WEB面接・オンライン面接をしたことがありますか?
WEB面接・オンライン面接は、移動にかかる時間・交通費・宿泊費が削減できるほか、面接日程の調整がしやすいこともあり、求職者と企業双方に大きなメリットがありますが、一度も面接を受けたことがない方にとってはわからないことだらけなのではないでしょうか。
WEB面接・オンライン面接をやり方を、事前準備・面接直前・面接ごとにわけ、流れをご説明するとともに、WEB面接・オンライン面接を受ける際の注意点をご紹介します。
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WEB面接・オンライン面接のやり方:事前準備編
WEB面接・オンライン面接を行う場合、どのような物を事前に準備しておく必要があるのでしょうか。6つの事前準備項目をご紹介します。
面接の流れを確認
まずは、面接の流れを企業に確認します。WEB面接・オンライン面接を案内されたという求職者は、企業へのエントリー・応募をWEBから行ったという方が大半でしょう。
WEBからの応募の場合、ホームページからの直接応募時に入力したメールアドレス宛、もしくは利用した就職・転職サイトのメッセージに、応募完了メールが届いたはずです。
応募完了メールと同様に、書類選考の結果をメール・メッセージで受け、WEB面接やオンライン面接の案内が企業から届くという流れが一般的ですが、企業からの連絡にしっかり目を通されたでしょうか。
面接日時が確定した場合は、面接時に「用いる面接ツール」と「アクセス先(URL)」の案内が企業から送られているはずですので、面接当日までにしっかりと確認しておいてくださいね。
上記の情報が無いと面接は不可能ですので、詳細の案内が企業から無かった場合は、必ず企業に問い合わせるようにしましょう。
端末の用意
WEBからのエントリー・応募を行ったという求職者であれば、パソコンやスマートフォンなど、WEB面接・オンライン面接を行うことができる端末を持っているはずです。
ここで生まれる疑問は、「どの端末でも面接を受けられるのか」ということなのではないでしょうか。
回答は、どの端末でも問題ありません。とある企業の調査によれば、WEB面接・オンライン面接で求職者が利用した端末はスマートフォンが6割程度、パソコンが4割弱、その他がタブレットという結果が出されており、どの端末を用いても選考には影響しないと考えられています。
端末を持っていないという求職者がいるのであれば、企業に相談するのが良いでしょう。
端末内のセッティング
WEB面接・オンライン面接のツールによっては、アプリケーションのダウンロードが必要である場合があります。
企業からどの面接ツールを使うかという案内はされているはずですので、面接前までに必ず必要なアプリケーションはダウンロードをするようにしてください。
面接の実施場所を決める
面接官は、応募者の顔と同時に背景までも見ているものです。映っている背景に目が行く、という方が正しい表現かも知れません。
ですので、自宅から面接を受ける予定の求職者は、できる限り面接官の注意力が散漫にならないような背景ポジションで面接を受けるようにしましょう。
まっさらな背景を用意できないという場合は、映り込んでも面接の選考結果に悪影響を与えないような、綺麗に整理整頓されている部屋などで、面接を実施するようにしてください。
背景のほかに、周囲の環境音が少ない場所で面接を実施することも大切です。自宅が難しい場合、ホテルの客室やラウンジ、学生であれば大学の自習室からアクセスをしてもよいでしょう。
面接ができる端末が無いという求職者はほとんどいないはずですが、個室の漫画喫茶から面接を受ける方もいるようです。面接官が面接に集中でき、かつ自身の本領が発揮できる場所を事前に見つけておきましょう。
面接時の服装選び
WEB面接・オンライン面接でも、指定が無い限り服装はスーツが基本です。
上半身しか映らないため、シャツやブラウスにジャケットを羽織れば、下半身は普段着でも問題ないと考える求職者も少なからずいると思いますが、いつどのタイミングで下半身が映り込むかはわかりません。
面接当日は、通常の面接同様の服装で挑むようにし、当日までに服装を決めておくようにしてくださいね。
通信環境(映像・音声)のチェック
オンラインでの面接ができる通信速度、カメラ、マイクは必ず準備しておかなければなりませんので、事前に準備をするようにしましょう。また、スマートフォンで面接を受ける予定の求職者であれば、スマートフォンの固定器具もあわせて準備するようにしましょう。
映像に気を遣う求職者であれば、上記に加えて照明を準備するという方もいます。画面を通した時、実際よりも暗く映ってしまうことも多いため、必要に応じ用意するようにしてください。
自宅外で面接を予定している求職者であれば、周囲の環境音がどの程度になるのかを事前にチェックしておくのもよいでしょう。
