【Q&Aあり】履歴書「免許・資格欄」の書き方!資格の正式名称や書く順番は?

履歴書の免許・資格欄は、「絶対にこれは記入すべき!」という明確なルールがないため、何をどう記入すればアピールに繋がるのかと、記入に戸惑う方も少なくないはずです。履歴書の免許・資格欄の書き方の基本ルールを確認し、何をどう書くべきかを一緒に考えていきましょう。免許・資格欄にまつわる代表的なQ&Aも、あわせてご紹介しています。

履歴書「免許・資格欄」の正しい書き方をマスターしよう!

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履歴書の学歴・職歴欄を記入し終えた後に待っている、免許・資格欄。

学歴・職歴欄は何をどのように記入すれば良いのかある程度予測がつくものですが、免許・資格に関しては、「何をどう記入するのが正解かがわからない……」と、筆が止まってしまう方も多いのではないでしょうか。

免許・資格は、正しく記入することで採用担当者のアピールになるものです。しかし反対に、記入が原因で悪印象を与えてしまうこともありますので、記入前にはしっかりと戦略を練ることが重要です。

せっかく取得した免許や資格を無駄にしないためにも、正しい書き方をマスターし、印象アップを狙いましょう。書きたい免許・資格がない場合の、記入ルールもご紹介しています。

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履歴書「免許・資格欄」の書き方:4つの基本ルール

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まずは、履歴書「免許・資格欄」の書き方の基本ルールをご紹介します。4つのルールを上から順に辿っていけば、「免許・資格欄」にスムーズに記入することができるはずです。

1:記入順に決まりはない

複数の免許・資格を持っている方であれば、書く順番は迷ってしまうものですよね。

しかし、前提として押さえていただきたいのは「記入順に決まりはない」ということ。「取得年月順」という通説もありますが、免許・資格欄は付加価値的な要素も大きいことから、自身の戦略に合わせて記入順を変える方も少なくないようです。

取り入れる方が多い、3つのパターンをみていきましょう。

  • ・取得年月の時系列順
  • ・運転免許から書き出し、続けて資格を記入する
  • ・応募職種への関連性順

関連性順では取得年月があまりにもちぐはぐになり、見栄えが悪くなってしまうという方は、記入する免許・資格を精査してみるのがおすすめです。

どの記入順であっても、業務に関連しない免許・資格はさほど意味を成しませんので、まずはどの免許・資格を記入するかをピックアップするところから始めてみてください。

2:免許・資格は正式名称で記入する

2つ目のルールは、免許名や資格名は必ず正式名称で記入するというものです。取得者の多い免許・資格の正式名称をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

  • ・普通自動車免許→普通自動車第一種運転免許
  • ・英検®→実用英語技能検定
  • ・漢検→日本漢字能力検定
  • ・日商簿記→日本商工会議所簿記検定試験
  • ・危険物(乙4)→乙種第4類危険物取扱者
  • ・宅建→宅地建物取引士
  • ・FP→ファイナンシャル・プランニング技能士

上記以外で、履歴書に記入したい免許・資格があれば、検索エンジンで「〇〇(免許名や資格名の略称)+正式名称」と検索すれば正式名称がわかるはずです。必ず正式名称で記入しましょう。

3:免許・資格の右を1マス空け「取得」か「合格」を記入

免許名・資格名の正式名称の横には、階級やレベル(〇級や〇点など)を記入します。さらにその右横は、1マス空けて「取得」もしくは「合格」を記入するのが基本のルールです。

一般的に「取得」は免許に対して使われる言葉、「合格」は資格に対して使われる言葉ですので、間違えないよう注意してくださいね。

4:取得年の西暦・和暦を統一させる

取得年の表記は、学歴・職歴欄と合わせましょう。西暦・和暦はどちらを使用しても問題ありませんが、履歴書全体で表記が統一されているのがベストです。

職務経歴書とも表記を合わせれば、より統一感のある応募書類になります。ぜひ表記が同じ応募書類一式の作成を、目指してくださいね。

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履歴書「免許・資格欄」の書き方:Q&A

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履歴書「免許・資格欄」の基本ルールをご紹介しましたが、免許・資格の取得状況は人によってさまざまですので、正解はひとつではありません。免許・資格欄のよくあるQ&Aを6つまとめましたので、自分なりのベストな書き方を見つけるヒントにしてみてくださいね。

免許・資格が書ききれない……全て記入すべき?

