転職サイト・エージェントの利用率はどれくらい?
近年では、コロナ禍により転職を視野に入れる方が増えているようです。仕事に対する考え方も変わりつつあり、スキルアップを理由に仕事を転々とする方も多いのだとか。
今回、転職について考える方が増えている中で転職サイトや転職エージェントの利用率はどのようになっているか紹介します。
求職者の利用率
2020年の調査で、厚生労働省からは以下のような発表が出されています。
転職者が現在の勤め先に就職するためにどのような方法で転職活動を行ったか(複数回答)をみると、「求人サイト・求人情報専門誌・新聞紙・チラシ等」が39.4%と最も高く、次いで「ハローワーク等の公的機関」が34.3%、「縁故(知人、友人等)」が26.8%となっている。
引用:令和2年転職者実態調査の概況(個3.転職について)/厚生労働省
上記のことから、転職者の約4割の方が求人サイトや求人情報専門誌などを利用しており、転職の手段として最も多く利用されていることが分かります。
企業の利用率
企業はどのような手段を利用して転職者を募っているのでしょうか?
同じく厚生労働省の資料を参考にみていきましょう。
転職者がいる事業所の転職者の募集方法(複数回答)をみると、「ハローワーク等の公的機関」とする事業所割合が57.3%で最も高く、次いで「求人サイト・求人情報専門誌・新聞紙・チラシ等」が43.2%、「縁故(知人、友人等)」が27.6%となっている。
引用:令和2年転職者実態調査の概況(事2.転職者の採用状況)/厚生労働省
転職サイトなどを利用する企業は4割超え。
ハローワークを利用する企業が最も多い状況ではありますが、転職サイトなどを利用している企業も多いことが分かりますね。
総合してみると、多くの転職者や企業が転職サイトを通して活動をおこなっています。
次の項目からは、転職サイトや転職エージェントの利用を考えている方に向けて、転職サービスの選び方や効率よく利用するコツを紹介しますので、目を通してみてくださいね。
参考:令和2年転職者実態調査の概況(個3.転職について)/厚生労働省
参考:令和2年転職者実態調査の概況(事2.転職者の採用状況)/厚生労働省
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転職サイト・エージェント選びのポイント
転職サイトや転職エージェントは「自分に合ったサービス」を選ぶとスムーズに活動できます。
では、自分に合ったサービスとはどのようなものなのでしょうか?選び方のポイントについて6つ紹介しますので、探していきましょう。
(1)「転職サイト」か「転職エージェント」か
「転職サイト」や「転職エージェント」と耳にすることが多いかもしれませんが、両者はサービスの内容が少し異なります。
転職サイトは自分で求人検索をして応募をします。つまり転職活動の準備から入社まで全て自力でおこなわなければいけません。
一方、転職エージェントはキャリアアドバイザーのサポートを受けながら転職活動をおこなうものです。
自身で活動をおこなう「転職サイト型」か、お悩み相談や書類・面接対策のサポートをおこないながら活動する「転職エージェント型」か、どちらが向いているかを1つの指標にするのもいいでしょう。
(2)業界・職種に特化しているか
目指す業界や職種が決まっている方は、その業界・職種を専門に取り扱っている転職サイト・エージェントを利用すると転職がスムーズでしょう。
専門分野に特化しているサービスは、自分が目指す業界・職種の求人が豊富に掲載されています。そのため、希望に合った求人をみつけやすいです。
さらに、転職エージェントであれば、業界に精通したアドバイザーが直接企業には聞きにくい施設の内情などを教えてくれる場合もあります。
また、面談していく中で自分だけでは見つけられなかった価値観や必要条件なども洗い出せるかもしれません。
(3)求人数が豊富かどうか
できるだけ求人数の多い転職サイトを選べば、選択肢が増えるため転職がしやすくなります。
また、数が多いか少ないかということに加えて、求人情報の質や掲載されている企業の信憑性などもあわせてチェックしましょう。
そうすることで、ブラック企業に就くリスクを減らせるかもしれません。
(4)利用率や評判はどうか
転職サイト・エージェントの利用率や評判を判断材料にするのもアリです。利用率や評判が良ければ、信頼性があるサービスだということが分かります。
ただし、「利用率や評判が高い=必ず転職できる」というわけではないので過度に期待しすぎないようにすると、楽な気持ちで活用できるでしょう。
また、利用率が高い分、ライバルが多いということも念頭に置いてくださいね。
(5)自分の年代にマッチしているか
近年では、20代に特化したサービスから40代・50代など年代に焦点を当てた転職サイト・エージェントが増えています。
転職をする際に不安なこととして挙げられることが多い年齢の問題。年齢が原因で転職の不安が拭えない方は、年代に特化した転職サービスを利用するといいかもしれません。
(6)転職ノウハウなどお役立ち情報を配信しているか
転職サイトや転職エージェントによっては、転職や業界に関する情報を記事にまとめて配信していることも。
履歴書の書き方や面接対策など、有益な情報を提供しているということは、サポートが充実している可能性が高いと言えます。
サービス選びのポイントの1つとして判断材料にしてもいいかもしれません。
ホテル&旅館業界の就職・転職についての記事
転職サイト・エージェントを効率良く利用するコツ
ここでは、転職サイトと転職エージェントを効率よく利用するコツを挙げています。
活用できるものは活用し、スムーズに転職活動を進めていきましょう。
転職サイト・エージェントは複数利用する
転職サイトや転職エージェントは複数登録したほうが希望に合った求人をみつけやすいです。
1つにしぼっても構いませんが、複数利用する場合と比べて求人の数や質に偏りがでてしまいます。「他のサイトで掲載している求人にもっといいものがあった!」という状況を防ぐためにも、2〜5社を目安に登録しておくといいでしょう。
また、転職サイトのみに登録するのではなく転職エージェントもあわせて利用すると、多種多様なサービスを利用できるのでおすすめです。
新着求人を常にチェックする
新着求人は常にチェックしておきましょう。
特に1〜2月、9〜10月の間は求人募集が増える時期。新着求人が多くなると考えられるので要チェックです。
もし、こまめにサイトを確認するのが難しい場合は、新着求人メールを受け取るように設定したり転職エージェントに新着求人の紹介をお願いしてみたりすると、楽に確認できます。
自分の希望に合った求人が新着で届いたときのことを考え、すぐに応募できるよう準備はしっかり整えておいてくださいね。早めに応募することで採用に有利になることもあるかもしれません。
不安や悩みは転職のプロに相談する
転職に関して不安や悩みがあれば、転職エージェントへの相談がおすすめです。
「自分に合う転職先がわからない」「初めての転職で不安」といった気持ちを解消できれば、晴れた気持ちで転職活動に臨むことができます。
1人ではなく、転職のプロがいっしょに転職活動をしてくれるので心強いですね。
第三者に話すことで自分の状況が整理され、進むべき道がはっきりしてくることもあるので活用を検討してみてください。
転職サイト・エージェントを利用してスムーズに転職を進めよう!
転職サイト・エージェントの利用率は、転職者と企業共に高いということを説明しました。
利用するかどうか迷っている方は、これを機に検討してみてもいいかもしれません。
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