自動車運転免許の正式名称をチェック!
自動車の運転免許は、口語で「運転免許」や「運転免許証」と呼ぶのが一般的ですよね。しかし、いざ正式名称を問われるとぱっと出てこないもの。自動車運転免許の正式名称を確認していきましょう。
自家用車の運転なら「第一種運転免許」
自動車運転免許の区分は、「第一種運転免許」「第二種運転免許」「仮運転免許」の大きく3つに分けられます。
「第一種」と呼ばれる運転免許は、日本の公道で自動車や原付などを運転するために必要な免許。つまり、マイカーを所有し、自分や家族のために運転するという方が所持しているのは「第一種」の運転免許です。
この第一種・第二種と、運転できる自動車の種類を組み合わせたものが正式名称となりますので、普通自動車は第一種免許は「普通自動車第一種運転免許」が正しい名称です。
タクシーなど旅客の運転は「第二種運転免許」
一方、「第二種」と呼ばれる運転免許は、旅客(乗客)を運送する旅客自動車を運転するために必要な免許です。
旅客自動車は、タクシー・バス・代行運転をはじめ、民間の救急車も含まれます。よって、第三者を乗せて運転することが仕事、という方が所持しているのは「第二種」の運転免許と言えるでしょう。
普通自動車の場合、正式名称は「普通自動車第二種運転免許」となります。
仮免の正式名称は「仮運転免許」
「第一種運転免許」「第二種運転免許」のいずれかの取得過程にあることを表しているのが、「仮運転免許」、通称仮免・仮免許です。
普通自動車の場合、仮免・仮免許の正式名称は「普通自動車仮免許」となりますが、履歴書などの重要書類に、仮免を資格として記入するのはふさわしくないとされているため、この表記を使う機会はそうないでしょう。
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自動車運転免許の種類がわからない!確認方法は?
自動車運転免許の大枠をご紹介しましたが、中には「普通自動車の免許じゃない、自分が持っているのはどの免許だったっけ……」と不安に思われた方もいるはず。そんな方は、まず運転免許証を確認しましょう。
運転免許証の下部には、四角の枠で「種類」が記入してあるはずです。その「種類」に対応した正式名称をご紹介します。ぜひ、運転免許証と照らし合わせてみてください。
<第一種の運転免許・正式名称>
- ・「大型」:大型自動車第一種運転免許
- ・「中型」:中型自動車第一種運転免許
- ・「準中型」:準中型自動車免許
- ・「普通」:普通自動車第一種運転免許
- ・「大特」:大型特殊自動車第一種免許
- ・「大自二」:大型自動二輪車免許
- ・「普自二」:普通自動二輪車免許
- ・「小特」:小型特殊自動車免許
- ・「原付」:原動機付自転車免許
- ・「け引」:牽引自動車第一種免許
<第二種の運転免許・正式名称>
- ・「大二」:大型自動車第二種運転免許
- ・「中二」:中型自動車第二種運転免許
- ・「普二」:普通自動車第二種運転免許
- ・「大特二」:大型特殊自動車第二種免許
- ・「け引二」:牽引自動車第二種免許
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自動車の運転免許は履歴書に書いた方がいい?
自動車の運転免許を履歴書・資格欄に記入すべきかということは、たびたび議論が巻き起こる話題ですが、採用担当者の意見は半々に分かれています。結論が出ないのは、応募者の職種や業務内容によって、記入すべき・記入不要という判断が異なるためでしょう。
日常的に運転が必要になる業界・業種に応募をするのであれば、記入は必須です。しかし、外出のないデスクワークであれば、とりわけ記入する必要はないとも考えられますよね。
つまり、記入する・しないは応募者本人が判断すべきと言えます。
記入に迷う場合、ひとつの判断基準として持っていただきたいのは、今後のキャリアで運転する可能性が生まれるか、あるいは運転をする業務を任されても良いのかどうかという点です。運転の余地があれば記入、なければ未記入でも問題はないでしょう。
記入時は、下記の早見表と照らし合わせながら取得年月の記入にあたりましょう。
<令和版>履歴書の学歴記入に役立つ年号西暦・和暦早見表!元号は「西暦・和暦」のどちらかに統一しよう!
自動車運転免許は「正式名称」で履歴書に記入!
自動車の運転免許は、たくさんの種類があります。ただ、最も多くの方が記入する機会があるのは、「普通自動車第一種運転免許」でしょう。
履歴書などの重要書類への記入は、正式名称で記入するのがマナーとされていますので、自動車の運転免許を履歴書・資格欄に記入する際にも、しっかりと正式名称で記入するようにしてくださいね。