映像・音声ともに、面接官がストレスとならないような環境で面接を実施するようにしてくださいね。カメラの映り方や音声が不安な求職者は、予定している服装・環境を用意し、面接実施予定の場所から友人・親族などと面接を練習するのがよいかもしれません。
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WEB面接・オンライン面接のやり方:面接直前編
事前準備が整い、面接当日を迎えた求職者は、面接直前どのようなことに気を付ければよいのでしょうか。直前に準備しておきたいことを4つご紹介します。
端末の位置を固定する
端末・WEBカメラの位置で、求職者の印象が大きく変わります。面接直前には、使用する端末の位置を固定し、映り方の確認を行いましょう。
パソコンの場合はできる限り、WEBカメラの位置を目線の高さに合わせることをおすすめします。デスクにパソコンを置くのであれば、必要に応じパソコンを底上げするのも手ですよ。
また、スマートフォン・タブレットの場合も同様です。テーブルに自立させたスマートフォンやタブレットの位置があまりにも低い場合は、あなたの顔が下から映し出されてしまい、面接官からは高圧的な印象を与えてしまいますので注意しましょう。
逆に、極端に上目遣いとなる角度で固定するのもNGということを覚えておいてくださいね。
面接のイメージトレーニング
WEB面接・オンライン面接がはじめてという求職者であれば、「接続ができるか」、「面接官からの見え方に問題はないか」など、面接以外のことで頭がいっぱいになってしまうことでしょう。
普段から、念には念を、と考えている求職者であれば事前準備もばっちりだと思いますが、そうでない求職者にとって、WEB面接・オンライン面接は余計な心配が増えてしまうものです。
しかし、最も重要なのは「面接であなたの魅力を企業に伝えること」です。面接直前には、しっかりと面接トレーニングを繰り返すようにしてくださいね。
身だしなみの確認
面接直前には、WEBカメラを通し、自身の身だしなみに乱れが無いかを確認するようにしましょう。
対面の面接でもそうですが、面接官からすると応募者の髪型や服装のシワ・着こなしは気になるものです。スーツの襟が曲がっていないか、髪に変わった癖がついていないか、など面接直前の確認を怠らないようにしてくださいね。
メモの準備
パソコンを使用して面接を受ける方であれば、特に注意が必要なのがメモです。スマートフォンであればメモ用紙などを手元付近に置く求職者が多いはずですが、パソコンに慣れている求職者ほど、メモを直接パソコン内に残してしまうことでしょう。
キーボードを叩く音をマイクが拾う場合、面接官が不快になる可能性は高いです。視線を明らかに下に向けて、キーボードを叩いてしまうという方も多いはずですので、たとえパソコンで面接を行うとしても、手書きができるメモを用意しておくことをおすすめします。
WEB面接・オンライン面接のやり方:面接編
WEB面接・オンライン面接では、面接中受け答えとは別に注意をしておかなければならないことがあります。面接時に気を付けていただきたい6つのポイントを解説します。
いつ面接が始まっても良いように待機をする
面接の開始方法は大きく分けて2つあります。1つは、企業からの着信を受け開始されるという方法、もう1つは企業の設定したオンライン上の面接ルームへアクセスする方法です。
企業からの案内にも開始のタイミングの記載はあるはずですが、WEB面接・オンライン面接でも対面の面接同様、5~10分前までには接続の確認を終え、面接官にいつ見られてもいいようにスタンバイをしておくようにしましょう。
面接開始前にメッセージなどで連絡をする
前項でご紹介した「企業から着信を受け面接が開始される」という場合でも、時間まで何もせずに待っているというのはNGです。理由は、応募者が画面の前にいるかどうかを、面接官が把握できないためです。
どの面接ツールにも、チャット機能やメッセージ機能が設けられているはずですので、着信を受け面接が開始されるというパターンである場合、念のため、5分前に面接官へ向けて準備が整っている旨のメッセージを残しておくのがよいでしょう。
イヤホンマイクを使用する場合は一声をかける
日常的にイヤホンマイクを使っている方であれば、WEB面接・オンライン面接で「イヤホンマイクを使ってもよいものなのか?」と疑問に思われることもあるでしょう。
結論、イヤホンマイクの使用は可能です。面接をよりよい環境で行うことができる方が、応募者・面接官の双方のメリットになるからです。
ただし、面接開始前からつけていることに抵抗があるという面接官がいないとも言い切れません。両者の挨拶時はイヤホンマイクは外しておき、お互いの名乗りを終え面接が開始されるというタイミングでイヤホンマイクの着用の許可をもらうと、面接官から好印象を抱かれるはずです。
