接客時のお客様対応で注意したい言葉遣い|間違えやすい・避けるべき表現をチェック

お客様にお茶を注ぐ旅館の仲居

接客やサービスの仕事をしている人なら、自分の言葉遣いに注意を払っていることでしょう。しかし、「正しい・丁寧」と思っていても、実は間違えた言葉遣いをしているかもしれません。

基本の接客7大用語や、お客様対応で間違えやすい言葉、避けたほうが良い表現を把握して、自分の言葉遣いを振り返りましょう。

接客業で正しい言葉遣いが求められる理由

お客様と直接対話する接客の現場において、言葉遣いはその施設の印象を左右する顔とも言えます。

自分では丁寧に話しているつもりでも、間違った敬語や不適切な表現を使い続けていると、お客様に違和感や不快感を与えてしまいかねません。

接客における言葉遣いは、単なるマナー以上の重要な役割を担っています。

施設の品格と信頼を守る

従業員一人ひとりの言葉選びは、そのお店や施設のブランドイメージに直結します。

正しい敬語が使えない従業員がいるだけで、「教育が行き届いていない」「サービスの質が低い」というネガティブな印象を持たれてしまいます。

クレームの悪化を防ぐ

特に注意が必要なのが、謝罪やトラブル対応の場面です。

言葉遣いを一つ間違えるだけで、お客様の怒りを増幅させてしまう火に油を注ぐ状態になりかねません。

正しい言葉遣いは、お客様の気持ちを鎮め、冷静な話し合いへと導くための守りの盾にもなります。

「隠れた失礼」によるリスクを回避する

「~のほう」「~になります」といったバイト敬語や、二重敬語などは、無意識のうちに使ってしまいがちです。

しかし、マナーに厳しいお客様にとっては、これらは非常に耳障りで失礼な表現に映ります。

知らず知らずのうちに評価を下げてしまうリスクを回避しなければなりません。

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まずは基本!接客7大用語

ホテルでチェックインの案内をする女性コンシェルジュtaka / stock.adobe.com

接客業やサービス業の現場において、基本中の基本となるのが接客7大用語です。

これらはあらゆるシーンで活用される必須フレーズであり、日々の業務を円滑に進めるための土台となります。

  • いらっしゃいませ:お客様を心から歓迎する歓迎の気持ち
  • かしこまりました:ご要望を承ったことを示す承諾の気持ち
  • 少々お待ちください:時間をいただく際のお願いという配慮の気持ち
  • お待たせいたしました:時間を割いていただいたことへの労いの気持ち
  • ありがとうございます:ご来店やご利用に対する感謝の気持ち
  • 申し訳ございません:不手際やご不便に対する深い謝罪の気持ち
  • 恐れ入ります:お手数をおかけする際や、お褒めいただいた時の謙虚な気持ち

接客7大用語は、単に丸暗記して発すれば良いというものではありません。大切なのは、TPOに合わせて使い分けることと、その言葉の裏にある意味を正しく理解することです。

たとえば、謝罪の際に「すみません」ではなく「申し訳ございません」を使うのは、より真摯で深い反省の意を込めるためです。

一つひとつのフレーズを、意味を噛み締めながら丁寧に伝えることで、自然とお客様に向き合う正しい心構えが整います。

これらの基本用語を使いこなすことは、単なるマナーの遵守にとどまらず、お客様への対応の質を底上げし、プロとしての信頼を築く第一歩となります。

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お客様対応で注意したい言葉遣い

お客様対応をする男性スタッフburitora / stock.adobe.com

丁寧な対応を心がけるあまり、かえって不自然な敬語や間違った表現を使ってしまうことは少なくありません。

特にお客様対応では、言葉の成り立ちを正しく理解し、適切な敬語を使い分けることが求められます。

尊敬語と謙譲語の混同

相手を敬う「尊敬語」と、自分を低める「謙譲語」が逆になってしまうと、お客様に対して非常に失礼な印象を与えてしまいます。

二重敬語のミス
× お越しでいらっしゃいます
お越しになりました

尊敬語が重なった過剰な表現です。「いらっしゃいました」や「お越しになりました」とシンプルに表現するのが正解です。

自分を立ててしまうミス
× 店内でいただかれますか?
店内で召し上がりますか?

「いただく」は謙譲語のため、相手に使うと失礼になります。お客様の動作には尊敬語の「召し上がる」を使いましょう。

相手に謙譲語を使ってしまうミス
× 拝見してください
ご覧ください

「拝見」は自分が慎んで見る時の言葉です。お客様に見てもらう際は「ご覧ください」が正しい表現です。

「ファミ・コン言葉」に代表される不自然な日本語

ファミリーレストランやコンビニなどで広まった、丁寧なようで実は間違っている表現にも注意が必要です。

「~になります」の多用
× こちらコーヒーになります
こちらコーヒーでございます

「なります」は変化を意味する言葉なので、完成品の提供には不向きです。「~でございます」と言い切るのが正解です。

不適切な過去形
× ご注文は以上でよろしかったでしょうか
ご注文は以上でよろしいでしょうか

今まさに確認している事項を過去形にするのは不自然です。「よろしいでしょうか」と現在形で確認しましょう。

「名前を頂戴する」ミス
× お名前を頂戴できますか
お名前を伺ってもよろしいでしょうか

「頂戴する(もらう)」の対象は「物」です。名前は物ではないため、「伺う」や「教えていただく」がスマートです。

知らずに使うと危ない!実は失礼な表現

慣用句や日常語をうろ覚えのまま使うと、意図せず相手を軽んじたり、自分を傲慢に見せたりするリスクがあります。

「もしもし」はNG
× もしもし
お電話ありがとうございます

「申す申す」の略語で「これから話すから聞け」というニュアンスを含みます。第一声は「お電話ありがとうございます」が鉄則です。

「お力添え」の誤用
× 私がお力添えできれば
私がお役に立てれば

「お力添え」は相手から助けてもらう時の言葉です。自分が手伝う場合は「お役に立てれば」や「尽力します」が適切です。

「役不足」の勘違い
× 私では役不足なので
私では力不足なので

「役不足」は「仕事が簡単すぎて私には不釣り合いだ」という意味になります。能力が足りない時は「力不足」を使いましょう。

相手を尊重する柔らかな表現技術

正しい敬語であっても、言い切りや直接的な表現は、お客様に命令や拒絶の印象を与えてしまうことがあります。

「〜してください」から「依頼」の形へ
× お待ちください
お待ちいただけますか

「〜してください」は丁寧語でも命令のニュアンスを含みます。「〜いただけますか?」とお伺いを立てる形に変えるだけで、印象はぐっと柔らかくなります。

「クッション言葉」を添える
× (いきなり本題に入る)
恐れ入りますが…

「恐れ入りますが」「お手数をおかけしますが」といった言葉を添えることで、本題に入る前の角を丸くし、相手への配慮を示せます。

否定ではなく「代替案」を提示
× 在庫はございません
お取り寄せも承れます

「できません」という直接的な否定(No)は避けましょう。「〜であれば可能です」と前向きな代替案を出すのがおもてなしの極意です。

正しい言葉遣いで自分自身と勤務先の価値を高めよう!

スタッフの言葉遣いがきちんとしていれば、お客様は気持ち良く利用できます。自分自身と勤務先の価値を高めるためにもしっかり意識してくださいね。

さらにフォーマルな言葉遣いをマスターしたい人はホテルで働くこともおすすめ。宿泊業界の仕事を探す際には、おもてなしHRにご相談ください。

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