【中途採用で5月・6月に入社】押さえておきたいボーナスの査定期間と支給時期
5月・6月に中途採用で入社した場合、入社1年目の夏・冬のボーナスはもらえるのでしょうか。
それを判断するためには、ボーナスの査定期間と支給の時期について理解する必要があります。詳しく見ていきましょう。
夏・冬のボーナスの査定期間
ボーナスの査定期間とは、会社が従業員に対して支給するボーナスを決めるために社員を評価する期間です。勤務態度や出勤率、業績などが考慮される他、推奨する資格を取得した際などに高評価を得られるといったケースも。
民間企業の場合、査定期間は企業ごとに異なりますが、一般的には以下の期間が多いようです。
【夏のボーナスの査定期間】前年の10月から当年の3月まで
【冬のボーナスの査定期間】当年の4月から当年の9月まで
夏・冬のボーナスの支給時期
ボーナスの支給時期は一般的に夏と冬の年2回。民間企業の場合、支給日は企業によって異なりますが、目安としては以下の通りです。
【夏のボーナスの支給日】6月下旬~7月上旬
【冬のボーナスの支給日】12月中
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【中途採用で5月・6月に入社】転職1年目のボーナスはどうなる?
夏・冬のボーナスに関して、査定期間と支給時期が分かったところで、転職1年目でボーナスがもらえるのかどうかを考えてみましょう。
転職1年目の夏のボーナス
前述した通り、夏のボーナスの査定期間は一般的に前年の10月から当年3月までです。5月・6月入社であれば、この時期には在籍していません。査定そのものがされないため、転職1年目の夏のボーナスは受け取れないことが多いでしょう。
ただし、企業によっては「まわりの社員がボーナスをもらっている中、もらえない人がいるのは忍びない」と考え、「寸志」が支給される可能性があります。金額は1万円〜5万円前後が一般的です。
転職1年目の冬のボーナス
冬のボーナスについては、5月・6月入社でも支給される可能性は高いでしょう。冬のボーナスの査定期間は、当年4月から9月までが一般的。5月入社であれば、査定期間のうち5カ月間、6月入社であれば4カ月間在籍していることになります。
ただし、通常よりも査定期間が短い分、支給額は少ないことがほとんど。満額のボーナスを受け取れるのは、入社2年目の夏のボーナスからだと考えられます。
また、ボーナスは会社の業績や社員の頑張りに応じて支給されるものです。必ずもらえるとは限らないという点も、覚えておいてくださいね。
ボーナスに関しては以下の記事でも詳しく解説しています。併せてご参照ください。
ホテル&旅館業界の就職・転職についての記事
【中途採用で5月・6月に入社】転職前にボーナスについて確認する方法
ボーナスの支給額や支給の有無は状況によって変わります。入社後も実際にボーナスを受け取るまで、明確なことは分からないはずです。しかし、転職を考える際にはある程度、ボーナスに関する情報も知っておきたいのではないでしょうか。
そんな時には、まず求人情報をしっかり読むことがおすすめです。求人情報の中にはボーナスの支給実績や支給額の基準、査定期間などの詳細が書かれている場合があります。転職情報サイトの口コミを参考にするのもよいでしょう。
また、さまざまな企業と関わりのある転職エージェントに相談することもおすすめです。実態に近い情報を、応募の前に教えてもらえるかもしれません。
以下の記事では、転職活動中におけるボーナスの確認方法について詳しく解説しています。併せてご一読ください。
【中途採用で5月・6月に入社】ボーナスにこだわりすぎず転職活動を進めることも大切
5月・6月に入社というスケジュールで転職する場合、前の職場における夏のボーナス支給日には退職しており、新しい職場でも夏のボーナスは支給対象外となる可能性は高いといえます。夏のボーナス1回分を受け取れなくなるため「この時期の転職は避けたほうがよいのでは?」と考える方もいるでしょう。
しかし、縁のあったタイミングを見逃すことで、希望条件にマッチする職場との出合いを遠ざけてしまうかもしれません。場合によってはマネープランをシビアに見直す必要も出てきますが、ボーナスにこだわりすぎないことも、転職を成功させるためには大切ではないでしょうか。
転職活動の進め方に不安がある時には、転職エージェントの活用もおすすめです。ひとりひとりの状況を考慮した適切なアドバイスをもらえるはずです。ホテル・旅館への転職は、おもてなしHRにご相談ください。