ホテルの面接に受かりたい!志望動機で好印象を与えよう
ホテルの面接を受けることになったものの、志望動機の答え方に迷っている方も少なくはないでしょう。
志望動機は面接の胆でもあります。志望動機が弱いと、「本当に企業で活躍してくれるのか?」と面接官から疑いの目をかけられてしまうことも。
特に、ホテル業界は人柄やコミュニケーション力が重視される業界。面接の話し方次第で採用・不採用が揺れ動くこともあります。
好印象を抱いてもらうためにも自信を持って志望動機を伝え、面接官に意欲を示していきましょう。
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【ホテルの面接】志望動機は履歴書と同じでもいい?
志望動機は履歴書と同じ内容でOKです。
面接は、履歴書や職務経歴書に書かれた内容をより深く知るための場ですので、内容を変えて話す必要はありません。
逆に履歴書と全く異なる志望動機を話すと、予め書類を読み込んでいる面接官が戸惑ってしまいます。いろいろな情報を盛り込むのではなく、内容を深堀りすることに焦点を当ててください。
履歴書に書いていないことを話すときは、「履歴書には記載していないのですが」と前置きをしてから話すと良いでしょう。
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【ホテルの面接】志望動機を上手く伝えるコツ
ホテルの面接で志望動機を上手く伝えるには、どのような点を意識すれば良いのでしょうか?
コツを4つ紹介しますので、目を通してみてください。
(1)棒読みで話さない
履歴書に記載した志望動機を丸暗記する方に多いのが、棒読みで話してしまうこと。
抑揚がないため、話の内容が頭に入りづらい上に、熱意も伝わりづらくなります。
書いてあることをそのまま読み上げるような話し方になってしまいがちなので、丸暗記は控えたほうがいいかもしれません。
内容は同じでも、より具体的に話してみたり言い回しを変えてみたり、工夫を施してみましょう。
(2)暗記はざっくりとする
面接は緊張してしまうものですので、「暗記をしていないと話せない気がして不安……」という方も数多くいます。
丸暗記をして棒読みになるのは良くありませんが、全く暗記をしてはいけないということではありません。
- ・部分的に暗記をする
- ・話すことを箇条書きでまとめる
- ・志望動機の起承転結(流れ)をざっくりと頭に入れる
など、話すことをざっくり覚えるようにすれば感情を入れてスムーズに伝えることができるでしょう。
(3)出だしを大事にする
盲点になりがちですが、質問に答えるときは出だしがつまずかないように意識してみてください。
一言目をしっかり話すことで、その後もスラスラと話せるようになるかもしれません。
「出だしは上手くいった」という事実から緊張も段々とほぐれてくるでしょう。
(4)丁寧にゆっくりと話す
面接時は、丁寧な言葉遣いでテンポ良く話すようにしましょう。
ホテル業界は華やかなイメージがある上、接客の機会も多い業界です。杜撰な言葉遣いでは、面接官に「ホテルの印象を下げてしまいそうな人」と思われてしまいます。
また、近年はコロナ禍により「マスクをするか、オンライン上で話すか」という中で面接がおこなわれるため、早口だったり声が小さかったりすると余計に聞き取りづらいです。
緊張で話し方が乱れる方も多いので、聞き取りやすさを重視して、ゆっくりとはっきりと話すようにしてくださいね。
【ホテルの面接】緊張で志望動機を上手く話せないときは?
マナーがきちんとしているホテル業界ですので、品がないと思われないかプレッシャーを感じ、面接で上手く話せなかったという方もいます。
「どうしても緊張が拭えない」「緊張のしすぎで何回も面接に失敗している」という方に向けて、対処方法を紹介しますのでヒントにしてみてくださいね。
「緊張している」と正直に言う
緊張は誰でもしてしまうものです。緊張してるからといって面接で評価が落ちることはありません。
「緊張していますが、上手く伝えられるよう努めていきますので、本日はよろしくお願いいたします」というように、自己紹介など面接の始めのタイミングで伝えてみてください。
面接官も緊張しているということを理解した上で面接を進めてくれるはずです。
メモを準備しておく
メモを見ながらおこなうのは流石にNGなのでは?と思うかもしれませんが、実はOKとされる面接もないわけではありません。
実際、「緊張していて上手く話せないことが悩みです」と採用担当を務める方に相談したところ「メモを見ながら話しても構いませんよ」、と言われた経験がある方もいます。
メモを用意したいときは「質問にしっかり答えたいため、メモを手元に置きながら話してもいいか」と一言添えて、面接官に許可をもらってください。
少し勇気が必要かもしれませんが、緊張が原因で面接に落ち続けているのであれば、言ってみる価値はあるかもしれません。
ただし、面接官によっては許可をもらえなかったり、良い印象を抱かない方もいたりするということを踏まえて面接に臨みましょう。
▼緊張をしないコツは下記記事をチェック!
