営業経験は転職で役に立つ?
営業の経験があると、転職で有利に進むことがあります。
アプローチ先の検討や商談などという業務をこなしていくうちに、どの仕事でも求められる「ビジネスの基礎」が身につくためです。
しかし、有利に進むからといって油断していると、足元をすくわれるかもしれません。
次の項目からは、営業経験を活かして転職するコツを紹介します。
転職活動を円滑に進めるためにも、成功のポイントを押さえていきましょう。
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営業経験者の転職のコツ①:基本をしっかり押さえよう
まずは、転職の基本をしっかり押さえることが大切です。
営業経験という強みがあるからこそ、手を抜かないように以下の項目をチェックしていきましょう。
軸を整理する
- ・「なぜ転職しようと思ったのか」
- ・「転職先に求めていることは何なのか」
- ・「転職後、どのような生活を送りたいのか」
など、自分の譲れない条件や改善したいことを整理しておきましょう。
軸がブレてしまうと、自己PRや志望動機で説得力が欠けたり、企業選びで失敗したりするおそれがあります。
自分の理想の仕事に就くためにも、軸を定めておきましょう。
▼軸の作り方は?ブレるときの対処法なども併せてチェック!
自己分析・企業研究は念入りに
自己分析と企業研究は、ミスマッチを起こさないためにも必要な転職活動の行程です。
自己分析で客観的に自分を見つめることで、より明確な根拠を持って求職活動を進められます。
また、企業研究も同様です。企業の特色を知ることで、転職の軸がはっきりしてくることがあります。
企業同士を比較することもできるので、それぞれの魅力や課題点が分かりやすいというのもメリット。
実際に、リサーチしたものは企業選びや履歴書作成、面接などあらゆる場面で役に立ちますので、念入りにおこないましょう。
履歴書・面接の対策を徹底する
履歴書や面接の対策は徹底してください。
面接の対策を重点的にやる方が多いですが、履歴書や職務経歴書といった書類審査が通らなければ面接に進めません。
書類だからといって手を抜かず、自信を持って提出できるように内容を整えましょう。
また、準備力は採用の合否を分けることがあります。
書類や面接で「対策をしてきていない」と判断されると、そこで不採用になるケースも。
内定を勝ち取るためには避けて通れない道です。今後の生活のためにも、対策はきちんとおこなってくださいね。
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営業経験者の転職のコツ②:強みを明確にしよう
営業の経験から得た強みとは何でしょうか?
強みは、履歴書や面接などで必ずと言っていいほど問われるものです。
自分の中で理解できていても、相手に伝えるとなるとなかなか言葉にしづらいもの。ふわっと考えるのではなく、明確に洗い出しておきましょう。
また、自分の強みに自信を持つことも大切です。
「どのような強みがあるか思い浮かばない……」という方は下記の項目を参考にしてください。
- ・コミュニケーション能力
- ・顧客の課題を発見し、解決に導く力
- ・ニーズをくみ取る力
- ・ニーズに合わせて商品・サービスを提案する力
- ・臨機応変に対応する力
- ・顧客管理などのマネジメント能力
- ・トラブルとも向き合える忍耐力
強みを聞かれたときは、自分だけの具体的な経験を交えてアピールしましょう。オリジナリティ性があるかないかで、説得力に差が出てきます。
営業経験者の転職のコツ③:注意点を確認しよう
営業経験は転職でいかせる強みですが、いくつか注意したいポイントもあります。
転職に失敗しないためにも、一通り目を通していきましょう。
営業経験を活かせない仕事もある
序盤でも述べていますが、営業の経験があると転職を有利に進められると言われています。
しかし、転職先によっては営業経験を活かせない場合も。
例えば、転職先が技術職だった場合、専門スキルが備わっているかどうかが重要視されます。そのため、営業経験でビジネススキルを培っていても、必要とされる技術がなければ転職は難航してしまうでしょう。
技術が求められる職業でも、「未経験OK」と求人に記載されていることがありますが、これはスキルや知識をある程度身につけていること前提でOKとされているケースが多いです。
転職するためには、まずは通学や資格勉強をおこない、スキルを身につけてから応募すると良いでしょう。
転職しやすい分、求人選びは慎重に
転職先の選択肢が多い分、求人を探す際はより一層慎重に進めてください。
転職に失敗する原因で多いのが、
- ・情報収集が不足していた
- ・早く転職したいという気持ちから、内定が出たところで即決してしまった
といった内容です。
求人選びで手を抜いてしまうと、入社後ミスマッチが起きて再度転職を考える状況に陥るかもしれません。
求人数が多いため迷ってしまいがちですが、自分で隅々まで調べたり、転職に詳しい方に聞いてみたりと、リサーチを怠らないことが大切です。
営業経験者は異業界に転職しやすい!
営業経験がある方のメリットとして、異業界に転職しやすいという一面があります。
未経験の募集には営業職の求人が多い上に、営業経験がないと応募できないというケースも少なくないためです。
しかし、中には「営業をしたいわけじゃない……」という方もいるでしょう。
最初は営業を勤めなければなりませんが、業界に携われば後々希望の仕事に就けるチャンスをつかめるかもしれません。
それだけでなく、業界経験を積むことで求人票によく見られる「業界経験〇年」という応募資格をクリアできるため、選択の幅が広がります。
携わりたい仕事があるけどスキルがないから応募できない、などというときは、まずは業界の経験を積んで、着実に可能性を広げていくのもひとつの手です。
同時に、通学したり資格取得を目指したりすることで、より一層目標に近づけるはずですよ。
▼転職先が決まらない……。解決のヒントはこちら!
営業経験を活かせる転職先
営業経験を活かせる仕事にはどのような職種があるのでしょうか。
考えられる転職先をいくつか下記にまとめました。
- ・一般企業の人事部やマーケティング部、広報部
- ・キャリアアドバイザー
- ・コンサルタント
- ・販売員
- ・ツアーガイド
- ・ホテルマン
上記では営業職以外の仕事を挙げましたが、もちろん営業職に転職する道もあります。
一括りに営業職といっても、多種多様な業界があるので、興味があるときは積極的に挑戦してみてくださいね。
▼ホテル業界のやりがいとは?詳しくはこちらをチェック!
ホテル・旅館は営業経験を活かせる仕事のひとつ!
営業経験があれば転職しやすいという一面がありますが、中には「営業職からの内定しかもらえない」という方もいます。
自分がどのような転職先を望んでいるのか整理し、目標のためには何が必要かを逆算して考えることが大切です。
また、営業経験を活かしたいとお考えであれば、ホテル業界の仕事を視野に入れてみてはいかがでしょうか?
培ったコミュニケーションスキルや、ニーズをくみ取る力などを発揮して活躍していけるかもしれません。
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