転職回数が多いと採用が遠のく?
これまで転職を繰り返している方は、転職回数が多いことで採用に影響するのではないかと感じているはずです。
加えて、面接まで進めても、転職回数が多い理由をうまく話せるかどうか悩んでいる方もいるでしょう。
ただ、転職回数が多くても採用したい人材の特徴にマッチすれば、採用される可能性は十分あるそうです。
その特徴の一部を以下に挙げてみました。
- これまでの転職で学んできたことを自分の言葉で説明できる人
- コミュニケーション能力に長けている人
- どんな環境でも柔軟に適応できる人
上記以外にも、企業にポジティブな印象を与える転職理由を用意したり、仕事に対するこだわりを伝えたりなど、事前準備をしておくことが大事です。
次の項目より、転職回数が多くても採用されるコツを詳しく解説します。
この記事を参考にして、採用される可能性を高めていきましょう!
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転職回数が多くても採用されるコツ
ここでは、転職回数が多くても採用されるためにできることを3つ紹介します。
職務経歴書の書き方を工夫する
まず、職務経歴書は応募企業に関連する内容を中心として、分かりやすくアピールすることです。
例えば、ホテル業界のフロント業務に応募する方なら、これまでの接客経験でどんなことを身につけて、今後どのようにいかしていきたいかなど。
転職回数が多い方の職務経歴書は、職務分野にまとめた内容を冒頭に記入することで、企業の注目を集められるはずです。
なお、以下の関連記事ではホテル・宿泊業界を例とした職務経歴書の書き方について解説しています。
ぜひ、参考にしてくださいね。
複数の企業で得た経験や知識をアピールする
次に、複数の企業で身につけた知識や経験を自分の言葉で伝えましょう。
さまざまな会社を渡り歩いてきたからこそ、自分では気付いていないスキルが身についているはずです。
例えば、営業職を経験したからこそ身についた「提案力」、接客サービスなら「マルチタスク処理能力」「臨機応変な対応力」などさまざま。
以下の関連記事では、これまでの経験や知識などを把握するために必要な自己分析の方法について解説しています。
あわせて、お読みください。
転職回数が懸念されにくい企業に絞る
最後に、転職回数を問わない業界に絞って転職活動を進めましょう。
採用活動をおこなう企業の中には、転職回数が多い応募者を「忍耐力がない人」「社会人として問題がある人」など、マイナスイメージを抱くようです。
ただ、スタートアップ企業が多いIT・WEB業界、外資系企業は、チャレンジ精神のある人材を積極的に採用している傾向が見られます。
他にも、深刻な人材不足に悩んでいる宿泊業界や飲食業界、福祉業界も狙い目求人と言えるでしょう。
ホテル&旅館業界の就職・転職についての記事
【回答例あり】転職回数が多い理由を聞かれたときの対処法
では、実際に面接などで転職回数が多い理由を聞かれたら、何と応えたらいいのでしょうか?
ここでは、回答例とあわせて返答する時のポイントを解説します。
前向きな理由にまとめる
<回答例>
「これまでホテル業界のフロントスタッフとして、より多くのスキルを身につけるために複数の施設で勤務してきました。そのおかげで、フロント業務以外にイベント企画や後輩の育成にも関わることができました。
これまでの経験をいかして、ホテル運営に携わりながら専門的知識を身につけたいと考えています。」
まず、マイナスな理由をポジティブな内容に変えて、前向きな姿勢をアピールすることです。
上記の回答例では、転職回数が多い理由をスキルアップに結び付けたうえで、今後さらなるキャリアアップを目指していることが伝えられています。
なお、以下の関連記事では、転職理由を前向きな内容にまとめる方法について解説しているので、あわせて読んでみてくださいね。
仕事に対するブレない軸があったことを伝える
<回答例>
「これまで営業職や事務職など、さまざまな職種を経験してきましたが、「人の役に立ちたい」という仕事に対するこだわりを持ち続けてきました。
御社が提供する○○サービスは、お客様の声から生まれたものであり、今後多くの人に喜ばれるものだと感じたため、志望いたしました。」
次に、仕事をするうえで大切にしてきたことなど、ブレない軸があったことを伝えましょう。
上記の回答例では、「人の役に立ちたい」という軸と企業が取り扱うサービスをうまくリンクさせて、分かりやすく回答しています。
嘘をつかずに正直な理由を伝える
<回答例>
「今振り返ると、十分な自己分析や企業研究をおこなわず、深く考えないまま転職を繰り返していたのではないかと反省しております。
今後は、自分の将来像を明確にし、目的意識を持った転職活動をしていくと固く決意しております。」
最後に、特に理由もなく転職を繰り返してきたなら、無理に取り繕うとせずに、ありのままの理由を伝えましょう。
上記の回答例では、これまでの自分を反省するのと同時に、今後の目指す方向性を話しています。
転職回数が多い理由に困ったら転職エージェントに相談しよう!
転職回数が多い理由は、今後の自分の成長につながる前向きな内容にまとめることが大切です。
回答例を参考にして、企業の心をひきつけられるような理由をあなたの言葉で伝えてくださいね。
もし、転職回数が多い理由に悩んでいる方の中に、宿泊業界のお仕事に興味のある方がいたら、当社サービス「おもてなしHR」にご相談ください!