結論から言えば、全ての免許・資格を記入する必要はありません。むしろ、記入は応募先の業務に関係する免許・資格、あるいは国家資格までに留めておくのが賢明でしょう。

というのも、採用担当者が免許・資格欄から判断するのは「どんなスキルがある応募者なのか」ということの他に、「どんな仕事を任せられるか」ということ。

あれこれと複数の免許・資格を記入しては、「何がアピールしたいのかがわからない」と、かえってマイナス評価に繋がることもありますので、書きすぎには注意してくださいね。

どの程度の級・レベルから評価してもらえる?

評価されやすいとされる級・レベルのラインは、ある程度決まりがあります。代表的な例をみてみましょう。

  • ・TOEIC® L&R TEST:スコア600点以上
  • ・TOEFL® TEST:スコア70点以上
  • ・漢検/英検®/日商簿記などの資格:2級以上

ただし、評価は応募者の年齢・資格の取得難易度・応募先のレベルによって異なります。同じ免許・資格であっても、「有能だ!」と判断される応募者がいる一方で、「わざわざ書く必要もないのに……」と判断されてしまう応募者がいるのも事実です。

もちろん、合格・取得までの「努力」をアピールしたいという方であれば、この限りではありません。見え方・魅せ方を考えながら、取捨選択して記入するようにしましょう。

※TOEIC is a registered trademark of ETS. This web page is not endorsed or approved by ETS.

※TOEFL is a registered trademark of ETS. This website is not endorsed or approved by ETS.

※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。

複数の級・レベルで合格している場合はどうする?

「高校卒業時に漢字検定2級に合格、大学卒業時に1級に合格した」というように、1つの資格を複数回受験し、級・レベルを段階的に取得したという方もいるはずです。

この場合は、上位の級・レベルだけを記入すればOK。1つの免許・資格の取得過程を見て評価する採用担当者はそういませんので、今あるスキルを知らせるために、上位級だけを記入するようにしましょう。

何も書くものがなければ「空白」でも良い?

記入してアピールに繋がるような免許・資格がない、という方であっても空白は避けるべきです。採用担当者に書き漏れと判断されないためにも、必ず「特になし」と記入しておきましょう。

名称が変わった免許・資格はどう書く?

取得時から名称が変わっている免許・資格は、「取得時の名称」を記入します。

ただし、運転免許は「最新の名称」を記入する必要があるので注意が必要。特に、2017年以前の普通免許取得者は、道路交通法の改正により免許証の表記が「普通」から「準中型」に変わった方もいるはずですので、間違えないよう注意してくださいね。

免許の正式名称・取得日がわからない……

自動車の運転免許の正式名称や取得日がわからない場合は、運転免許証を確認するのが一番です。取得日は免許証の左下部に、免許の種類は下部中央に略称で記入されています。

下記は、代表的な運転免許証の略称・正式名称の対応表です。

  • ・「大型」:大型自動車第一種運転免許
  • ・「中型」:中型自動車第一種運転免許
  • ・「普通」:普通自動車第一種運転免許
  • ・「大二」:大型自動車第二種運転免許

ただし、「普通車の第一種免許」と「大型車の第一種免許」などのように、同分類で複数免許を取得していれば、取得日が上書きされ、運転免許証から取得日の特定ができなくなるということも。

この場合、免許・資格欄への記入は上位の免許情報だけで問題ありません。上位免許があれば下位の車も運転可能ということから、下位免許は記入不要と考えられているためです。

分けて記入したい方は、別途確認を取る必要がありますので、詳しくは警察署や運転免許更新センターのWEBサイトなどから確認してみてください。その他の自動車運転免許の正式名称や履歴書の書き方が知りたい方は、下記記事からチェックしてみてくださいね。

履歴書「免許・資格欄」は正しい書き方でアピールを!

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履歴書「免許・資格欄」の書き方は、人によって千差万別。「この方が良い」という書き方はあっても、「これが正解」と一概に言うことはできないものなのです。

ただし、最も重要なことは応募先の採用担当者に魅力的に思ってもらうこと、というのはどの求職者にも共通して言えること。

ぜひ自分自身や企業の状況、免許・資格の取得難易度を整理し、しっかりとアピールに繋がる免許・資格を吟味したうえで、記入に臨むようにしましょう。

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