北海道でお試し移住ができる地域はどこ?各市町村の特色やお試し移住の詳細を解説

2024年現在で179の市町村がある北海道。都道府県の中で最も大きい面積を誇る北海道は、エリアによって気候や自然環境がまったく異なります。お試し移住を検討しているのであれば、移住予定の地域を事前に調べておくことが大切です。今回は北海道内でお試し移住を実施している市町村を紹介します。また、各市町村の特徴やお試し移住先の詳細も確認しておきましょう。

お試し移住が人気の北海道の特徴

日本列島の北端にある北海道。約83,424平方キロメートルという広大な面積を誇り、日本の国土の約22%を占めています。

北海道の自然環境

土地の半分が山地となっており、周囲を日本海、オホーツク海、太平洋が囲んでいるのが特徴です。また、北海道は雪国でもあるので、例年10月下旬頃から雪が降り始めます。

さらに12月には降り積もった雪が根雪になることも多く、地域によって差があるものの、遅いところでは翌年の4月頃まで解けないこともあるようです。

このことから、北海道の移住を考える際は、移住を検討している自治体の特色をしっかりと把握しておくことが大切です。

夏だけ移住

最近は、夏の北海道の過ごしやすい気候を活かして、「夏だけ移住」をする人も増えつつあるようです。

この「夏だけ移住」とは、その名のとおり夏の間の数カ月間だけ特定の地域で生活することを指します。

通常の長期的な移住とは異なり、特定の季節だけ本来の住居ではなく別の場所で生活するという、短期的で季節限定の移住スタイルです。

北海道は、ほかの地域に比べて夏の気温が低い傾向にあり、湿度も比較的低いため、避暑地として人気があります。

特に夏場に高温多湿になるエリアに住んでいる人にとっては、北海道の爽やかな夏は移住を検討する際の大きな魅力となるようです。

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北海道でのお試し移住実施市町村一例

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北海道には179の市町村があるため、お試し移住を実施している自治体がたくさんあります。

ここでは、お試し移住を実施している北海道内の自治体を厳選して紹介します。各市町村の特色やお試し移住の詳細を詳しく解説しますので、移住を検討している方は参考にしてくださいね。

函館市のお試し移住

北海道の南部・渡島地方に位置する函館市は、人口23万7285人(2024年9月末現在)の地域です。函館市の特色と、お試し移住の詳細を見ていきましょう。

函館市の特色

北海道南部に位置する函館市は、札幌市・旭川市に次ぐ北海道第3の都市として栄える市です。市街地が海に突き出ている鍵型の地形をしており、その先端には日本三大夜景のひとつとして有名な函館山があります。

恵まれた自然環境をはじめ、異国情緒豊かな街並み、文化的・歴史的資源が魅力で、国内外からたくさんの観光客が訪れているのが特徴です。北国としては比較的温暖な気候となっているので、過ごしやすい地域でもあります。

函館市のお試し移住の詳細

函館市では、一軒家やマンションなどではなく、市内のホテル・旅館などに滞在する移住体験を実施しています。

函館駅前・西部地区、五稜郭地区、湯川地区にあるいずれかのホテル・旅館で、長期滞在が可能です。

ただし、各施設によって対応日数や利用料金が異なるため、利用する際は各施設に問い合わせたほうがよいでしょう。

ホテル・旅館によっては温泉設備が整ったところもあるので、滞在中に函館の温泉を楽しむこともできます。

出典:函館市の人口/函館市
出典:ちょっと暮らし In はこだて/函館市

小樽市のお試し移住

札幌市の北西に隣接する小樽市は、人口10万4986人(2024年9月末現在)の市です。小樽市の特色と、お試し移住の詳細を見てみましょう。

小樽市の特色

歴史的建造物が多く、ノスタルジックな雰囲気が魅力的な小樽市は観光地として有名で、小樽運河やガラス工芸などが人気です。

また、札幌の市街地まで電車で約30分というアクセスの良さから、札幌市のベッドタウンとしても人気のエリアとなっています。

石狩湾に面する小樽市にはたくさんの寿司店が立ち並んでおり、市内に100店以上あるのだとか。新鮮でおいしい寿司を求め、毎年国内外から多くの観光客が訪れているそうです。

小樽市のお試し移住の詳細

小樽市では、マンションやホテル、コテージ、一軒家などを利用した移住体験ができます。滞在可能期間や料金は施設によって異なりますが、ホテルなどを利用する場合は2泊以上の滞在で1泊5000円から利用できるようです。

長期滞在が可能なマンションもあり、こちらは1カ月以上の長期利用が必須となりますが、光熱費・室内清掃費など込みで、2名・20万円で利用できます。スーパーやコンビニなどが徒歩数分の距離にあるので、利便性も高いでしょう。

出典:人口/小樽市
出典:ちょっと暮らし施設案内/小樽市
出典:小樽市ちょっと暮らし/小樽市

登別市のお試し移住

全国的に有名な登別温泉がある登別市は、人口4万3826人(2024年9月末現在)の地域です。登別市の特色と、お試し移住の詳細を見てみましょう。

登別市の特色

北海道の南西部に位置している登別市には、9種類の泉質がある温泉が湧くという、世界的にも珍しい温泉地・登別温泉があります。札幌まで車や電車で1時間半程度で行けるアクセスの良さも魅力です。

北海道の中でも雪が少ない地域であり、冬の最低気温もマイナス10℃以下になることがほとんどないのが特徴。観光都市としてのイメージが強いですが、丘陵地では酪農を行っています。

