調理師からでも転職は可能?
調理師から転職しようと思っても、不安な要素が多く、なかなか転職に踏み切れない方も多いのではないでしょうか?
調理師として料理について専門的に学んだり経験したりしてきたことから、「料理スキルしかないのに異業種に転職なんてできるのか?」と思うこともありますよね。
しかし、調理師として得たスキル・経験は、実はとても貴重なもの。
「当たり前」と思っていたスキルや経験、知識は企業から信頼を得られる大事な要素を含んでいます。
例えば、相手に合わせて料理を作る適応力。どの仕事においても、臨機応変に対応しなければいけない場面は出てきます。ほかにも、厳しいと言われる調理師の仕事を継続してきた粘り強さもアピールできるポイントでしょう。
このように、調理師だからといって全く異業種に通用しないかというと、その限りではありません。
次項からは調理師の転職先について紹介しますので、調理師として働いてきた自分に自信を持って、転職先を探してみましょう!
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調理師の転職先にはどんなところがある?
調理師の転職先にはどのような職場があるのでしょうか?
「調理師から調理師に転職」「調理師から異業種・職種に転職」の2パターンに分けて紹介します。
下記に記載しているものは数ある転職先の一部にしか過ぎませんので、参考程度にご覧くださいね。
調理師から調理師
「転職はしたいが、調理師としての活動は続けたい」方に向けて、調理師が活躍している転職先をピックアップしています。
調理師の主な転職先は以下の通り。
- 飲食店
- ホテル/旅館
- 学校/保育園/幼稚園
- 病院/福祉施設
- スーパー/百貨店
- 食堂
どの転職先に勤めるかによって、業務内容や学べることは異なりますので、自分の転職の軸に従って転職先を決めてくださいね。
調理師から異業種・職種
「調理師を辞めたい」「異業種の仕事に興味がある」など、調理師から異業種への転職を考えている方も多いですよね。
以下は、調理師として得たスキルをいかすことができ、未経験でもOKとしている求人が比較的多い仕事を挙げています。
- 食品業:料理が好き、商品を開発したいなら!
- 介護職:社会課題解決に興味があるなら!
- 製造業:給与をアップさせたいなら!
- 営業職:会話や提案をするのが好きなら!
- 事務職:人気高!コツコツと作業をこなせるなら!
- 配送業:残業が少ない職を求めているなら!
- 施工管理:物作りが好き、長く働きたいなら!
- ITエンジニア:企業の将来性に不安があるなら!
- Webマーケター:需要◎!顧客目線に立てるなら!
もちろん、上記以外にも転職先はたくさんあります。
働きやすさや年収の高さ、休みの取りやすさなどを考えたときは、上記が参考になるでしょう。
なお、おもてなしHRに掲載されている職種未経験OKとしている施設の求人情報を知りたい方は、以下のボタンからチェックしてみてくださいね。
ホテル&旅館業界の就職・転職についての記事
調理師から転職したい!転職先はどう決める?
転職をするときは、調理師から転職したい理由・目的に基づいて転職先を決めましょう。
理由・目的が曖昧だと転職をしても環境が改善されず、再び転職をしなくてはいけなくなるかもしれません。
調理師を続けたい方と、調理師から異業種に転職したい方に分けて転職先を決めるポイントを紹介します。
調理師は続けたいが職場を変えたい
- 「職場の人間関係が良好でない」
- 「給料が低い上に残業も多く、割に合わない」
- 「キャリアアップしたい」
など、いろいろな事情があって調理師は続けたいけど別の職場に転職したい方も少なくないはず。
また、その中でも、ホテルからホテルへなど同じ業界内で転職したい方もいれば、ホテルから飲食店へなど別の業界で働いてみたい方もいるでしょう。
業界や仕事が決まっていないときは、自分が次の転職先に求める条件を洗い出してみてください。
例えば、
- より専門的な技術・知識を身につけたいからホテルの調理師を目指す
- 好待遇・環境の職場が良いから給与や残業時間、離職率を重視する
というように、転職理由・目的を軸に求人情報を探すことが成功のカギとなります。
調理師から調理師に転職をするときは、実務経験があることを転職先にアピールできるので、有利に転職を進められるかもしません。
調理師から異業種・職種に転職したい
- 「他に興味のある仕事ができた」
- 「業界の将来性が不安……」
- 「調理師の仕事にやりがいを感じない」
