ホテルにセルフロッカーがあるメリット
新型コロナウイルスの影響で、接触・対面に敏感となっている昨今。
特に、多種多様な方の出入りが多い宿泊業界は大きな打撃を受けています。
そんななか、人との接触を伴わずに自分のタイミングで荷物を預けられる、セルフロッカーが注目されているのです。
従来の宿泊施設では、直接フロントやクロークに依頼してから手荷物などを預けていました。しかし、セルフロッカーがあると宿泊者自身で自由に荷物の出し入れができます。
ホテル側がセルフロッカーを導入することで、業務の省略化が叶うだけではなく、コロナ禍でのセールスポイントにもなるようです。
また、セルフロッカーの操作画面は、日本語・中国語・英語・韓国語などに対応しているため、観光客が増加しても問題ないでしょう。
次の項目では、ホテルのセルフロッカーとクロークの違いを分かりやすく解説します。
この記事を参考にして、改めてそれぞれの特徴を理解しておきましょう。
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ホテルのセルフロッカーとクロークの違い
セルフロッカーとクロークは、預け方に違いがあるのは一目瞭然ですね。
それぞれの利点も含めて、ご説明します。
セルフロッカーはICカードなどで施錠できる
セルフロッカーは、感染リスクを回避することを念頭に置きつつ、宿泊者の利便性も追及し生まれたものです。
セルフロッカーは、宿泊者がチェックイン前からチェックアウト後も自由に使うことができます。
さらに、電子マネーに対応したICカードを所持していれば、ロッカーにかざすだけで解錠・施錠が可能。
人によっては、物理キーで管理すると紛失してしまう恐れがあるため、安心できるポイントですね。
一部のセルフロッカーでは、会員専用アプリをインストールし事前登録を済ませておくと、二次元コードでドアロックができますよ。
クロークは直接預かってもらえる
一般的に、ホテルやレストランなどは一時的に荷物を預かるクロークサービスをおこなっています。
大きな荷物に限り、トランクルームに保管するなど一定の流れが決まっているそうです。
基本的に宿泊者のみが利用できますが、結婚披露宴や企業パーティーの参加者も対象にすることも。
預ける荷物の数に制限はありませんが、数個に分かれた荷物を大きな袋などにひとまとめにしておくと、良心的ですよ。
クロークに預けた際、「預かり証」か「番号札」を手渡されます。
荷物を引き取る際に必要となるため、大切に保管しましょう。
セルフロッカーと同様、クロークの利用はチェックイン前・チェックアウト後も可能で、なかには24時間対応しているホテルも。
ただ、クロークを利用する際は人との接触場面は避けられません。
クロークを利用するときは、感染症対策に留意した取り組みをおこなうホテルを選ぶと安心でしょう。
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ホテルのセルフロッカーへ荷物を預けるときの注意点
セルフロッカーは利用しやすい反面、クロークと同じく預ける際の注意点があります。
以下に気を付けたいポイントを挙げてみました。
- ICカードの管理を徹底する
- 貴重品は預けない
- スーツケースなど大きな荷物の預け方に注意する
まず、セルフロッカーは鍵で管理せず、普段から使用しているICカードを利用します。
そのため、荷物を預けて観光へ出かけた際、ICカードを紛失したら解錠するのに時間がかかる可能性が高いです。
紛失などのリスクがあるため、できるだけ金品などの貴重品を預けるのは避けましょう。
また、旅行に行くとお土産などの手荷物が増えたり、スーツケースを持参したりすることが多いですよね。
事前に、チェックイン前に大きな荷物を預ける方法やロッカーに入りきらない荷物などの対応を確認しておきましょう。
基本的に宿泊したホテルなら無料で荷物を預かってくれますが、時間制限を設けていないとも限りません。
細かい部分をしっかり確認しておくことで、セルフロッカーの利点をいかした使い方ができるでしょう。
ホテルのセルフロッカーを効率的に利用しよう!
ホテルのセルフロッカーは、チェックイン前・チェックアウト後など自分の好きなタイミングで利用できます。
一般的なクロークとは違い、自身のICカードが鍵代わりとなるため、簡単に手荷物を預けられますね。
初めて利用する方は、慣れるまで戸惑うことがあるかもしれません。
そんなときは、宿泊前に不明点を確認し、当日はセルフロッカーを効率的に利用しましょう!