宿泊のキャンセル待ちとは?
宿泊のキャンセル待ちとは、その名の通りホテルや旅館などの宿泊予約がキャンセルされるのを待つことを言います。
宿が満室で予約できない状態であっても、予約していた人がキャンセルすれば再度予約できるようになるという仕組みです。
宿泊したいと思っていたホテルが満室だった場合、「キャンセル待ちをしてみようかな?」と考える人もいるでしょう。
この記事では、キャンセル待ちをする前に試してみるべきことや、チャンスのタイミング、宿泊キャンセル待ちの方法などについて解説します。旅のプランを立てるための参考にしてください。
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宿泊のキャンセル待ちは現実的?
宿泊のキャンセル待ちは、あくまでもキャンセルが出ることを待っている状態です。言ってしまえば、宿が空くかどうかは当日になるまでわかりません。
すでに旅行の予定が決まっている人にとって、宿泊場所が未確定なのは不安ですよね。そのため、宿泊場所を確保しつつキャンセル待ちをすることが賢い方法と言えます。
ただし、その場合もキャンセル料に注意が必要です。第一希望の宿にキャンセルが出るのは宿泊予定日の直近になることもあります。他の宿を予約する場合は、キャンセル料が直前までかからないところを選びましょう。
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宿泊キャンセル待ち、その前に!
宿泊予約を取る際は、予約サイトを利用することが多いでしょう。空室状況を見て満室でも、キャンセル待ちの体制に入るのはまだ早いかもしれません。次の方法で、本当に空きがないのかどうかを調べましょう!
ホテルの公式サイトをチェック!
意外と盲点になりがちなのは、ホテル公式サイトからの予約です。多くのホテルを比較検討できる予約サイトは利便性が高いため、予約サイト経由の客室は早く埋まる傾向にあります。しかし、公式サイトで受け付けている分の客室には、まだ空きがあるかもしれません。
また、公式サイトからの予約は中間マージンが発生しないため、安く泊まれたりポイントを多くもらえたりと、特典がついていることも。
別の宿泊予約サイトをチェック!
予約の経路を変えれば空きがあるかもしれません。予約サイトAでだめなら予約サイトBをチェックしましょう。
なお、予約サイトでの客室販売は一元化されているため、たくさんのサイトをめぐるのは無意味という人もいます。しかし実情はホテルと宿泊サイトの運営者にしかわからないこと。さらっと一巡してみる価値はあるのではないでしょうか。
パッケージプランをチェック!
旅行会社では、ホテルの予約と新幹線のチケットや観光施設の入場券をセットで販売しています。パッケージプランとして販売している分なら、予約が取れることもあるでしょう。
交通手段や観光などの都合が合えば、検討しましょう。
宿泊キャンセルが出やすいタイミング
宿泊予約のキャンセル待ちは確率が低いようにも感じられますが、実はキャンセルが出やすいタイミングがあると言われています。
そのキャンセルが出やすいタイミングとは、ホテルや旅館のキャンセル料が発生したり高くなったりする直前です。
大抵の宿泊施設では、以下のように宿泊予定日の1週間前から当日までの範囲で段階的にキャンセル料が設定されています。
<キャンセル規定の例>
- 7日~4日前までのキャンセル:宿泊料金の〇%
- 3日~2日前までのキャンセル:宿泊料金の〇%
- 前日のキャンセル:宿泊料金の〇%
- 当日のキャンセル:宿泊料金の〇%
- 無断キャンセル:宿泊料金の〇%
詳細は施設により異なりますが、宿をキャンセルする人の多くが料金が発生するタイミングで予約キャンセルを行う傾向にあるようです。
ただし、これはあくまでも一般的な例なので、キャンセル料の発生時期や高くなるタイミングは施設によって異なります。詳しい内容は各施設のホームページなどで確認してくださいね。
また、当日の正午〜15時頃もキャンセルが発生しやすいタイミングです。
この時刻では、すでに押さえているホテルの方もキャンセル料が発生すると考えられますが、キャンセル料を払ってでも泊まりたいホテルならチェックしてみてください。当日割引で宿泊料金が安くなるケースもあります。
宿泊キャンセル待ちの方法
キャンセル待ちにはどのような方法があるのでしょうか。2通りのやり方を紹介します。
自分でホテルの空き状況をチェックする
スタンダードな方法として挙げられるのは、施設の公式サイトや予約サイトなどを定期的にチェックする方法です。
こまめにチェックしなければならないので手間はかかりますが、キャンセルによる空室があれば、自分の手で確実に予約ができます。
また、ホテルに直接問い合わせてみるのもアリです。キャンセルの状況やタイミングによっては空室状況がサイトに反映される前で、空室が出たばかりという可能性もあります。
そのホテルのお得意様であれば、「キャンセルが出たら連絡ください」といった依頼を受けてもらえるかもしれません。
キャンセル待ちのサービスを利用する
自分でキャンセル待ちをするのは確実な方法ではありますが、時間と労力がかかるのがネックですよね。そのような人におすすめしたいのは、キャンセル待ちのサービスを利用する方法です。
宿泊施設の公式サイトや予約サイトによっては、空室が出たときにメールで知らせてくれるサービスを提供していることがあります。
また、最近では宿泊予約の売買や空室待ちの代行など、新しいサービスが登場しています。そうしたサービスを活用してキャンセル待ちをするのも一つの方法でしょう。
宿泊したい宿ならキャンセル待ちもアリ!
宿の予約がいっぱいだと諦めてしまいがちですが、どうしても泊まってみたい施設なのであれば、キャンセル待ちをするのも一つです。今回の記事を参考に、確実に宿泊できるホテルを確保しながら宿泊キャンセルを狙ってみてくださいね。
なお、ホテル業界への就職・転職を考える際には、おもてなしHRが力になります。