など調理師から異業種・職種へ転職したい場合も、転職理由・目的を洗い出し、それに合わせて業界・求人情報を見ていくことは前項と同じです。
興味がある仕事があるときは、その仕事について調べてみたり勉強をしてみたりと、転職に向けて行動しても問題ありません。
しかし、中には単に調理師を辞めたいという方もいますよね。
その場合は現職に関連する業界や、調理師として培ったスキル・経験をいかせそうな仕事を中心に探してみてください。
現職と何かつながりのある業界・仕事であれば、転職もしやすい傾向にあります。
また、これを機に改めて自己分析し、自分が本当にやりたいことは何なのか考えてみるのも大切なことです。改めて自分を見直すことで、昔とは違う気持ちや考えが芽生えているかもしれません。
転職先候補があるないに関わらず、転職先から内定をもらう前に辞めてしまうのはリスクが大きいため、転職先を見つけてから退職するようにしましょう。
調理師からの転職を成功させるコツ
調理師の転職を成功させるためのコツについて紹介します。
調理師に限った話ではありませんが、以下3つのポイントを押さえておけば転職がスムーズになるはずです。
参考にしてみてくださいね。
情報収集を念入りにおこなう
転職をして失敗した人が「こうしておけば良かった」と思う原因に多いのが、情報収集不足による失敗です。
早く転職したい気持ちから求人情報だけを頼りに転職した結果、前職よりも良くない環境になったり、転職を改めてする羽目になったりしてしまいます。
「求人探しや書類作成の時間なんて取れない……」とお悩みの方は転職エージェントを活用して手間を省いてみてください。
転職エージェント=転職を強制させられるというイメージから活用しない方もいますが、実際は求職者さんのペースに合わせて転職をサポートしてくれることがほとんど。
転職エージェントにもそれぞれ特徴があり、自分に合ったサービスでないと活用しても上手く進まない場合があります。
自分の年齢や目的、悩みなどに合わせて転職エージェントを選んでくださいね。
▼転職エージェントの選び方について詳しく知りたい方はこちら
不採用を怖がらない
転職に踏み切れない人の中には、「不採用になるのが怖いから行動できない」という方もいます。
しかし、不採用は応募者を否定しているわけではありません。
不採用になって落ち込まない人はいませんし、不採用となった経験があるのは自分だけでなく、ほかにも数多く存在します。
不採用になっても「縁がなかった」と考えるようにしたり、転職に成功したらご褒美で美味しいものを食べにいくなどモチベーションを上げてみたり、自分なりに乗り越えられる方法を探していきましょう。
転職スケジュールを立てる
転職を決めた際は、スケジュールを立てるようにしましょう。
スケジュールの管理を怠ると、現職の仕事と面接の日程を上手くすり合わせられず、面接がなかなかできなかったり、だらだらと活動して転職が長引いたりしてしまいます。
最初は大まかに転職にかかる期間や転職したい時期を洗い出し、少しずつスケジュールを具体的に組んでみてください。
調理師の転職ならホテル・旅館の調理師が一押し!
調理師の仕事に転職予定で転職先にお悩みであれば、ホテル・旅館が一押しです。
近年、水際対策緩和によって訪日外国人観光客が増える見込みにあることから、「調理師を積極的に採用したい」と声を上げる企業が増えてきました。
今後、ホテル・旅館で調理師の需要がさらに増えることを踏まえると、求人も多くなってくるのではないかと考えられます。
また、ホテル・旅館はサービスの最高峰でもあるため、提供する料理の質は高く、作業スピードも求められる環境です。
調理師として高い技術・知識を得られるため、一度は挑戦してみたいという方も少なくありません。
休みが少ないと思われがちですが、年間休日120日以上を設けていたり、完全週休2日制を徹底していたり、働きやすさを重視している現場もあります。
やりがいのある仕事をしたい、お客様の特別な日に寄り添いたいという気持ちがあれば、ぜひホテル・旅館への転職を視野に入れてみてくださいね。
ホテル・旅館の調理師に転職したい方は「おもてなしHR」
調理師の転職について、主な転職先や成功のポイントなどを紹介してきました。
もし、ホテル・旅館への転職に興味が湧いていたら、私たち「おもてなしHR」が無料で転職をサポートいたします!
中には、
- 転職したいけど具体的に何をしたらいいのか分からない
- 明確な転職のプランはないけど転職したい
という方もいるでしょう。
しかし、「考えるだけ」と「考えて行動する」は別ものです。転職の具体的なプランが決まっていなくても、まずは話すことから始めてみませんか?