退職代行のトラブル回避術!退職代行のトラブル回避には業者の見極めが重要!

退職代行は、退職の意向を伝えることが難しい企業で働く方にとって、心強い味方となってくれるサービスです。しかし、まともに相談に乗ってくれない、支払い後に連絡がつかなくなるなどのトラブルに見舞われた方も少なからずいるようです。退職代行サービス利用前に、トラブル例や回避策を知っておくだけでトラブルリスクを減らすことができますので、サービス選定時にぜひお役立てください。宿泊業従事者のトラブル回避策もあわせてご覧ください。

目次

    退職代行のトラブルに要注意!

    iStock.com/AaronAmat

     

    メディアから注目が集まったことがきっかけとなり、退職代行サービスは一躍脚光を浴びるようになりました。

     

    退職代行は、退職に必要な連絡や書類のやり取りを代行してくれるため、なかなか退職を言い出しづらいという労働者にとって、非常に便利なサービスとなっています。退職を検討している方の中には、利用を迷われている方もいるのではないでしょうか。

     

    しかし、ニーズの高まりに目をつけた悪徳業者が、利用者の弱みにつけこみ悪事を働いているというトラブル報告も増加しているため、利用の際には充分な注意が必要です。

     

    いざ退職代行サービスを利用するという時にトラブルに見舞われないよう、利用者がとることができるトラブル回避策をご紹介します。ぜひスムーズで円満な退職を目指してくださいね。

     

    退職代行のトラブル回避に役立つ知識

    iStock.com/LeoPatrizi

     

    退職代行のトラブルを回避するためには、まず相手を知ることが重要です。退職代行サービスの基礎知識をご紹介しますので、利用の際にお役立てください。

     

    退職代行サービスとは?

    退職代行サービスとは、「労働者と企業の間に入り、退職業務を代行する」サービスです。2018年頃から注目が集まり、若年層を中心に続々と利用者が増えています。

     

    利用料金の相場は、3~5万円程度です。

     

    中には1万円程度で利用できる退職代行サービスもあるようですが、追加料金を請求されたり、トラブルに巻き込まれる可能性が高くなるという危険性も孕んでいます。利用の際は、安全かつ信頼をおけるサービスを選定するのが良いでしょう。

     

    退職代行は2つの種類に分けられる

    退職代行サービスを提供する企業は、大きく2つに分けることができます。1つは「交渉を行うことができる企業」、もう1つは「言付けのみを行う企業」です。

     

    両者の違いは、弁護士資格の有無にあります。弁護士資格を有していない者は、法律に関わる交渉等(法務事務)を行ってはいけないということが、弁護士法によって定められているからです。

     

    そのため、無資格者が担当する場合は、退職日の交渉や、残業代の請求、未払い賃金の請求はできません。退職の申し出や、必要書類を確認し言付けを預かるという行為のみに限定されます。

     

    よって、「純粋に退職の申し出を依頼したい」という場合は後者を、「込み入った話もしたい」という場合には、前者に頼らなければ意味はなくなります。対応可能範囲は、退職代行サービス提供企業への問い合わせ時に、必ず確認をとるようにしましょう

     

    実際にあった退職代行のトラブル例

    iStock.com/Tero-Vesalainen

     

    いわゆる、優良ではない企業に退職代行の依頼をしてしまった場合には、どのようなトラブルに巻き込まれる可能性があるのでしょうか。実際にあった退職代行のトラブルを3つご紹介します。

     

    相談・要望に応えない

    利用者は、サービスをはじめて利用するという方が大半でしょうから、まともな企業であれば、利用者の不安を払拭すべく色々と相談に乗ってくれるはずです。

     

    しかし、相談をまともに聞いてもらえず先に料金の支払いを促される、話した要望を応えてくれないという姿勢をとる退職代行サービス企業も実際に存在しているようです。

     

    このような企業と出会ったのであれば、退職代行がしっかり行われるのかすら怪しく感じてしまいますよね。「こんなものなのかな」と割り切るのも良いですが、対応が気になるようであれば別の企業へ問い合わせてみるのも良いかもしれません。

