の業者の選び方は、下記記事で詳しく解説しています。

辞めたいと言えない・言いづらいのは新卒だけじゃない!

iStock.com/MicroStockHub

入社後、すぐに退職を検討する新卒も少なくないようですが、どうしても退職したいと言い出せず、ストレスを溜めながら働き続ける新卒もいるようです。しかし、身も心も壊れてしまってからでは取り返しがつかなくなるでしょう。
 

また、転職検討者が退職を言い出しづらいことに、年齢や立場は関係ありません。新卒だから早期退職はしてはいけないと思い込んで行動を制限する必要はないのです。ただし、逃げの転職ではまた同じことを繰り返しかねませんので、目的や軸を持って転職活動に臨んでくださいね。

 
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