責任者が許可すれば、通院で中抜けできる会社もある!
基本的に、就業時間中は職務に専念しなければならないので、プライベートの用事で仕事を抜けるのは良しとされていません。
しかし、病院に行く場合は、責任者の許可を取れば仕事中でも中抜けできる企業もあります。それぞれの企業では仕事中の通院に関する就業規則が用意されています。最も多い条件は以下の通りです。
・代表者や責任者の許可があれば、業務時間中に通院OK
・緊急かつやむを得ない場合は、業務時間中に通院OK
・業務時間中に通院した場合は診断書の提出が必須
「通院の用事がプライベートになるかどうか」における意見は企業や人によって分かれるので、ご自身の会社が用意した就業規則などを改めて確認することをおすすめします。
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中抜けに「半日年休」を使うのはアリ?
そもそも、半日年休とは半日単位で有給休暇を取得する制度のことです。
・午前 or 午後
・(所定の労働時間を8時間とした場合)始業時間から4時間 or 終業時間までの4時間
以上のようなケースでなければ、半日年休とは認められません。また、半日年休を用いるのであれば、中抜けをすること自体がNGなので注意してください。
半日年休ではなく、「時間単位年休」であれば仕事中の中抜けが認められるので難なく病院に行けるでしょう。
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仕事中の通院について就業規則がない場合はどうすればいい?
業務時間中の通院についてのルールが就業規則になかったときは、一度上司に相談することが最善策です。
多くの場合、「体調が悪く病院に行きたい」と素直に申し出れば、通院の許可は下ります。
ただし、申し出る側は業務を中断して病院へ行く理由を、会社に対してしっかりと説明しなければなりません。仕事中に通院したくなったら、以下の項目を伝えることがマナーです。
・具体的な症状
・予定している通院日時
・通院中の業務への対応方法と引継ぎ
体調が悪化してからでは遅いので、もし体調への不安を感じたら早めに上司に申し出るようにしましょう。
病院に行きたいときは、無理せず上司に相談してみよう
「人手不足で勤務中はなかなか病院に行けない」「仕事が忙しすぎて、自分が通院でいなくなったら周りに迷惑をかけてしまう」と悩み、仕事中に中抜けして病院に行けなくなる方はたくさんいらっしゃいます。
しかし、体調不良を放置すればますます悪化する一方です。最終的に、仕事中に通院するよりも多くの人に迷惑がかかってしまう恐れがあるのです。
「周りに迷惑がかかる」と考える前に、ご自身の体を一番に考えてください。まずは無理をせず、上司に相談してみることから始めましょう。