デュベスタイルとは
「デュベスタイル」とは、ベッドカバーと布団が一体化しているタイプのベッドを指します。
従来では「スプレッドスタイル」という、掛け布団とマットレスの間にシーツを挟んだタイプが主流でした。
しかし、掛け布団にはカバーがついていない上に、使用後に毎回クリーニングに出すのも現実的ではありません。
そのため、「誰かの素肌が触れたかもしれない掛け布団に直接触るのは抵抗がある」という意見が出ることもあったようです。
ですが、デュベスタイルなら毎回カバーを外して洗濯をすることが可能ですので、衛生面に不安を覚えるお客様のお気持ちにも応えることができます。
足元のベッドカバーをマットレスに折り込むタイプの他、ベッドカバーの側面から布団を入れて足元は折り込まない「横入れタイプ」もありますよ。
一般的なデュベスタイルのベッドと、横入れタイプのベッドでは、ベッドメイクの方法が少々異なります。
それぞれどのようにベッドメイクをすべきか、次の項目からご説明していきましょう。
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デュベスタイルのベッドメイク方法:一般的なタイプ
一般的なデュベスタイルのベッドメイクをする際は、始めに掛け布団をデュベカバーの中にセットします。
掛け布団の出し入れ口が一カ所しかないため、奥の方は手出し入れ口から両手を挿し込み、掛け布団とカバーの四隅を合わせてください。
セットが完了したら、デュベカバーがずれないよう足元の部分をマットレスの下に挟みこみます。こうすることで、就寝中の掛け布団のズレを防ぐことができますよ。
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デュベスタイルのベッドメイク方法:横入れタイプ
横入れ式のデュベカバーは、長方形の短い辺の一辺に出し入れ口があります。掛け布団をカバーにセットしたら、見映え良くベッドに掛けて完了です。
なお、横入れタイプの場合は足元を巻き込むことはしないのでご注意くださいね。
デュベスタイルのベッドメイクがうまくいかない時は
デュベスタイルのベッドメイクに慣れず、なかなかうまくできないという声も少なくはありません。
セットが難しいと感じている方におすすめしたいのが、「掛け布団を巻いて転がしながらカバーの奥に入れる」という方法です。
ポイントは、掛け布団を丁寧に巻くことと、デュベカバーをベッドに対してなるべく平行になるように置くこと。
こうすることで、カバーの中で掛け布団が歪むのを防ぐことができますよ。
とはいえ、楽なベッドメイクの方法は個人によって微妙に異なります。自分なりの速く丁寧なベッドメイクの方法を見つけるには、やはり何度も作業を行って慣れるしかないでしょう。
デュベスタイルのベッドメイクは慣れれば難しくない!
最近ではデュベスタイルのベッドが急速に普及していますが、中にはベッドメイクに苦手意識を持たれている方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、「慣れさえすればむしろスプレッドスタイルより楽かもしれない」と感じるケースもあるのだそう。
いち早く慣れ、素早くベッドメイクをこなすためにも、試行錯誤しながら作業を繰り返しましょう。