調理師の転職活動で志望動機はどう伝える?ポイントや例文を見てみよう

調理師は活躍の幅が広く、さまざまなスキルが身につく一方で、離職率が高い職業。転職を検討している人も少なくないはずです。調理師が同業他社や異業種への転職を目指す場合、志望動機はどのように伝えるのが効果的なのでしょうか。押さえておきたいポイントや、例文を見ていきましょう。転職活動に役立つ記事も紹介します。

目次

    調理師の転職では志望動機をどう伝える?

    まな板

    karandaev – stock.adobe.com

     

    今現在、調理師の仕事に就いており、同業他社に転職したい、もしくは全く違う業界に転職したいと考えている人も居るでしょう。

     

    転職などの採用面接において、特に重視されるのは志望動機の内容です。調理師の転職活動では、志望動機をどう伝えれば良いのでしょうか。

     

    この記事では、調理師のアピールすべきポイントや注意事項を解説します。例文も紹介するので、転職活動の参考に役立ててくださいね。

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    調理師の転職:志望動機のポイント5選

    この項目では調理師の転職活動における志望動機で伝えるべきこと、注意すべきことを説明します。ポイントを押さえて、面接官の心をつかみましょう!

    転職のきっかけはポジティブに伝える

    調理師は大きなやりがいのある職業ですが、ハードな割に賃金が低く、離職率は高い状況が続いています。ネガティブな理由で転職を考える人は、少なくないでしょう。

     

    しかし、転職活動の場でネガティブな転職理由をそのまま伝えるのは考えもの。「他責的な人物」「同じような不満を感じてすぐに辞めるのでは?」と、捉えられてしまいます。

     

    ネガティブな理由での転職でも、ポジティブに言い換える工夫をしましょう。

     

    なお、転職理由の伝え方については以下の記事で詳しく解説しています。併せてご参照ください。

    応募先とした選んだ理由を明確に

    世の中には、星の数ほど飲食店が存在しています。志望動機に説得力を持たせるためには、その中で応募先を選んだ理由を明確にすることが重要。

     

    自分が客として訪れた際のエピソードや、共感した経営理念など「ここでなければだめ」な理由を伝えましょう。

     

    また、調理師から他業界へ転職する場合は、その業界を選んだ理由も添えてくださいね。

    求められるスキルを理解する

    一見、筋の通った志望動機のように思える内容でも、求められているスキルとマッチしていなければ、面接官の心は動きません。

     

    例えば、シェフやスーシェフといった責任のある立場の求人に応募するのであれば、マネジメント業務についての考えを述べるなど「役割を理解している」ということを示すべきでしょう。

     

    また、調理師などの技術職では「修業したい・学びたい」という気持ちをアピールしたくなりますが、これらを前面に押し出さないように注意してください。職場は調理学校ではないため、学ぶよりも貢献することが求められているのです。

    自己PRと混同しないように注意

    調理師に限らず、採用面接でやりがちな失敗は「志望動機と自己PR」の混同です。

     

    自分の能力を示すことは重要ですが、志望動機を伝えるべき場面でスキルや経験のアピールばかりしていては、熱意が伝わらなくなってしまいます。

     

    志望動機と自己PRは別物です。しっかりと切り離して考えましょう。

    結論から先に伝える

    言いたいことや熱意があふれるあまり、回りくどい話し方になるのは損です。「結局、何が志望動機なの?」と思われては、採用を勝ち取ることは難しいでしょう。

     

    分かりやすく志望動機を伝えるためには、結論を先に述べることがおすすめ。「私が御社を志望した動機は○○であるからです。それは……」という構成を意識すれば、スマートにまとまるはず。

     

    なお、調理師の面接については以下の記事で詳しく解説しています。併せてご参照ください。

    ホテル&旅館業界の就職・転職についての記事

    調理師の転職:志望動機の例文を見てみよう

    上記のポイントをふまえて、調理師の転職に適した志望動機の例文を見てみましょう。2つのパターンを紹介します。

    【例文1】同業他社へのキャリアアップ転職

    「私が御社の総料理長に応募した理由は、素材への強いこだわりに共感したためです。現在、私がスーシェフを務めているレストランも素材へのこだわりを重視しており、契約農家の方や地元の食材卸の方と連携を取りながら日々の業務にあたっています。

     

    加工する前の素材を吟味し、もっとも美味しい状態で提供することに手応えを感じており、キャリアアップの希望を上司に相談したところ『経験は十分だがポストに空きがない』と説明されました。

     

    そうした折に、御社の求人情報を見つけました。何度かディナータイムに訪れたことがあるのですが、味付けの奥に素材本来の旨味が感じられ、感銘を受けたことをよく覚えております。特に、コース料理で供されたサーモンのクレープ包みが忘れられません。

     

    10年前にコックとして入社し、3年間スーシェフという立場で調理業務やマネジメント業務を担ってきた経験をいかし、御社の総料理長として貢献したいと考えております。」

    【例文2】他業種への転職

    「私が貴館のフロントスタッフを志望した理由は、貴館が『洋菓子が美味しい』と評判のホテルであるからです。私はこれまで、○○洋菓子店のパティシエとして5年間働いてきました。

     

    自分が作ったお菓子で誰かに楽しいひと時を提供することには大きなやりがいがあるのですが、時々担当するレジ業務を通して、接客に面白さを感じたため、お客様が長い時間を過ごすホテルの仕事に興味が湧きました。

     

    貴館は洋菓子の品質が特に評判で、遠方からお菓子を目当てに訪れるお客様が多いと聞いております。パティシエの仕事で培った知識や、お菓子を楽しむ心をいかしてお客様に心地よい滞在を提供したく、応募いたしました。」

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    調理師の仕事を経験していれば、確かなスキルが身についているはず。同業他社への転職でも、異業種への転職でも志望動機をしっかり伝えることで新しい道が開けるでしょう。

     

    志望動機の伝え方や転職先の選び方で迷った際には、おもてなしHRが力になります。

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