管理栄養士の免許が届くまで
栄養についての知識や技術を持ち、健康な人だけでなく、病気を患っていることや、高齢であったりすることが理由で食事が取りにくい人に対して、栄養面のサポートをするのが、管理栄養士の仕事です。
管理栄養士は厚生労働省から免許を受ける国家資格。管理栄養士国家試験に合格し、免許が手元に届くことで、管理栄養士を名乗って働くことができます。
- ・管理栄養士養成施設で学び、管理栄養士国家試験に合格する
- ・栄養士養成施設で学んだ人が、卒業後に栄養士として働き、管理栄養士国家試験に合格する
管理栄養士になるには、いずれかに該当する必要があります。
管理栄養士国家試験に合格し、合格証が手元に届けば、管理栄養士の免許申請ができるようになります。
免許はすぐに発行されるものでありません。免許が発行されるまでは、申請から2~3カ月の期間を要します。
申請が遅れることで免許が届かず、管理栄養士の資格手当がもらえなかったり、管理栄養士としての業務ができなかったりするということもあり得ます。
国家試験合格後、すぐに管理栄養士として就職する予定の場合は、注意が必要です。
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管理栄養士の免許申請方法は?
管理栄養士の免許申請方法について紹介します。
免許申請は各都道府県で行う
管理栄養士の免許申請は、申請時に住民票がある都道府県で申請します。
申請方法や申請受付窓口は、各都道府県によって違う場合があります。申請前に住所地のホームページなどで確認することが必須です。
申請から免許が届くまで時間もかかります。就職と同時に引っ越しなどを予定している場合などは、免許申請のタイミングには注意が必要でしょう。
免許申請の郵送対応はしていない?
管理栄養士の免許申請方法は、基本的に「窓口受付」です。
しかし、新型コロナウィルスの感染症対策の一環として、免許申請と免許受け取りを郵送対応している都道府県も。
申請方法や受け取り方法については、各都道府県で対応が異なります。
中には、新型コロナウィルスが感染症法上の位置づけが引き下げられたことで、郵送対応を廃止する予定の都道府県もあります。
最新の情報を確認してから手続きを行うようにしてくださいね。
▼管理栄養士の就職先については下記の記事で詳しく紹介していますので、参考になさってくださいね。
ホテル&旅館業界の就職・転職についての記事
管理栄養士の免許申請に必要なものは?
管理栄養士の免許申請のためには、複数の書類が必要です。必要書類について紹介します。
管理栄養士国家試験合格証
管理栄養士国家試験に合格すると、合格証が届きます。合格発表から一週間以内に郵送で届きますので、大切に保管しておいてくださいね。
管理栄養士免許申請書
申請ために必要な免許申請書は、各都道府県の窓口で受け取るか、厚生労働省のホームページなどから申請書を印刷して用意します。
記入例も用意されているので、併せて確認しておくとスムーズです。
住民票の写し、戸籍謄本、戸籍抄本のいずれか
本籍が記載され、マイナンバーが記載されていないものを用意します。発行から6カ月以内のもので、コピーは不可。
合格証書と申請時の本籍地や、入籍などで氏名が異なる場合は、変更履歴が分かる戸籍謄本などを添付する必要があります。
収入印紙15000円分
申請手数料として、15000円分の収入印紙が必要です。収入印紙は、郵便局や法務局で購入できます。
収入印紙の購入の他、住民票の写しの発行にも手数料がかかります。郵送の場合は、返送用の切手も準備しなければなりません。
免許申請の費用として16000円程度準備しておくと安心でしょう。
栄養士免許の原本、またはコピー
申請書に記載した登録番号等を照合するために必要です。
窓口で申請する場合は原本を持参するだけ良いですが、郵送の場合はコピーしたものを同封する必要があります。
身分証明書
- ・運転免許証
- ・パスポート
- ・健康保険証
- ・住民基本台帳カード
- ・マイナンバーカード
身分証明書は、上記のいずれかを用意します。
郵送の場合はコピーを同封します。マイナンバーカードをコピーする場合は個人番号の記載がない面をコピーするよう、注意してください。
管理栄養士の免許申請は速やかに進めよう!
管理栄養士の免許申請には多くの書類が必要で、免許が届くまで時間もかかるものです。
管理栄養士国家試験合格証が届いたらすぐに手続きができるよう、合格が分かったら速やかに準備を始めるようにしましょう!