チェーフィングディッシュとは?
チェーフィングディッシュが何かわかる方は少ないと思います。「ディッシュ」というからには、何かのお皿かな?と想像する方がいるかもしれません。
名前を聞くと難しいものに感じますが、チェーフィングディッシュは金属皿の下に湯煎や固形燃料などの熱源がある保温器具のことをいいます。
使う人や施設によっては、チューフィングやチャーフィングなどといわれることもあるようです。
下から加熱することで長時間料理を温かい状態で保つことができ、上からカバーを被せることでさらに保温性や保湿性を高めることができます。
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チェーフィングディッシュはどんな場面で使われる?
チェーフィングディッシュは、主にビュッフェ形式の食事において、できたてのような温かい料理を提供するために使われます。
おそらく、ホテルの朝食会場やウエディングパーティー、祝賀会などで見かけたことがあるという人もいるのではないでしょうか。
ビュッフェ形式は、数種類並べられた料理から自分の好きなものを取り分けるスタイルで、朝食やランチにビュッフェ形式を取り入れているホテルは多数あります。
ビュッフェは注文してから調理するオーダー制の料理とは違い、いつもできたての美味しさを味わえるわけではありません。
ですから、いろいろな料理を食べ頃の温かさに保温しておくことができるチェーフィングディッシュは、一度に多くの人が利用するホテルの食事に欠かせないのかもしれませんね。
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チェーフィングディッシュの種類
チェーフィングディッシュにはいくつか種類があります。
角や丸など形の違いだけでなく、中皿の素材もステンレス製や陶器製などがあり、ステンレス製はサビに強く洗いやすく、陶器は保温性が高いなど、それぞれにメリットがあります。
保温するタイプにもいくつか違いがあり、湯煎、アルコールバーナー、固形燃料、IH対応などさまざまです。また、保温だけでなく、保冷剤を使用して保冷するタイプもあります。
チェーフィングディッシュを導入するメリット
ホテルのビュッフェ形式に欠かせないチェーフィングディッシュ。導入するメリットについてみていきましょう。
ビュッフェ形式で喜ばれるポイントとして、ライブ感・お店のこだわり・豊富な種類・料理の温かさ・新鮮さなどが挙げられます。
その中でも、できたてに近い料理や新鮮な状態で食べられることを望むお客様は多いでしょう。
チェーフィングディッシュを導入すると、料理のおいしさを逃がさずに保温ができ、乾燥から防ぐことができます。
また、間接保温なので食材が焦げる心配がなくいつでも食べ頃を提供することができるのも嬉しいポイントですね。
チェーフィングディッシュはおもてなしに最適!
チェーフィングディッシュは、バイキング料理やビュッフェの際、料理を保温したまま提供できて非常に便利な器具です。
チェーフィングディッシュの最大のメリットは、美味しい状態を保ったまま料理を食べられることですから、ホテル側が取り入れることで、お客様へのおもてなしにも繋がります。
チェーフィングディッシュを使用しているところは、お客様への気配りができている施設といえるのかもしれませんね。