【例文5種】履歴書・志望動機の書き方まとめ!未経験・バイトの志望動機例文や書けない時の対処法も解説

志望動機は、履歴書の中でも多くの求職者を悩ませる項目のひとつ。しかし、ポイントさえ押さえてしまえば、どんな方でもスムーズに書き進めることができるはずです。採用担当者に良い印象を与える志望動機の書き方のポイントや、新卒・Uターン転職・未経験転職・バイトの志望動機例文をご紹介しますので、参考にしながら、ぜひ自分ならではの志望動機を作成してみてください。

履歴書の中でも重要な志望動機!

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書き始める前に、まずは履歴書志望動機の位置づけをおさらいしておきましょう。

採用担当者の約2割が志望動機を最重要視

とある大手人材紹介会社が行ったアンケート調査によれば、履歴書の中で最重要視する項目を「志望動機」と回答した採用担当者は、およそ2割という結果でした。これは、3割~4割の「職歴」に次ぎ、2番目に大きな数値です。

即戦力を重視する企業であれば、職歴に集まるのは自然なことでしょう。しかし、職歴は変えることはできません。一方、志望動機は自由に作成することができます。新卒・転職者の求職活動を成功に導く鍵、それが志望動機なのです。

志望動機と自己PRの違い

  • ・志望動機:その企業へ応募を決めるまでのストーリー(自分:企業=5:5)
  • ・自己PR  :経験・スキル・人間性などのアピール  (自分:企業=9:1)

上記は、志望動機と自己PRの違いを簡潔にまとめたものです。括弧内・文章内の割合からもわかる通り、両者に明確な違いがあることがおわかりいただけると思います。

わかりづらい方は、志望動機は「自身のバックグラウンドと、企業との接点を同程度書くもの」、自己PRは「自身の持つ能力や経験・スキルを、自分中心に書くもの」と覚えておくのがおすすめです。両者の違いを意識しながら、志望動機の作成にあたってくださいね。

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基本の履歴書・志望動機の書き方と例文

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では、履歴書の志望動機はどのように書き進めていくのが良いのでしょうか。履歴書・志望動機の書き方のポイントと、例文をご紹介します。

履歴書・志望動機におすすめの構成

  • 1.「結論」:どこに惹かれて志望したのか
  • 2.「現状」:どんなスキル・経験があるか
  • 3.「未来」:どう貢献し、何を実現したいか

おすすめの志望動機の構成は、「結論」から始まり「現状」「未来」と続くものです。結論を先に述べることで、採用担当者は後に続く文章に期待をしながら、最後まで読み進めることができるでしょう。

書き方の基本ポイントチェックリスト

続いて、志望動機の書き方のポイントをみていきましょう。下記ポイントが押さえられているか、チェックをつけながら書き進めるのも良いかもしれません。

  • ・徹底した自己分析や業界研究/企業研究ができたか
  • ・その企業ならではの魅力が伝わるか
  • ・スキルや経験は具体的か
  • ・職務経歴との一貫性があるか
  • ・入職後のイメージができているか
  • ・入職後、どのように貢献するかが伝わるか
  • ・仕事や業務を中心とした志望動機になっているか

採用に近づく例文とNG例文:新卒の場合

「早速、志望動機を書いてみましょう!」と言われても、いきなり着手するのは難しいものですよね。まずは、ホテル業界を目指す新卒の、一目置かれる志望動機の例文をご紹介しますので、「自分ならどう書けば良いか」とイメージを膨らませながら、読み進めてみてください。

大学1年生から現在までの約3年間で、コンビニエンスストア、飲食店、日用品店での接客のアルバイト経験があります。自身の作ったポップや店の飾り付け、新メニューでお客様が喜んでくださる姿を見るにつれ、接客業を天職だと感じるようになりました。

 

ホテルは、接客業で最高峰のサービスを提供する業界として有名ですが、貴ホテル利用時に「感動を与える時空間」を目指す従業員の心遣いに感銘を受け、質の高いサービススキルを習得したい、お客様と密にコミュニケーションを取れる環境に身を置きたいと思い、貴社を志望いたしました。

 

