栄養士に興味があるけど、自分に向いているかな・・・・・・。
栄養のスペシャリストとして、食事や栄養に関する知識を発揮して人々の健康をサポートする「栄養士」。
栄養士は常に表舞台に立ったり、目立ったりすることはありませんが、健康な人の食事・栄養を管理する頼りになる存在です。
ただ、栄養士の仕事に興味があっても、自分に向いているかどうかを知ったうえで目指したい!と考えている人もいるはず。
では、実際に栄養士として働いている人とは一体どんな人なのでしょうか?
当記事では、栄養士に向いている人の特徴を中心に、栄養士として活躍するために必要なことなどを余すことなく紹介します。
栄養士は自分にとって適職なのかどうかを判断する材料として、最後までご一読ください。
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栄養士に向いている人の特徴とは?
ここでは、栄養士に向いている人の特徴を5つ解説します。
自分にあてはまるものがあるか、チェックしてみてくださいね。
調理することが好きな人
栄養士は、栄養バランスを重視した食事の運営・調理をおこなう仕事です。
そのため、日頃から自分で調理したり、料理に関心を持ったりできる人に向いています。
「自分が調理した料理を提供したい」「現場で調理スキルを磨きたい」など、調理に対する向上心がある人にはぴったりではないでしょうか。
食に関心を持てる人
栄養士には調理スキルだけではなく、栄養と食に関する知識も必要不可欠です。
例えば、キャベツには肌の健康に関わるビタミンCや食物繊維が、トマトには塩分の排出を助けるカリウムなどがバランス良く含まれているという知識。
栄養バランスの整った料理をおいしく仕上げていくのも、栄養士の腕の見せ所といえるでしょう。
自分自身の栄養管理ができる人
栄養士は、栄養に関するアドバイスを求められることもあります。
そのため、栄養士自身の栄養管理ができていないと、説得力のあるアドバイスができないことにつながることも。
栄養士自身が、正しい食生活や健康生活を送れると、自信を持って人々のサポートができるでしょう。
健康に興味を持てる人
栄養士は、食材に含まれる栄養素がどのようにして健康面に働きかけてくれるのかを、理解しておく必要があります。
「人々の健康を維持するためには?」「日頃から摂取した方がいい栄養素は?」など、健康に対して興味を持てる人にも、栄養士は向いているといえます。
人の役に立てることが好きな人
栄養士は、健康な人の食事・栄養を見えない場所からサポートしています。
直接お礼を言われることは少ないかもしれませんが、人にとって大事な健康面を支えるやりがいのある仕事です。
「影から人のサポートをしたい」「人の役に立ちたい」と思える人にとって、栄養士は適職ではないでしょうか。
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栄養士になるために必要なこと
ここまでで、栄養士の仕事にますます興味を持っていただけたのではないでしょうか?
この項目では、栄養士になるために必要なことを4つ紹介します。
栄養士免許の取得
栄養士になるためには、厚生労働大臣指定の栄養士養成施設を卒業しなければなりません。
栄養士養成施設の修業年限は、2年・3年・4年と施設によって異なり、卒業後は都道府県知事に免許申請することで免許を取得できます。
栄養士養成施設では、栄養士に必要な知識及び技能を学ぶことができるので、覚えておきましょう。
食に対する探究心
食に対する探究心があると、常に遊び心にあふれたメニューを調理することができます。
例えば、今まで組み合わせたことがない食材をいかしたメニューに挑戦したり、野菜をメインにしたデザートを提案したりなど。
いつも食材に興味を持ち、追求していく努力をすることも大切でしょう。
コミュニケーション能力
栄養士は、仲間との協調性を持って調理作業を進めるため、コミュニケーション能力が必要な仕事です。
職場によっては、一日に何十人分もの料理を提供するため、それぞれのポジションで効率的に調理しなければなりません。
日頃からコミュニケーションを取っていれば、トラブルが発生しても自然と助け合えるでしょう。
衛生管理に対する責任感
栄養士は、衛生管理が徹底された環境を維持する責任があります。
例えば、作業台はきれいにされているか、食材などに傷みはないか、スタッフ自身の衛生管理は徹底されているかなど。
人々が口にする食材を多く取り扱う場なので、常に清潔感のある環境を保ちましょう。
栄養士に向いている人におすすめの職場4選
ここでは、栄養士に向いている人におすすめの職場を4つ紹介します。
給食センター
給食センターは学校・保育園・幼稚園などに提供する給食を調理する場なので、栄養士も活躍できる環境です。
主な仕事内容は、各自治体や給食委託会社によって異なりますが、一般的には作業導線図・タイムスケジュールの作成や事務作業、アレルギー調理作業などといわれています。
給食センターで働く調理員は無資格の方が多いため、栄養の知識に長けている栄養士がいれば、子供たちの健康面をサポートしてくれるということですね。
介護施設
高齢化社会の加速に伴い、介護施設における栄養士の需要は高まりつつあります。
介護施設で働く栄養士は、入居者の年齢や持病などを考慮したうえで食事の提供をおこなわなければなりません。
例えば、かむ力が弱い方には流動食や刻み食を提供するなど、メニューだけではなく調理工程も考える必要があります。
調理スキルだけではなく、食に関する知識を存分に発揮して活躍できる環境だといえるでしょう。
病院
病院で働く栄養士の役割は、入院患者さんへの食事の調理や提供、管理を担当します。
病院も同様、患者さん一人ひとりに合わせた料理を提供するため、やりがいを感じない場面は少ない職場です。
また、病院によっては管理栄養士と連携して業務を進めることもあるので、新たなスキルが身につくことも。
以下の関連記事では、栄養士と管理栄養士の違いについて解説しているので、いずれ管理栄養士としてキャリアアップしたいと考えている方もお読みください。
宿泊施設
宿泊施設で働く栄養士は、アレルギー食やロカボ食などのメニュー考案・作成、栄養素の情報提供を担当します。
宿泊施設では、調理経験がなくても栄養士の資格があれば優遇される傾向にあるそうです。
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