登別市のお試し移住の詳細

登別市のお試し移住は、市街地と温泉地、2種類での移住体験が用意されているのが特徴です。滞在中の料金は施設ごとに異なります。

市街地での移住体験の場合は、ウィークリーマンションやマンスリーマンションの賃貸物件を利用できます。近隣に大型商業施設や大型スーパーがある、利便性が高いエリアです。

一方、温泉地での移住体験の場合は、公衆温泉浴場付きの物件なので、滞在中はいつでも温泉に入り放題です。登別温泉定番の湯である硫黄泉と、ここだけにしか湧き出ていないミョウバン泉の2種類のお湯を楽しめます。

出典:登別市
出典:移住体験/のぼりべつで楽住

旭川市のお試し移住

旭川市は、北海道内で札幌市に次ぐ第2の人口規模を誇る人口31万7167人(2024年10月2日現在)の地域です。旭川市の特色と、お試し移住の詳細を見てみましょう。

旭川市の特色

北海道北中部(道北地方)に位置する旭川市は、自然と都市機能が調和する市として知られています。

道内各地とつながる旭川空港があるので、道内旅行のアクセスも良好です。年間の寒暖差、昼夜の寒暖差が大きく、四季が明瞭で冷涼な気候となっています。

市街地には、日本初の恒久的な歩行者専用道路である平和通買物公園があり、歩行者天国の距離は旭川駅前から8条通に至るまでの約1kmという長さを誇っているのが特徴。

年間を通してさまざまなイベントが行われているため、常に多くの市民や観光客でにぎわっています。

旭川市のお試し移住の詳細

旭川市では、豊かな森林と穏やかな農村風景が広がる江丹別嵐山地域の物件で移住体験ができます。木造2階建ての一軒家住宅です。利用可能期間は1カ月以上からとなり、家賃は月額の場合3万円、日額の場合1000円で借りることが可能。

リース料や光熱水費は入居時期によって異なるため、利用時に確認するとよいでしょう。また、備え付けの寝具を使用する場合は、利用者1人につき1万5000円の費用がかかります。

出典:旭川市の世帯・人口/旭川市
出典:旭川嵐山移住生活体験住宅/旭川市

白老町のお試し移住

北海道中南部に位置する白老町は、人口1万5155人(2024年11月5日時点)の地域です。白老町の特色と、お試し移住の詳細を見てみましょう。

白老町の特色

東西に細長く伸びている白老町は、面積の約75%を森林が占める、自然に溢れたのどかなエリアです。北海道の中でも穏やかな気候が特徴で、夏は涼しく、冬は積雪が少なめとなっています。

さらに白老町には、日本有数の透明度を誇る倶多楽(クッタラ)湖があり、コバルトブルーの湖面を楽しめるのが特徴です。2020年7月には、アイヌの文化を学べる国立博物館がオープンしており、今後の発展に期待できる地域といえます。

白老町のお試し移住の詳細

白老町では、一軒家のアメリカンハウスがお試し移住の物件として用意されています。この物件には温泉がついているので、滞在中は温泉に入り放題です。温泉利用料も参加料に含まれているため、別途費用を払う必要はありません。

滞在期間は29泊30日以上となっており、この日程だと15万7000円から利用することが可能です。家具や電化製品に加え、生活用品も一通り揃っているため、自分たちで持参する必要はありません。

出典:令和6年度白老町の人口・世帯数/白老町
出典:北海道 白老町 おためし暮らし/白老町

帯広市のお試し移住

北海道中東部にある帯広市は、人口16万1288人(2024年9月末時点)の地域です。帯広市の特色と、お試し移住の詳細を見ていきましょう。

帯広市の特色

豊かな自然環境に恵まれた帯広市は、帯広駅周辺を中心に、商店街や宿泊施設、医療施設などの都市機能が集積しているため、利便性の高いエリアです。北海道随一の畑作地帯として知られており、市内には農園や牧場がたくさんあります。

また、小麦や乳製品、小豆や砂糖など、お菓子作りに欠かせない原材料も揃っており、北海道の中でもスイーツの町として有名です。そのため、市内には定番の北海道土産で有名なお店から知る人ぞ知る名店までさまざまなお店が出店しています。

帯広市のお試し移住の詳細

帯広市のお試し移住では、JR帯広駅から徒歩圏内のところにあるコンドミニアムタイプの宿泊施設やビジネスホテル、農村部にあるユースホステルなどのさまざまな施設で移住体験ができます

滞在期間や料金は施設によって異なるため、利用したい期間に合わせて施設を選ぶとよいかもしれません。いずれの施設も生活に必要な備品や設備は整っているので、持参する荷物は少なくて済むのが特徴です。

出典:帯広市の人口・世帯数/帯広市
出典:ちょっと暮らし/帯広市

ホテル&旅館業界の就職・転職についての記事

北海道へ移住する際のお仕事探しはおもてなしHRにおまかせ

179の市町村がある北海道では、小樽市や旭川市、函館市以外にもたくさんの自治体でお試し移住の取り組みを実施しているようです。

あまりにも多すぎるため、すべての自治体を紹介することはできませんでしたが、もし気になる自治体があったら、これを機に北海道へのお試し移住を検討してみてはいかがでしょうか。

数日などの短期で利用できるものから、数カ月など長期で利用できるものなど、さまざまなお試し移住があります。詳しくは北海道の体験移住情報サイトで掲載されているので、確認してみてくださいね。

なお、北海道への移住を考えていてお仕事を探しているという方は、おもてなしHRにご相談ください。

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