ホテルが直面するニューノーマル。ウィズコロナを意識したニューノーマルなサービスと空間を考えよう

新型コロナウィルスの蔓延が続く中、私達の生活様式は大きく変化しました。マスクの着用は必須となり、密接なコミュニケーションには危険すら感じるようになっています。新しい生活様式は、経済にも大きな影響を与えています。そんな中聞こえてくることが増えたニューノーマルという言葉。新型コロナウィルスによってもたらされたニューノーマルとホテルの在り方について考えてみましょう。

目次

    ニューノーマルとホテル業界

    iStock/Orbon-Alija

     

    ホテル業界は、新型コロナウィルスの感染拡大によって大打撃を受けた、代表的な業界です。新型コロナウィルスの存在によって聞こえてくるようになったニューノーマルという言葉。私たちは、大きな時代の変化に直面しています。

     

    ニューノーマルとは

     

    あまり耳慣れない、ニューノーマルという言葉。どのような意味を持つのでしょうか。

     

    ニュー「新しい」、ノーマル「常識・常態」それぞれの言葉を考えると、「新しい常識・常態」という意味で捉えられることが分かります。

     

    もともとは2007年から2008年にかけての世界金融危機、リーマンショックを経たビジネス経済における、ビジネスの構造の変化を示す言葉として使われていました。

     

    現在では経済に限らず、今までの常識が大きく変化する場面で使われることのある、ニューノーマル。世界中で蔓延した新型コロナウィルスによって、その言葉はあちこちで聞かれるようにもなりました。

     

    新型コロナウィルスとニューノーマル

    iStock/Fokusiert

     

    新型コロナウィルスによって生まれたニューノーマルは、私たちの生活様式を大きく変化させ、経済的なダメージだけでなく精神的に大きなショックを与えるものです。

     

    暮らし方、働き方、遊び方に数多くの制限が生まれ、まるで映画のワンシーンのような出来事も世界各国で発生しました。

     

    姿の見えない新型コロナウィルスへの恐怖から、漠然とした不安を抱えている人も少なくないでしょう。その恐怖は感染に対するものばかりではありません。

     

    緊急事態宣言の中では全国に外出自粛が要請され、経済が止まり、職を失ってしまった人もいます。生活への不安を感じ、これまでの常識が常識でなくなる様を肌で感じることもあったはずです。

     

    感染拡大を防ぐことは当然の課題ではありますが、現時点では終息の目途が立たないどころか感染拡大は止まりません。そのような中で聞こえてくるのは、ウィズコロナという言葉です。過ぎ去るのを待つのではなく、共に生きる選択をしなければならない。私たちの意識や生活は、ウィズコロナというニューノーマルにシフトしていかざるを得ない状況なのです。

     

    経済を止めず、生活を保つため、そういった意識の変化は間違いなく必要でしょう。

     

    ホテルがニューノーマルに対応するために

    iStock/martin-dm1

     

    これまで全く予測していなかった、新型コロナウィルスの感染拡大に伴うニューノーマル。ホテルはこの変化にどう対応していくべきでしょうか。

     

    社会情勢の大きく左右されるホテル業界

     

    ホテル業界は、新型コロナウィルスの感染拡大によって大きくダメージを受けました。

     

    旅行のように越県が必要な外出は制限され、宴会や結婚式は軒並み中止となりました。その影響から、大規模な人員削減を決めたホテルや、倒産や休館の選択をする旅館が相次ぎました。

     

    ホテル業界は、社会情勢や世界経済の影響を受けやすいと言われることがあります。これまで好調の一途を辿っていた外国人観光客の数は、入国制限によって限りなくゼロに近い数字にまで減少した時期もありました。特にアジア圏からの外国人観光客の利用が無くなったことは、大型ホテルにとっては大きなダメージです。

     

    一次は稼働率が8割も減少したとも言われるホテル業界。経営の建て直し、継続のためには、ニューノーマルへの意識は当然ながら必要となります。そして、このニューノーマルがまたいつか覆ることがあるかもしれないという、危機管理への意識も必要ではないでしょうか。

     

    ニューノーマルなホテルの空間

     

    新型コロナウィルスの感染拡大防止を目的として、政府が呼びかけた「新しい生活様式」があります。「密室・密閉・密集」に対する注意喚起、3密がその代表です。

     

    宿泊業団体は2002年5月に「宿泊施設における新型コロナウイルス対応ガイドライン(第1版)」内で、接触感染や飛沫感染の予防などの一般的なルールのほか、対人距離を2mを目安に取る、消毒設備、マスク着用、換気、健康チェックなどの基本原則、さらには定期的な消毒や洗浄、アクリル板などの遮蔽設備などど新しいルールを示しました。

     

    ホテルにはニューノーマルな空間作りが必要であることが分かります。

     

    参考:「宿泊施設における新型コロナウイルス対応ガイドライン(第1版)」

     

    ホテルが提案するニューノーマル

    iStock/Authentic-Images

     

    新型コロナウィズコロナの感染拡大よって私たちは、常識が非常識に変わる瞬間を目の当たりにしてきました。

     

    マスクの着用、徹底した手指消毒、非接触でのコミュニケーション。家族や友人に会い、共に時間を過ごすことさえも困難に感じる状況です。

     

    ホテルは、その変化に対応するばかりではなく、そういった状況の中でも提供できるサービスや新しいホテル様式を提案していくことが求められます。

     

    ニューノーマルの中では消費者の消費へ判断基準も大きく変化しました。ホテルの場合で言えば、非接触であることが第一でしょうか。ホテルマンのおもてなしの質以上に、空間の安全性が重視されるようになっています。

     

    ホテルはその変化に対応するばかりではなく、そういった状況の中でも提供できるサービスや、新しいホテル様式を提案していくことが求められます。

     

    ホテルがこれまで提供していた、おもてなしによる安心・安全は、必ずしもお客様に喜ばれるものではなくなってしまったかもしれません。そうは言っても、ホテルがお客様にとって特別な空間であること、安心と安全を求めていることは変わりません。

     

    ニューノーマルの訪れによって、おもてなしの提供方法は変化しています。それでも、お客様思い、お客様に喜んでいただきたいという心は変わらないはずです。おもてなしのプロだからこそできる、ニューノーマル時代のニューノーマルなサービスを考えてみてはいかがでしょうか。新しいサービス訴求のチャンスになるかもしれません。

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