仕事に不満があるのになぜか転職をしない人も
程度の差はありますが、仕事に不満を抱えている方は数多く存在しています。中には不満があまりにも大きくなりすぎ、休日にまで仕事のことに悩んでしまう人もいるのだとか。
「そこまで気を病むようなら転職をしてみては?」という声もありますが、実際に転職に踏み切る人の割合は、悩みを抱えている人数に対しそこまで多くありません。
苦しい思いをしていることは間違いないのに、なぜ転職をしない人がいるのでしょうか。そして、転職をしないことにはどのような理由があるのでしょうか。
次の項目でご紹介していきます。
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転職をしない理由
「仕事は辛いが転職はしない」と考えている人もいるのだそう。転職をしない理由が一体どのようなものなのか、いくつか例をご紹介していきましょう。
転職先が見つかるか不安
勢いのまま仕事を辞めたところで、次の職場が決まる保証はありません。
現職に勤めながら転職活動をするのが理想ですが、仕事が忙しく時間が取れない方は、業務と転職を両立させるのがなかなか難しいのではないでしょうか。
その場合、退職してから就職活動を始めなければなりませんが、収入が途絶えた状態で先の見えない挑戦をするのは精神的にかなりのダメージを受けるもの。
結果、仕事の不満よりも転職への不安が大きくなり、転職に踏み切れなくなってしまうようです。
貯金がない
転職活動をするには、少なからずお金がかかります。現在の居住地から離れた場所への転職を目指しているなら、その金額は相当なものになってしまいます。
また、退職後に転職活動を始める場合、収入が無い状態で生活をしなければなりません。そのために必要な蓄えがないと、転職をするのは難しいと感じられるのではないでしょうか。
上司に言い出せない
退職の意思を上司に伝えることに大きなプレッシャーを感じ、どうしても言い出せないという声も。
退職を告げるストレスを考えると、多少不満はあるもののこれまで通り働いたほうがまだマシだという結論に達してしまうそうですよ。
家族から反対されている
一緒に暮らす家族に転職の意思を伝えたところ、反対されてしまったというケースは少なくありません。
収入の大幅な減少や、勤務地及び労働時間の変化などは、反対されてしまう要素としてよく挙げられます。
生活基盤が揺らぐかもしれないという懸念から、転職を反対されてしまうのではないでしょうか。
すでに何度も転職を重ねている
年齢に対し転職回数が多く、「これ以上転職をすれば経歴に傷がついてしまうのでは」と不安に感じてしまう人も。
面接の際に理由を聞かれることを思い浮かべると、もう少し現職で頑張るべきかもしれないという結論に至るようです。
職場の人間関係は良い
労働環境が悪くても人間関係は良いというケースで、転職をためらってしまうという方もいました。
居心地が良いことに加え、自分が辞めたら職場の人の業務量が多くなってしまうのではという心配から、転職をする決断ができなくなってしまうようです。
そもそも転職という発想がなかった
新卒で入社し、そのまま長い期間同じ職場に勤めていると、転職という発想に至らないケースが度々あるのだそう。
さまざまなストレスに追いつめられて初めて、転職という新たな道が見えることもあるようです。
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転職をした方がいいケース
ここで、転職をした方がいいケースについてご紹介いたします。
転職をしたいと思ったら、まずは自身が転職をした方がいいケースに当てはまるか否かを見極めましょう。
経営が不安定
会社の経営が不安定で、今後回復する見込みがないという場合には、速やかに転職活動を始めることをおすすめします。
最悪の場合、給料や退職金をカットされたり、法外な労働時間を課せられたりという事態に陥ってしまうこともあります。
少しでも良い条件で現職を離れるためにも、なるべく早く行動しましょう。
スキルが身につかない
業務が苦痛な上にスキルも身につかない職場では、心身へのダメージが積み重なるばかりで得るものがあまりありません。
成長の幅が限定的だという確信があるのならば、転職に向け動き出してもいいかもしれませんね。
給料があまりにも安い
労働時間や業務内容に見合わない給料しかもらえず、今後収入がアップする見込みも無い場合は、転職活動をしてみてはいかがでしょうか。
安い給料で働き続けていれば、慎ましく暮らしていても貯金すらままならなくなってしまいます。
将来お金に困ってしまわないためにも、もっと高い収入を得るために転職をした、という意見もありますよ。
長時間労働が常態化し健康面に不安がある
一日の労働時間が8時間を優に超え、休日出勤も当たり前、代休は取れないという職場ではいずれ必ず体を壊します。
もし病気をしてしまった場合、症状によっては回復までかなりの時間が掛かってしまうことも。
労働が困難になってからでは遅いので、自分自身の身を守るためにも、長時間労働が常態化している職場からは速やかに離れてみてください。
強烈なストレスを感じている
上司からの圧力や人間関係の不和、過剰な業務を課せられる、逆にまったく仕事を与えられないなど、胃の痛くなるような労働環境に強烈なストレスを感じている人も。
このような職場に身を置いていると、遅かれ早かれ精神的に参ってしまいます。心の傷は目に見えないこともあり、回復に時間が掛かってしまうケースが非常に多いです。
社会復帰が困難になるほど精神を病んでしまう前に、限界だと感じたら転職を検討してみてはいかがでしょうか。
転職したい理由とじっくり向き合って結論を出そう
「転職をしたい」という気持ちのまま、すぐに行動を起こすのは得策ではありません。見切り発車で転職を決行した結果、前の職場の方が良かったと後悔しても後の祭りです。
本当に転職をした方がいいのか、踏みとどまった方がいいのかをじっくりと吟味してから決断を下しましょう。
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