配属先は貴社の決定に従いますが、もっともお客様とコミュニケーションを取ることのできるフロントが第一志望です。配属になった際には、お客様のことを第一に考え、深く思い出に残る滞在になるよう心を尽くして接客させていただきたいと考えております。

続いてご紹介するのは、同内容のNG例文です。先ほどのOK例文と対比しながら、読み進めてみてください。

在学中は、コンビニエンスストア、飲食店、日用品店でアルバイトをした経験があり、お客様の笑顔を見るにつれ、接客業を天職だと感じるようになりました。そして、お客様と関わる機会が多い企業を探していくうちに、接客業の中でトップレベルのサービスを提供しているホテル業界に就職したいという気持ちが強くなりました。

 

貴社の掲げる「感動を与える時空間」を体感しに来館したお客様の大半は、高い評価を送っています。多くのお客様から評価されていることに強く魅力を感じ、より質の高いサービススキルを習得したい、もっとお客様と密なコミュニケーションを取ることができる環境に身を置きたいと考え、貴社を志望いたしました。

 

これまでの経験を活かし、お客様のことを第一に考え、深く思い出に残る滞在になるよう心を尽くして接客させていただきたいと考えております。

一見悪くなさそうに思える志望動機ですが、「評価が高ければどこのホテルでも良い」と受け取られかねない文章になってしまっています。下記記事では、このようなOK例文・NG例文の比較と、書き方のポイントを詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

<例文付>採用に近づく履歴書・志望動機の書き方のポイント!サービス業・営業職・事務職のNG例も

ホテル&旅館業界の就職・転職についての記事

転職者の履歴書・志望動機の書き方のポイント

前項では履歴書志望動機書き方の基本と、新卒向けの例文をご紹介しましたが、求職者の立場によって気を付けるポイントは異なります。転職者の志望動機では、どのようなことに気を付ければ良いのかを、確認していきましょう。

ポイントは職務経歴との一貫性

転職者が特に気を付けたいのは、「なぜ退職し、なぜ志望したのか」という前職との一貫性です。「行き当たりばったりで転職した」という印象を与えてしまえば、採用は遠のいてしまいますので、ストーリー性のある志望動機を意識しましょう。

転職の履歴書・志望動機の例文:Uターンの場合

親の介護が必要となり、Uターン転職を検討していたところ、貴社の求人情報でUターンの人材を積極登用していることを知り、この度応募いたしました。 

現在は、東京都の入居者数100名強の特別養護老人ホームにて、入居者の身体介護をはじめ、外出時の同行、生活訓練の支援を行っています。介助する人数が多いため、施設内の業務効率化を牽引し、1人ひとりに寄り添ったケアができるよう尽力して参りました。

 

現職は、さまざまな出身地域の入居者が集まっていることもあり、ケアの水準をある程度均一化する必要がありましたが、〇〇市では、地域特性に合わせたケアが必要だと考えています。これまで以上に入居者の気持ちに寄り添える介護士を目指し、貴社に貢献していきたいです。

Uターン転職の場合は、Uターンの理由を明記するのがおすすめです。転職の納得感が高まることに加え、現在の状況を踏まえた選考に期待が持てます。転職者に特化した下記記事も、ぜひチェックしてみてください。

未経験転職の履歴書・志望動機の書き方のポイント

業界未経験・職種未経験、あるいは業界・職種ともに未経験の転職者は、難易度は一層高くなるという覚悟で転職に臨まなければなりません。では、未経験であっても魅力的な人材に映るような志望動機は、どのように作成すれば良いのでしょうか。ポイントと例文をみていきましょう。

ポイントは経験者に負けない姿勢

企業が同業界・同職種の転職者に求めているのは、業務スキルであることは言うまでもありませんよね。しかし、未経験であれば、業務スキルよりも心意気を重視するという企業も少なくないのです。

「現職の学びを応募先でどう活かすか」という応募者の柔軟な考え方や、「足りないスキルを補うための取り組み」は高く評価されますので、経験者に負けない姿勢を、志望動機に反映させることを意識しましょう。

未経験転職の履歴書・志望動機の例文:完全未経験の場合

「人とともに成長する」という貴社のビジョンに感銘を受け、志望いたしました。 

現職では、施工管理として資材の発注・管理や、技術者への指示出しを行い、作業工程通りの建築物の完成に寄与しています。やりがいが大きい一方で、業務量が多く、過労により現場で倒れてしまったことをきっかけに、以前から興味のあったシステムエンジニアとしての転職を考えるようになりました。