【ホテルの面接】志望動機の作成方法
ホテルの面接が控えているものの、まだ志望動機が作成できていない方に向けて、志望動機の作成方法を紹介します。
まずは、構成などは気にせずに話す内容を洗い出しましょう。構成を考えるのはその後でも構いません。
以下を軸に内容を書き出してみてください。
- (1)ホテル業界で働きたい理由は?
- (2)数ある企業の中から応募先のホテルで働きたい理由は?
- (3)ホテルで働くために培ってきたい経験・スキル・知識は?
- (4)入社後、どのように貢献していきたいか?
- (5)将来のキャリアプランは?
何を優先して志望するかは人それぞれですので、必ず上記の項目をすべて話さなければいけないわけではありません。
また、志望動機を構成するときは、「結論」を一番始めに持ってくるようにしましょう。
(結論の例)
- ・御社を志望した理由は〜からです。
- ・私は、〜という理由で御社を志望しました。
結論を述べた後は、起承転結を意識して文を構成できると良いです。
熱意を伝えるコツとしては、「ホテル業界で働くために○○の勉強をしてきました」など、働くために行動してきた経験を述べること。
もし、資格の勉強やホテル業界で働いてきた経験があれば、積極的に内容に盛り込んでみましょう。
▼志望動機の例文は下記記事をチェック!
【ホテルの面接】良い志望動機はここがポイント!
良い志望動機とは、どのような点を見て良いと言われているのでしょうか?
志望動機に説得力を持たせるためのポイントについて見ていきましょう。
具体性がある
具体性がある志望動機は、どんな経過を踏まえて志望するに至ったのかが分かりやすくなるため、説得力が上がります。
ただし、具体的に話しすぎると内容が長くなって志望動機が弱くなるため、注意が必要です。
面接官を飽きさせない長さを意識して考えましょう。
内容が応募先の企業とマッチしている
志望動機と企業が求める人物像がマッチしているかどうかは採用・不採用を左右する大事なポイントです。
不採用となる理由としてよくあるのが、人柄は良かったが求める人材とは少し異なっていたというケース。
求人情報や企業のHPを読み込んだり、実際にホテルへ足を運んでみたり、情報収集を念入りにおこなうことが大切です。
調べた情報をもとに、志望動機をブラッシュアップしましょう。
貢献意欲がみられる
志望動機を考える際、「御社で学びたい」と仕事を学校と勘違いしてしまう方が多いです。
企業が設けている研修を志望動機とした場合であっても、「研修でスキル・知識を磨き、事業に貢献していきたい」とあくまでも企業に貢献する姿勢で面接に臨みましょう。
また、ホテル業界はお客様を第一にしています。お客様に貢献することが企業への貢献につながるため、おもいやりの精神が感じられる志望動機であると好印象を与えられるかもしれません。
一貫性がある
志望動機はブレがないように整理しておきましょう。
作成する時点ではブレがなくとも、実際に面接で受け答えをしていくうちに志望動機に一貫性がなくなってくることがあります。
「さっきはあんな風に言っていたのに……」とならないように、志望動機についてどんなことが聞かれそうか予め想定しておきましょう。
▼ホテルの面接対策は下記記事をチェック!
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面接で緊張してしまう原因として、落ちたら次がないという状況が関係していることもあります。
「落ちたらどうしよう……」と不安が拭えないときは、他に求人を探しておくと安心できるかもしれません。
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