     

    WEBに記載のあるサービスが提供されない

    ホームページには「即日退職可能」と記載があるにも関わらず、退職代行サービス提供企業が弁護士資格を有していなかったことが原因で企業から門前払いを受け、退職がスムーズに運ばないケースも実際にあるようです。

     

    これは、ホームページ上の記載そのものに問題があると言えます。前述の通り、弁護士資格を持たない者は、法的な交渉に関与できないためです。

     

    よっぽどのブラック企業で無ければ退職志願の申し出を受けるはずですが、想像の範疇を超えるような企業であれば、退職の意思と認めず利用者を無断欠勤扱いにし、損害賠償請求を行うという可能性もゼロとは言い切れません。

     

    しかし、法律違反となるため、無資格の退職代行企業はこのような企業の仕打ちに対抗することはできません。ですので、WEBで見かける甘い言葉に流されず、しっかりと自身の目で判断する必要があると言えるでしょう。

     

    音信不通になるなど詐欺まがいの業者も

    退職代行サービスを提供する企業の中には、「勤務先に退職の旨を伝えた」後、一切の連絡を途絶えさせるという詐欺まがいな行為を行っている業者もあるようです。また、ひどいものだと、相談・入金後に一切連絡がつかなくなるということもあるようです。

     

    退職手続きが完了するまでのサポートを期待していた利用者であれば、裏切られた気持ちになってしまいますよね。

     

    確認を怠った自身にも責任があるということを重く受け止め、泣き寝入りする利用者もいるようですが、少しでもおかしいとおもったら国民生活センターの「消費者ホットライン」や「警察の相談電話」、「弁護士」などに相談することをおすすめします。

     

    自身の身を守ることと同時に、次の被害を未然に防ぐ助けになるかもしれません。

     

    退職代行を使った時に企業との間に起きるトラブルは?

    iStock.com/Spiderstock

     

    退職代行サービス提供企業との間で起きる可能性のあるトラブルをご紹介しましたが、退職代行を利用したことで勤務先とのトラブルに発展するという可能性もあります。

     

    ただし、労働者は民法や労働基準法により守られていますので、退職ができないということはありえませんので安心してください。企業が下記のような対応を取った場合には、弁護士資格のある担当者や、専門家に相談するようにしてください。

     

    在職強要

    「直接言いに来なければ辞めさせない!」、「無断欠勤扱いにするからな!」などと脅しをかける企業も中にはあることでしょう。しかし前述の通り、労働者には「退職の自由」という権利があります。企業が退職を認めないと言い張ろうと、退職をすることは可能です。

     

    「後任が見つかるまで…」と交渉を持ちかけてくる可能性はゼロではありませんが、直接の申し出よりも、退職代行からの申し出の方が、交渉を持ちかけられる可能性は低くなるでしょう。

     

    損害賠償請求

    「お前が辞めた分の損失は補填してもらうぞ!」など、理不尽な理由をつけて損害賠償請求を行うという企業も、ブラック企業であればあるかもしれません。

     

    何か正当な理由があるのであれば、不利に立たされることもあるでしょうが、大きく思い当たる節が無ければ従業員1人の退職にかかる損失など目に見えていると、請求が通ることは無いよので安心してください。

     

    給与・退職金の未払い

    「退職は認めるが給与は払わない!」というように、弱みにつけこみ給与や退職金を払わない姿勢を見せる企業もあるようですが、これは労働基準法違反に該当する行為です。有給休暇の消化もこれと同等の権利を持っています。

     

    よって、主張を受け入れる必要はありません。労働者の権利ですから、受けられるものはしっかりと受けてくださいね。

     

    トラブルリスクが少ない退職代行会社の見極め方とは?

    iStock.com/BrianAJackson

     

    では、どのような退職代行サービスを利用すれば、トラブル発生率を最小限に抑えることができるのでしょうか。トラブルリスクが少ない退職代行会社の見極め方をご紹介します。

     

    ホームページがあるか

    悪徳業者は、ホームページなどを持たずにサービスを提供していることがあるようです。足跡を極力残したくないという理由からでしょう。

     