 

貴社が堅実に成長を続けているのは、ユーザーの細やかな要望に対し、スピード感を持ってアップデートを繰り返しているためだと考えています。そして、その力を継続して発揮できるのは、従業員の力あってこそ、という思いが貴社ホームページの社員インタビューから伝わり、大変感銘を受けました。

 

現在は、エンジニアの友人の教えを受けながら、JavaとC言語の勉強を始めています。業界・職種ともに未経験ではございますが、現職で培った管理能力と、仕事に堅実に向き合う力を活かし、早期に活躍できるよう努力して参ります。

上記は、業界・職種ともに完全未経験の例文ですが、「この企業に転職したい」という強い気持ちを感じますよね。下記記事では、業界未経験の転職の例文や、職種未経験の転職の例文もご紹介していますので、未経験の転職を希望している方は要チェックです。

バイト履歴書・志望動機の書き方のポイント

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アルバイトの応募でも、履歴書の提出を求められることは多くあります。アルバイトの履歴書・志望動機はどのように書けば良いのでしょうか。ポイントと例文をご紹介します。

ポイントは希望条件にゆとりを持たせること

応募先にもよりますが、アルバイトは正社員や契約社員よりも比較的、簡潔な志望動機でも採用される可能性が高いようです。

しかし、書類選考の段階で、あれこれと希望を挙げるのは得策とは言えません。学生・パート主婦など、働く時間に限りがあったとしても、希望条件は志望動機・本人希望欄にはサクッと書くまでに留めておき、細かな要望は対面で伝えるようにしましょう。

アルバイトの履歴書・志望動機の例文

私は、大学進学のために〇〇県から上京し、現在は一人暮らしをしています。学費は両親からの仕送りと、奨学金で支払っていますが、両親の負担を減らしたいと思い、この度貴社のアルバイトに応募いたしました。 

大学の講義が始まる午前9時までであれば、勤務は可能です。朝型の生活を送っているうえ、通学に原動機付自転車を使用しているので、早朝勤務や運転には自信がありますが、過信をせず、丁寧な配達を心がけたいと思っています。

アルバイトの志望動機は、使い道が明確であれば「お金」が中心でも問題ありません。学生・フリーター・パート主婦の立場に分け、10の志望動機・例文をご紹介している下記記事もぜひ参考にしてみてくださいね。

「履歴書の志望動機が書けない!」という場合はどうする?

「試行錯誤をしてみたものの、なかなか志望動機が書き進められない……」という方もいることでしょう。

そんな方におすすめなのは、特定のフレーズを使いまわすこと。全ての企業の志望動機を一言一句変えるのは骨が折れますが、自分自身のアピールに繋がる文章を、同じニュアンスで使い回すことができれば、きっと負担は軽減されるはずです。

では、「そもそも志望動機なんてない!」という方はどうすれば良いのでしょうか。下記記事では、対処法を詳しく解説しています。ぜひ、参考にしてみてください。

履歴書の志望動機で就職・転職の結果が決まる!

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履歴書は、志望動機によって命運が決まると言っても過言ではありません。その志望動機を活かすも殺すも、自分次第なのです。

企業ごとに作成しなければならないことや、長い文章を端的にまとめることは容易ではありませんが、乗り越えた先にはきっと明るい未来が待っています。ぜひ、自分にしか表現できない、魅力的な志望動機を作成してみてくださいね。

「この志望動機で大丈夫かな……」と不安を覚える方であれば、転職アドバイザーにチェックしてもらうのがおすすめです。当サイト「おもてなしHR」には、ホテル・旅館業界への転職をサポートするアドバイザーが数多く在籍しています。

志望動機の添削はもちろんのこと、書き方からアドバイスすることも可能ですので、気になる方は「転職サポートに申し込む」をクリックし、4ステップの簡単な登録を進めてみてくださいね。みなさんの求職活動の成功を、心から願っています。

なお、接客業に適した志望動機の書き方・例文などは以下の記事でまとめて紹介しています。併せてご参照ください。

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