ホテルのランチにはふさわしい服装がある!
みなさんは「ホテルでランチ」と聞いて、どのような服装をイメージしますか?「たかが服装」なんて甘く見てはいけません!服装はマナーの大事な要素であり、服装によって人に与える印象が異なります。
ホテルの種類やランクによりさまざまですが、多くのホテルにはドレスコードが存在し、最も格式の高いものから順に、フォーマル(礼装・正装)、セミフォーマル(準礼装)、インフォーマル(略礼装)、スマートエレガンス、カジュアルエレガンス、ビジネスアタイア、スマートカジュアルとなっています。
ホテルのランチに適した服装は、フォーマルに近いドレスコードである「スマートエレガンス」「カジュアルエレガンス」「スマートカジュアル」がふさわしいと言われています。
以下詳細をチェックしていきましょう。
スマートエレガンス
スマートエレガンスとは、フォーマルほどかしこまった服装ではないドレッシーな装いを意味します。そのため、非礼装のドレスコードの中では、最もきちんとした服装と位置づけられているようです。
カジュアルエレガンス
カジュアルエレガンスは、スマートエレガンスの次にきちんとした服装のドレスコードです。スマートエレガンスを少しだけカジュアルにした服装と考えておきましょう。
スマートカジュアル
スマートカジュアルは、ドレスコードの中で最もカジュアルな服装です。ただし、カジュアルと言ってもデニムやスニーカーなどのカジュアルなアイテムは避けなければなりません。
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ホテルのランチとディナーの服装の違いは?
ホテルのドレスコードについてご紹介しましたが、ホテルのレストラン利用では時間帯にも注意が必要です。というのも、ドレスコードは時間帯によって異なり、ホテルのレストランも例外ではありません。
まず、ランチでホテルのレストランを利用する場合です。ランチはディナーよりも敷居が低いホテルが多く、フォーマルすぎる服装では浮いてしまうことがあります。
とはいえ、ラフすぎる格好でも雰囲気に合いません。そのため、ドレスコードのないレストランの場合でも、ホテルランチの服装は「スマートカジュアル」程度を心がけましょう。
一方、ディナーはランチ利用よりも自由度が低く、ドレスコードが決められているホテルも少なくありません。ドレスコードに反した服装の場合、レストランを利用できない恐れもあるので注意が必要です。
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秋・冬に適したホテルランチの服装
ホテルのレストランでランチをするときは、季節に合った服装を心がけることも大切です。ここでは、秋冬にぴったりのホテルランチにおすすめの服装をご紹介します。
秋のホテルランチにぴったりの服装
秋になると樹々が色づきはじめ、まわりの景色が色とりどりに変化します。そんな秋には、落ち着いた色合いの装いがぴったりです。
たとえば、黒やブラウン、深いグリーンやボルドー、紫、マスタードイエローなど、秋の紅葉をイメージしたような色合いの服装を意識してみてください。
もし、全体的に暗くなりすぎてしまう場合は、アクセサリーやバッグ、靴などの小物で調整すると印象が変わります。
冬のホテルランチにぴったりの服装
冬の服装はおしゃれだけでなく、防寒にも気を配りたいもの。そのため厚着になりがちですが、ホテルによっては暖房が強すぎることもあるので体温調節がしやすい服を選びましょう。
冬になると黒やネイビーなどの暗い色を選びがちですが、白やシルバーなどを指し色として加えれば、華やかな印象を与えられるのでおすすめです。
また、秋冬になるとジャケットやコートなどのアウターを着る機会が増えます。ただし、コート選びに際しても注意が必要です。キルティングジャケットやダウンはカジュアルな印象が強いので、素材やデザインにも気を配っておきましょう。
ホテルランチの服装で注意すべき点
たとえランチの利用だけだとしても、ホテルを訪れる際にはドレスコードやマナーを守らなければなりません。恥ずかしい思いをしないように、マナー違反の服装についても知っておきましょう。
露出が多すぎる服装
まず、露出が多い服装はNGです。これはドレスコードに限らず、レストラン利用のNGポイントと言えるでしょう。肌の露出が多すぎると下品に見えてしまうだけでなく、他のお客様にも不快な思いをさせてしまう恐れがあります。
また、肌を露出していなくてもボディラインがくっきりわかる服や、生足もふさわしくないことを知っておきましょう。厚手のタイツはカジュアルになってしまうので、ホテルのレストランを利用するときは、薄手のストッキングを着用するのがベストです。
カジュアルすぎる服装
ホテルのレストランでは、カジュアルすぎる服装もよくありません。ドレスコードが定められていないホテルの場合でも、マナー違反にならないよう注意が必要です。
Tシャツやデニム、スウェットなどの服装はもちろんのこと、キャップやリュックなどの持ち物にも気をつけてください。
また、スニーカー以外にもサンダルやブーツがカジュアルアイテムとして捉えられる場合もあるので、ホテルのランチでは避けたほうが無難です。
服装のマナーを知ってホテルランチを楽しもう!
服装は人の視界に入りやすく、どんな服装をしているかがその人の印象を決めると言っても過言ではありません。
「ホテルランチ」は一見気軽な印象を与えますが、ホテルのレストランにはドレスコードがあることも多く、間違った服装をしてしまうと入店できないこともあります。
秋冬にホテルのランチへ行く場合は、自分だけでなく一緒に訪れた人や周囲の人みんなが食事を楽しめるよう、ホテルの雰囲気や季節感に合わせた服装選びをしてくださいね!