【転職先の探し方】転職活動前にしておくとよいこと
やみくもに転職活動を始めても、どのように転職先を決めたらいいのか、判断基準などに迷うかもしれません。
いきなり転職先を探し始めるのではなく、その前にいくつか準備をしておいた方がよいことがあります。詳しくみていきましょう。
自己分析をする
まずは自分自身のことをしっかりと把握するために自己分析を行うことが大切です。自分の強みや弱み、価値観、興味などを思いつく限り書き出してみるとよいでしょう。
また、子どもの頃や学生時代などの過去に褒められた経験や得意なことを振り返るのもよさそうです。
自己分析をすることで、自分がどのようなことにやりがいを感じるのかが見えてくるでしょう。自分の強みも明確になり、履歴書や面接でアピールできるポイントも整理できるはずです。
転職先に求める条件を明確にする
自己分析が終わったら、希望する職種や年収、勤務地などの自分が転職先に求める条件を明確にしましょう。
条件を明確にすることで、実際に求人を探すときに企業の候補を絞りやすくなる可能性があります。
業界研究をする
自分の性質が整理でき、転職先に求めることが明確になったら、業界研究を行いましょう。企業はその業種などによって「業界」に分類されます。
自分の強みがいかせる業界や、自分の希望条件が叶いそうな業界を知っておくことで、その後の転職先探しがかなりスムーズになるでしょう。
まずは世の中にどのような業界があるのかを広く浅く知り、そこから条件を絞って、いくつかの業界について詳しく見ていくとよさそうです。
宿泊業界に詳しいアドバイザーが、あなたに合う職場をいっしょにお探しします。
宿泊業界での職務経験はありますか?
転職先の探し方5選
自分が転職先に求めることや希望する条件などが整理できたところで、実際に転職先を探す方法をみていきましょう。ここでは、転職先を探すときに使えるツールを5つ紹介します。
求人サイト
転職先を探すときの定番のツールといえば、求人サイトでしょう。圧倒的な求人数を誇っているうえ、スマホやタブレット、パソコンなどでいつでも閲覧できます。
多くのサイトでは、業界や職種の他、給料や休日などの福利厚生から転職先を絞っていくことができます。自分の希望に合った条件を設定することで、膨大な求人情報の中から自分の希望する条件に合った企業のみをピックアップして表示してくれます。
また、スカウト機能を導入しているサイトの場合、自分の職歴や資格などを登録しておくことで企業側から直接スカウトがくることもあるようです。
転職エージェント
転職エージェントは、民間の企業が運営する転職支援サービスです。求職者一人に対し専属のキャリアアドバイザーがつき、求職者が求める条件をもとに求人を紹介してくれます。
中には、Web上ではいくら検索しても出てこない非公開求人を紹介してくれることも珍しくありません。
さらに企業に提出する前に履歴書や職務経歴書を添削してくれたり、面接に備えて傾向と対策を練ってくれたりするような心強いサポートも受けられます。
ハローワーク(公共職業安定所)
ハローワーク(公共職業安定所)は、厚生労働省運営の施設で、就職や転職を希望する人に対して職業紹介や求職相談を行っています。
地元の求人情報に強い傾向がありますが、全国各地にあり、全国の求人を探すことができます。インターネット上で求人票を確認できるシステムもあるため、閲覧だけならハローワークに行く必要もありません。
また、ハローワークには就職に関する知識を持った職員が在籍しているため、職業相談に乗ってくれたり面接対策を行ってくれたりします。
企業のWebサイト
すでに応募したい企業の候補がある場合は、その企業のWebサイトをチェックしてみるのもよいかもしれません。
日本の多くの企業は自社サイトを運営しており、そのサイト上で採用情報を掲載しているところも少なくありません。
企業に直接応募することができるため、求人サイトを使うよりも返答が早い可能性があります。
友人・知人からの紹介
意外かもしれませんが、友人や知人に転職先を紹介してもらうという方法もあります。この場合、友人や知人が働いている企業を紹介されることが多いようです。
友人や知人を介してインターネット上では知ることができない内部の事情も知れるため、不安に思っていることなども確認しやすいでしょう。
ホテル&旅館業界の就職・転職についての記事
【転職先の探し方】転職活動の5つのステップ
転職先の探し方がわかったところで、続いては転職活動における5つのステップを確認しておきましょう。
ステップ1:求人情報の収集
