離乳食があるホテル・旅館の取り組み事例と離乳食の提供で注意するべきポイントとは?

赤ちゃん連れのお客様が安心・便利に滞在できるよう、離乳食の提供を行っているホテルや旅館があります。赤ちゃんの月齢や好み、アレルギーの有無によって適切なメニューが変わってくる離乳食を提供するのは、容易なことではありません。実際に離乳食を提供している宿での取り組み事例や、離乳食を提供するにあたって注意するべきポイントをまとめました。ファミリー向けサービスで他社との差別化を考える参考にしてください。

赤ちゃん連れのお客様に優しい離乳食付きのホテル・旅館

離乳食

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宿泊業において、ファミリー層は重要なターゲットです。赤ちゃんや小さな子と一緒に快適な宿泊ができるよう、設備やアメニティに力を入れているホテル・旅館もあるでしょう。

中には、離乳食を提供し、多くの家族連れに喜ばれている宿もあります。離乳食を提供するホテル・旅館の取り組み事例や、提供の際に注意が必要なポイントを見ていきましょう。

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離乳食を提供しているホテル・旅館の取り組み事例

離乳食は素材や固さ、提供時の温度など、さまざまな調整が必要です。まして、お客様の大切なお子様に食べてもらう離乳食ともなれば、よりいっそうきめ細やかな調整が必要ですよね。

離乳食の提供を行うホテル・旅館では、どのように取り組んでいるのでしょうか。

板前さんの手作り離乳食

ある温泉旅館では、子育て経験のある板前さんが考案した特製離乳食を提供しています。丁寧に出汁を取った繊細な味付けの離乳食は、大人が味見をしても美味しいと評判で、ふだんは食の細い赤ちゃんも完食するのだそう。

赤ちゃんの成長に合わせたメニューであることはもちろん、事前の相談があれば好き嫌いやアレルギーにも対応しています。食事に特に注意が必要な赤ちゃんと一緒のお客様も、安心してのんびりと過ごせるのではないでしょうか。

リクエストに応じて提供

あるホテルに赤ちゃん連れで宿泊したお客様は朝食バイキングの会場で持ち込んだ離乳食を食べさせても良いか、ホテルの従業員に尋ねました。すると、ホテルで作りますと案内されて、おかゆや野菜スープなどの離乳食を出して貰えたそうです。

持ち込んだ離乳食を食べさせて良いかどうか確認をした結果、ホテルが離乳食を用意してくれたといのは期待以上のサービスですね。お客様は感激したのではないでしょうか。

また、予約時やチェックイン時などの事前の申し出があれば離乳食を作るなど、決まった離乳食の用意は無くても、リクエストがあれば臨機応変に対応している宿もあります。

市販の離乳食を提供

館内で作るのではなく、市販の離乳食を提供しているホテルや旅館もあります。

バイキング会場の一部に離乳食コーナーを設ける、売店で販売するといった提供方法です。市販品であっても、自宅から旅先まで離乳食を持っていくのは大変なことです。

また、持ってきた離乳食だけでは足りなくなることも考えられます。宿で離乳食を調達できるのはとても便利でしょう。

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ホテル・旅館で離乳食を提供する際の注意事項

食物アレルギー

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ホテル・旅館で離乳食を提供することによって、赤ちゃん連れのお客様に心からのくつろぎを感じて貰えるのではないでしょうか。しかし、注意や配慮が足りなければ、離乳食の提供が裏目に出てしまうこともあり得ます。

ホテル・旅館で離乳食を提供するにあたって、気を付けたいポイントを解説します。

アレルギーや誤飲に注意

離乳食を提供する際は、安全性には細心の注意が必要です。食物アレルギーや誤飲が起こらないよう、材料や具材の大きさ・固さをよくチェックしてください。

一歩間違えれば取り返しのつかない事態に陥るリスクがあることを常に念頭に置きましょう。日ごろから近隣の小児科と連携を取るなど、万が一の事態に備えることも重要です。

離乳食以外の赤ちゃんサービスも抜かりなく

離乳食を提供する宿に、赤ちゃん連れで来るお客様は赤ちゃん向けサービス全般に高い期待を抱いているはずです。お客様の期待値を下回ることのないように、客室の衛生・安全を徹底し、赤ちゃん用のアメニティや備品を充実させましょう。

ファミリー向け旅館のサービスについては、以下の記事をご参照ください。

ファミリー向け旅館の特徴とファミリー向けの旅館にするメリット・デメリットとは?

ほかのお客様への配慮も十分に!

ホテルや旅館には、静かに骨休めをする目的で訪れるお客様もいます。赤ちゃん連れに優しい=他のお客様に優しくないではNG。赤ちゃん連れのお客様を歓迎するからには、他のお客様になるべく迷惑が掛からないように配慮しましょう。

また、旅館の配慮が足りないと、赤ちゃん連れのお客様も肩身の狭い思いをしてしまうかもしれません。

赤ちゃん連れのお客様にも、そうではないお客様にも快適さを提供するためにはある程度の住み分けが必要です。部屋食の提供や、ファミリー専用の食事スペースを用意するなどの工夫をしてみてはいかがでしょうか。

参考までに、子供お断り旅館についての記事もご一読ください。

旅館が子供お断りにする理由とメリット・デメリットとは?

安心・便利な離乳食の提供で他社との差別化をはかろう

赤ちゃん連れで宿泊できるホテル・旅館は多数あります。

しかし、離乳食の持ち込みを認めている、自由に使える電子レンジや給湯器がある、おもちゃや絵本が充実しているといったサービスがほとんどで、離乳食の提供までしている所はそう多くはありません。

ファミリー向けの宿であれば、他社との差別化のために、離乳食の提供を考えてみてはいかがでしょうか。

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