    よって、まずはホームページのある企業を選定するということが第1のステップとなります。

     

    弁護士資格を有しているか

    再三ご紹介している通り、弁護士資格の有無で対応範囲は大きく異なります。ですので、最低限「顧問弁護士」がいると謳っている企業の利用をおすすめします。

     

    退職代行サービスを提供する大手企業は全て、何かしらの形で弁護士資格に関する情報を公表しています。未払い給与や退職日の交渉など、込み入った話までを必要としていない場合でも、安心・信頼がおけるという点で弁護士資格を1つの指標にするのも良いでしょう。

     

    事前にきちんと相談に乗ってくれるか

    真摯に対応してくれるかどうかという点も、サービス提供企業を選ぶうえでは重要な指標となります。

     

    多くの退職代行サービスは相談料が無料となっていますので、まずは相談をしてみて、どこか雑な対応という印象を受けた場合には、別の企業へ相談を行ってみても良いかもしれません。

     

    利用者数・口コミなどの評価はどうか

    利用者数の増加に伴い、インターネット上で退職代行サービス提供企業の口コミを目にすることも増えました。

     

    利用者数は各社のホームページなどに記載がありますのでそれを参考にし、実際の口コミや評価はSNSなどで確認を取るのも1つの手です。納得した形で、利用を決定することをおすすめします。

     

    不安が残るなら「弁護士」に相談する手も考える

    企業は法的に、退職志願者の申し出を断ることはできませんから退職代行を利用した場合であっても、ほぼ100%退職は可能です。

     

    しかし、退職代行サービスについて様々な情報を集める中で、「やっぱりどこか不安だな」と感じるのであれば、いっそ弁護士に相談してみてはいかがでしょうか。

     

    弁護士であれば、グレーかどうかなどという無駄な心配は一切必要ありませんので、確かな安心を求めるのであれば、弁護士へ相談するのが得策です。

     

    気になる料金は、退職代行サービスと比較すると多少かさむようです。初回相談料が有料であったり、未払い金の〇%を報酬として支払う必要があるなどという場合もありますが、定額と謳っている弁護士事務所もあるようですので、気になる方はぜひ調べてみてください。

     

    宿泊業従事者に想定される退職代行のトラブルとは?

    iStock.com/monzenmachi

     

    宿泊業界で働いているのであれば、どこか人手不足を感じながらも日々従事してきたという方もいるかもしれません。経営者や上司が、常日頃から忙しい忙しいと話しながら仕事をしているのであれば、退職の申し出も後手に回ってしまうものです。

     

    そんな方が、退職代行サービスの利用する際に注意していただきたいのは、「自己犠牲」を払いすぎていないかどうかという点です。

     

    交渉不可の退職代行サービスであれば、退職日や給与交渉は自身で行わなければなりません。「もう少しだけいて欲しい…」と経営者や上司に切に願われ、有給休暇を消化しなかったり、退職日を先延ばしにするということもあるかもしれませんが、時には割り切りも必要です。

     

    お客様第一でこれまで働いてきたのであれば、情けをかけたくなるという方も多くいるはずですが、権利は権利です。自己犠牲が悪いこととは言いませんが、後悔が残らない選択をするようにしてくださいね。

     

    トラブルリスクを減らすには退職代行会社の選定が必須!

    iStock.com/SL_Photography

     

    退職代行サービスは、便利なサービスである半面、トラブルに巻き込まれるというリスクも併せ持っています。しかし、これはどんなサービスでも言えることです。

     

    自分1人で退職を進めることが難しいという場合にサービスの利用を検討するはずですので、困難を極める見立てがつくようであれば、第三者に介入してもらう方が退職をスムーズに進めることができるでしょう。

     

    サービス利用の際には、しっかりと選定を行い、納得した形で利用をするように気を付けてくださいね。

     

    退職が成功し、心機一転転職活動を行うということであれば、当サイト「おもてなしHR」の専属アドバイザーが相談に乗ることも可能です。利用は完全無料、宿泊業に特化した求人情報を多数用意しておりますので、退職成功の際にはぜひご活用ください。

     

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