ゆっくり・ハキハキと話す
対面の面接以上に、ゆっくり・ハキハキと話すことがWEB面接・オンライン面接では重要となってきます。
人間は緊張をすればするほど、早口になってしまいます。あまりに早口では面接官の耳に内容が届かないということもありますので、対面の面接同様、ゆっくり・ハキハキと話すことを意識してWEB面接・オンライン面接に臨みましょう。
加えて、WEB面接・オンライン面接では、面接官に映像が届くまでに幾分かのタイムラグがあります。求職者の送信速度・面接官の受信速度が遅い場合は、音声が途切れてしまうということもありますので、対面の面接以上にゆっくり・ハキハキと話すことを心がけてください。
視線はカメラに向ける
はじめてWEB面接・オンライン面接を受けるという求職者が陥りがちなのが、画面を見つめてしまうばかりに、視線が面接官と合わないということです。
パソコンを使用する場合は視線が下向きに、スマートフォンやタブレットを使用する場合は視線が左右どちらかにズレてしまう可能性があります。
求職者の視線がカメラを外れると、面接官から「メモでも読んでいるのかな」、「目線を外しているのかな」と思われてしまうこともあるはずです。思わぬ所で印象を悪くしないように、視線をカメラと合わせるよう意識して面接を実施するようにしましょう。
終了後は面接官の切断を待つ
一通り面接が終わると、求職者はほっとすることでしょう。早く通信を切りたいと思ってしまうところですが、通信を切るまでが面接です。
ですので、面接終了後は面接官が通信を切るのを3~5秒ほど待ち、もし切られないようだったら求職者から「ありがとうございました、それではこちらから切断させていただきます」と一声をかけ、通信を切り、面接を終えるようにしましょう。
WEB面接・オンライン面接のやり方:注意点
WEB面接・オンライン面接の具体的な流れをご紹介しましたが、面接全てを通しておさえておきたい注意点があります。3つの注意点をおさえたうえで、面接に臨んでくださいね。
事前準備不足で評価が下がる
WEB面接・オンライン面接では、事前準備が選考通過を左右するといっても過言ではありません。
求職者は特に背景、身だしなみ、通信環境を整えておかなければ、面接官から「準備不足な応募者」という印象を抱かれてしまいます。対面面接では良い印象を与えることができるような求職者でも、少しの準備不足から不幸な結果を招いてしまうこともなきにしもあらずです。
あなたの可能性がそんなことで狭まってはもったいないですよね。
WEB面接・オンライン面接がはじめてという方や、ビデオ通話を普段あまり行わない使わないという方であれば、対面面接同様の面接ができるように徹底した事前準備を行ってください。
慣れているという方であっても、過度に自信を持つのはNGです。面接の場であるということを意識して、緊張感を持ち面接に臨むようにしてくださいね。
「面接」であることを忘れない
WEB面接・オンライン面接では、日常的に使用するデバイスを用いて面接を実施する方が大半でしょう。また自宅から面接を行うという方も多いはずです。
言葉通りホームで面接が実施できるということから、どこか集中力が続かなかったり、過度にリラックスをしてしまう方もいるかも知れませんが、面接という気持ちを最初から最後まで持ち続け、面接を受けることが重要です。
SNSを起動しない、面接実施のタイミングでは通知をOFFにする、面接官へ向けてお辞儀をする、手遊びをしないなど、最低限のマナーをわきまえ面接に臨むことで、対面の面接と同じ意識で面接を受けることができますよ。
プロフィール画像を設定し直しておく
コロナ渦で、オンラインでの通話や飲み会を行う方も増えましたよね。プライベートでもオンライン通話を日常的に使っているという方であれば、気を付けていただきたいのがプロフィール画像です。
WEB面接・オンライン面接のツールによっては、プロフィール画像を設定しているという方も少なからずいらっしゃることでしょう。
プロフィール画像は本人の思想を表しているもので設定されている場合も多いため、面接終了後に「なぜあのまま面接を始めてしまったのか」と後悔する方もいるようですよ。
第三者視点で見た時、面接官によって低い評価を受ける可能性があると感じたプロフィール画像に関しては、設定をし直しておくのが無難です。
WEB面接・オンライン面接のやり方を押さえて選考を通過しよう!
WEB面接・オンライン面接は慣れてしまえばそこまで難しいものではありません。しかし、馴染みが無い求職者からするとハードルは高く感じてしまうものです。
大切なのは事前準備を怠らないことですので、本記事を参考に、面接当日までには「絶対大丈夫!」という自信を持って面接を受けることができる状態を整えておいてくださいね。
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