履歴書に必要な証明写真をスマホで撮ってもいい?
履歴書に必要な写真が期日までに用意できない状況に陥ることも、就職活動を行う上では珍しくありません。
企業から「明日面接をするので履歴書を持参してください」と言われたり、単純に証明写真の撮影を忘れていたり、といったトラブルに遭遇したことがある人も少なくないのではないでしょうか。
その際、証明写真を撮影できない環境にある方は、スマホで撮影した写真を履歴書に使用することをおすすめします。
証明写真をスマホで撮るのはできるだけ避けるのが望ましいですが、やむを得ない場合はスマホで撮った写真を準備しましょう。
しかし、証明写真をスマホで撮影するには、いくつかコツがあります。何気なく撮ってしまうと、かなりクオリティの低い仕上がりになってしまうのでご注意くださいね。
次の項目から、スマホで履歴書用の証明写真を撮る方法をご説明していきます。
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スマホで履歴書用の証明写真を撮る方法①:撮影用の道具を準備
証明写真を撮影する前に、撮影用の道具を準備します。
・背景(大きい白紙など)
・レフ板
・三脚
・照明用のライト
上記の4点を用意しましょう。
特に、映りの良い写真を撮るためにはレフ板が欠かせません。白い画用紙などでも十分にレフ版の役割を果たしますよ。
なお、背景は白や薄いブルーなど、証明写真の背景にふさわしい色のものを準備します。家の中に無地の壁がある場合は、それを活用してもいいですよ。
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スマホで履歴書用の証明写真を撮る方法②:照明で明るさ調整
写真の枠内に入らないよう、胸のあたりにレフ板を固定したら、カメラ側に照明用のライトを置いて明るさを調整します。
顔が白浮きし過ぎない範囲で、光量や光源の向きを変えてください。
スマホの機種によっては、部屋の照明だけで十分良い色味が出せる場合があります。ただし、照明の真下は陰影が強く出てしまうので、少し離れた位置で撮影するのがおすすめです。
なお、黄味の強い照明は肌がくすむので避けた方がいいでしょう。
スマホで履歴書用の証明写真を撮る方法③:姿勢を正しカメラの角度を合わせる
準備ができたら、いよいよ撮影に入ります。三脚にカメラを固定し、角度を合わせましょう。姿勢を正し、斜めにならないようご注意ください。
三脚を使って撮影するのが望ましいですが、無い場合はスマホを固定できるグッズであれば構いませんし、それも無い時はインカメラで自撮りをします。
その場合、両手でスマホを持ち、腕にレフ板を乗せる撮影スタイルにすると、上手に写真が撮れます。うまく角度を修正しながら、映りの良い位置を探してくださいね。
証明写真をスマホで撮影する際の注意点
履歴書に使用する証明写真をスマホで撮影する際、いくつか注意すべき点があります。工夫次第では、証明写真機に劣らない仕上がりにすることができますよ。
縦4cm×横3cmになることを意識して撮る
履歴書に使用する写真は、多くの場合縦4cm×横3cmです。この点を意識せず写真を撮ってしまうと、不自然な場所で写真が切れたり、大きく映り過ぎたりしてしまいます。
写真を撮影する前に、縦横比を確認しておきましょう。
クオリティの低い仕上がりに見えないようにすること
画質が悪い、画面が暗い、変に加工した形跡が見られるなど、写真に粗があるとクオリティが低い仕上がりになってしまいます。
写真を良く見せることももちろん大切ですが、悪い部分をなるべく修正することも十分に心掛けてくださいね。
志望度の高い企業に応募するならスマホで撮った写真は避けた方がいい
これまで、スマホで証明写真を撮る方法をご紹介してきましたが、やはり志望度の高い企業に履歴書を提出する場合は、写真館や撮影機で撮った写真を使うことをおすすめします。
用意した写真一つとっても、求職者のやる気は伝わるもの。「絶対にここで働きたい!」という企業に応募する際は、多少無理をしてでもお金をかけて撮影するのが無難でしょう。
履歴書の写真をスマホで撮るのはあまりおすすめできない
履歴書の写真をスマホで撮るのは、あくまで最終手段と考えましょう。写真館や証明写真機で撮った写真と比べると、どうしても質が落ちてしまうからです。
ただし、証明写真機に劣らない仕上がりにできるのなら、スマホで撮っても構いません。
加工用のアプリやソフトを駆使し、明るさの調整や粗の修正などを行って、不自然にならない範囲で仕上げてくださいね。