求人サイトや転職エージェントなどを利用して、興味のある仕事や働きたい職種で求人を出している企業を探します。
複数の求人が見つかった場合、自己分析や転職先に求める条件から優先順位を決めて応募先を決定しましょう。
ステップ2:履歴書・職務経歴書の準備
応募したい求人が決まったら、履歴書や職務経歴書を作成しましょう。ほとんどの企業で選考の際に提出を求められます。
履歴書は、企業が求職者の基本的なプロフィールを確認するための書類です。そのため、氏名や生年月日、住所などの基本情報や学歴・職歴、志望動機、自己PRなどの項目を記載する箇所があります。
基本情報は変わることはありませんが、志望動機や自己PRは応募する企業ごとにアレンジするようにしましょう。
職務経歴書は、応募する企業に対して求職者の職務経歴をアピールするための書類です。
これまでの仕事における具体的な業務内容や実績を記入し、自分の能力をしっかりとアピールすることが大切です。
どちらの書類も、誤字脱字や内容の漏れ、文章の読みやすさなどに充分に注意して作成しましょう。
ステップ3:面接対策
履歴書と職務経歴書を作成し終わったら、本番を想定した環境で面接を体験する模擬面接を行い、受け答えの練習をしておきましょう。
事前に面接の流れをイメージして体験してみることで、本番での緊張を緩和させ、本来の実力を発揮できるようになる可能性があります。
また、面接でうまく受け答えができるように、企業や職種に関する情報を事前に収集しておくことも大切です。
ステップ4:面接を受ける
履歴書や職務経歴書による書類選考を通過した場合、面接による選考を行うことが一般的です。面接を受ける際は、誠実かつ熱意を持って面接に臨むようにしましょう。このとき、企業や職種への興味・関心をしっかりとアピールすることが大切です。
また、面接では「逆に、聞きたいことはありますか?」と、逆質問をされることがあります。事前に質問を用意しておき、不明点があれば積極的に質問をするようにしましょう。
ステップ5:内定・転職
選考に通過したら、メールや電話などで内定の連絡があります。その後、労働契約期間や賃金などの労働条件が書かれた雇用契約書が応募先の企業から届くので、条件を慎重に確認しましょう。
内定承諾をしたら、入社日に向けて転職の準備を行います。現時点で勤務している会社がある場合は、上司や人事などに相談しつつ、退職日の調整や仕事の引き継ぎなどを進めるようにしてくださいね。
転職エージェントは転職先の効率的な探し方
効率的に転職先を探したいのであれば、先述した「転職エージェント」を利用するのがよいでしょう。
しかし、転職エージェントにもさまざまあります。自分に合ったサービスを選ぶことで、より条件に合った転職先を探すことにつながるでしょう。ここでは、転職エージェントの選び方や活用方法を紹介します。
転職エージェントの選び方
転職エージェントを選ぶ際は、以下のポイントを考慮して選ぶようにしましょう。
- 自分の希望条件に合致した求人があるか
- 求人数を豊富に取り扱っているか
- サポート内容がしっかりしているか
- キャリアアドバイザーと相性が合うか
- 連絡のレスポンスが早いか
転職エージェントを利用する際の流れ
利用したい転職エージェントが決まったら、実際に登録をしてみましょう。登録をすると、キャリアアドバイザーから電話やメールなどで連絡がきます。そこで面談が設定されます。
実際に面談をする日には、担当のキャリアアドバイザーに自分の希望条件を具体的に伝えます。相談内容をもとに転職に関するアドバイスをしてくれるので、キャリアアドバイザーの話にしっかりと耳を傾けましょう。
その後は、ヒアリング内容をもとにあなたの条件に合った求人を紹介してくれます。履歴書・職務経歴書の作成、面接の日程調整、給与交渉などもサポートをしてくれるので、積極的に活用していきましょう。
自分に合った探し方で転職先を見つけよう
転職の探し方には、求人サイトや転職エージェント、ハローワークなど、さまざまな方法があります。自分に合った探し方で転職先を見つけるようにしましょう。
効率的に転職先を探したいのであれば、転職エージェントの活用がおすすめです。キャリアアドバイザーが希望の条件に合った仕事を紹介してくれますよ。
もし宿泊業で仕事を探しているのであれば、おもてなしHRにご相談ください。おもてなしHRは宿泊業に特化した就職・転職支援サービスです。
ホテルや旅館への就職・転職をお考えの求職者様のサポートをさせていただきますので、お気軽にお問い合わせくださいね。