ホテル暮らしとは?
ホテル暮らしとは、持ち家や賃貸住宅のように、ホテルに長期間滞在して生活することを言います。働き方改革や新型コロナウイルス感染症の流行により、私たちの生活や働き方は大きく変化しました。それに伴い、「ホテル暮らし」という生活スタイルを選ぶ人々が出てきたようです。
最近では、「ホテル暮らし」に特化したプランを用意するホテルも増えはじめ、より一層ホテル暮らしへの注目度が高まっています。しかし、ホテル暮らしとはいえ、何かと気になるのがコスト面。実際のところどのくらいお金がかかるの?という方のために、ホテル暮らしの費用についてご紹介していきましょう。
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ホテル暮らしの費用の目安は?
ホテル暮らしにはどれくらい費用がかかるのでしょうか。ここでは、一般的な宿泊料金から試算してみましょう。
ホテル暮らしにかかる費用は、単純計算で「宿泊料金×日数」が基本です。たとえば、1泊5,000円のホテルを30日利用する場合、宿泊するだけで15万円ほどの費用がかかります。さらに、食事代や洗濯代、雑費などの出費も考えなけれななりません。
ホテル暮らしの試算例をいくつかご紹介します。
<パターン1>
- 宿泊費 月15万円(1泊5,000円×30日分)
- 食事代 月6万円(1日2,000円)
- 洗濯代 月2万円(コインランドリー・クリーニング代)
- その他 月1万円(日用品や交際費など)
【合 計】月24万円
<パターン2>
- 宿泊費 月18万円(1泊6,000円×30日分)
- 食事代 月9万円(1日3,000円)
- 洗濯代 月2万円(コインランドリー・クリーニング代)
- その他 月1万円(日用品や交際費など)
【合 計】月30万円
<パターン3>
- 宿泊費 月24万円(1泊8,000円×30日分)
- 食事代 月9万円(1日3,000円)
- 洗濯代 月2万円(コインランドリー・クリーニング代)
- その他 月1万円(日用品や交際費など)
【合 計】月36万円
ホテルの宿泊費や食事代、洗濯にかかる費用などをすべて合算すると、最低でも24万円程度はかかります。もちろん、選ぶホテルやお金の使い道によって多少の前後はありますが、ホテル暮らしには1カ月あたり30万円前後の費用がかかると見ておいた方が安心です。
次の項目では、費用の内訳についてみていきましょう。
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ホテル暮らしにかかる費用の内訳
ホテル暮らしにかかる費用にはさまざまなものがあります。ご紹介しましょう。
宿泊費
ホテル暮らしの基本となるのが、宿泊費です。ホテルと言っても、ビジネスホテルやシティホテルなどさまざまな種類があり、料金設定もホテルにより異なります。
中にはホテル暮らしを想定した長期滞在プランや連泊割引などを設けているホテルもあります。事前にしっかり確認し、自分の予算から利用しやすいホテルを選ぶのも一つの方法です。
食事代
ホテル暮らしは自炊ができないため、食事は基本的に外食となります。そのため、最低でも1食500円以上はかかると考えておいたほうが良いでしょう。
洗濯代
洗濯にかかる費用は服の種類や量により個人差はありますが、コインランドリーは1回500円~800円(乾燥機は別途)ほど、ホテルのクリーニングサービスの場合は、コインランドリーよりも金額が高くなります。
その他の費用
ホテルでは、光熱費やバスグッズ、トイレットペーパーなどの消耗品にかかる費用はありません。しかし、スキンケア用品や衛生用品など、ホテルにはない備品もあります。また、仕事柄人と会う機会の多い方は、交際費も考慮しておくと安心です。
ホテル暮らしをしている人の仕事
ホテルでの暮らしは1カ月にそれなりの費用がかかるため、経営者やある程度の高収入を得ている会社員など、収入に余裕のある人がホテル暮らしをする傾向にあります。
また、ITエンジニア・プログラマー・Webデザイナー・Webライター・動画編集など、パソコンひとつで仕事ができるクリエイティブ職の人やテレワーク中心のアドレスホッパー、さらには受験を控えた学生などもホテル暮らしを選ぶケースが増えているようです。
どちらにせよ、ホテル暮らしに適している仕事もあれば、ホテル暮らしには向かない仕事もあります。自分の収入と勤務スタイルを考慮し、ホテル暮らしを検討してくださいね。
ホテル暮らしの費用はホテルにより異なる
ホテル暮らしには1カ月あたり30万円前後の費用がかかります。中でも宿泊料金はホテル暮らしに必ずかかる費用です。しかし、宿泊料金の設定はホテルにより異なるため、宿泊費を抑えることができれば、高所得層の人でなくてもホテルで暮らすことができます。
最近では、ホテル各社がホテル暮らしや長期滞在向けのプランを打ち出しています。ホテル暮らしが気になりはじめたら、しっかりと下調べすることからスタートしてみましょう。